このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具や本・ドリルを紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。
大人向けの雑学本や教養本はたくさんありますが、小学生・中学生など子供向けに書かれた豆知識本は、意外に探すのが難しいもの。「小学生が最低限身につけるべき教養の本って?」「本嫌いの子供でも自分から読みたがるのは?」「人間関係やマナーなど、具体的に役立つ本は?」など、具体的なおすすめ本を紹介!小説・物語以外のジャンルを読んだことがない子供も、必見です。
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本
●小学校高学年向けのおすすめ本
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本
●子供向けの雑学本・生き方本 ←今ここ
●東野圭吾のおすすめランキング
- 小説・物語以外の本って、どんな種類があるの?
- 雑学本・豆知識本のメリットって?
- 歴史好きでも嫌いでも笑える、面白い雑学本「やばい日本史」「やばい世界史」
- おすすめ!祖父母から12歳の誕生日にプレゼントされた「こどもサピエンス史」
- 読書嫌いな子にはあまりおすすめできない「齋藤孝流とっておきの本の読み方」
- キャンプに持って行きたい!親子で楽しめる「すごすぎる天気の図鑑」
- ちょっとしたすきま時間にも脳トレ!待ち時間にも便利な「ナゾトキ学習」
- 王道!プレゼントにもおすすめ「小学生なら知っておきたい教養366」
- ゆるいイラストと格言が最高に楽しめる、大人にもおすすめの「失敗図鑑」
- 大ヒットするも中身はそこまで濃くない…道徳的な一冊「君たちはどう生きるか」
- 幅広いジャンルの本をぱぱっと読める「考える力を育てるお話 366」
- 大人が読んでも笑える!漫画を活かして語彙力アップ「名探偵コナン」
- 笑いのツボが的確な「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズ(漫画)
- 世界的ベストセラー!中学生でスマホデビューする前に読ませたい「スマホ脳」
- ユーモアたっぷりな生き物の雑学本「わけあって絶滅しました」
- さっぱりしたデザインと、すぐ読める豆知識「せつない動物図鑑」
- これは分かりやすい!AI、IoT、ChatGPTなどゆるっと解説「デジタルの未来図鑑」
- 高学年男子が大爆笑の「ジュニア空想科学読本」シリーズ
- 今、注目のテーマを子供のうちから知っておきたい「統計学はじめて図鑑」
- 歴史にハマった小学生男子には「戦国武将大事典」が最強!
- 理科好きな子供におすすめ!イラストがポップな「天才科学者149人列伝」
- コロナの今だからこそ重宝!小学6年生に読ませたい「中学校ってどんなとこ?」
- ベストセラー!動物のシュールなイラストで法律を学べる「こども六法」
- さすが池上彰クオリティ!親にもすっきり分かりやすい「はじめてのお金の教科書」
- 朝読書で脳トレ的な問題を解きたい子供におすすめ「5分で論理的思考力ドリル」
- 内容がぎっしり詰まってコスパ最高のお仕事本「なぜ僕らは働くのか」
小説・物語以外の本って、どんな種類があるの?
子供の読書でおすすめされるほとんどの本が、物語形式の「読み物」になっています。だから「物語の世界にイマイチ入っていけない」という子供は、読書が苦手になりがち。でも、物語以外にも、子供向けの本にはたくさん種類があります。
大ヒットした「ざんねんな生き物事典」や、昔から子供に人気の「ジュニア空想科学読本」、また「学校では教えてくれない」シリーズなど、小説以外のおすすめ本を、このブログ記事では紹介していきます。
まずは主観で、ざっくりと、小説以外の本の種類をまとめてみました。
イメージ | 本の種類 | 特徴 | 有名な本 |
---|---|---|---|
面白い系の雑学本 | 最近流行のジャンル。豆知識や雑学を、ギャグテイストで小学生でも面白く読める構成にしたもの。 | 「ざんねんな生き物事典」「やばい日本史」など | |
勉強的な教養本 | 王道的な教養本。真面目なトーンで、教科書のような知識を教えてくれる本。子供が読んでいると親が喜ぶジャンル。 | 「小学生なら知っておきたい教養366」、「統計学はじめて図鑑」 など | |
生き方本・ノウハウ本 | 子供の悩みや不安や疑問に答えてくれるような、ピンポイントのテーマの本。実用的で役に立つものが多い。 | 「なぜ僕らは働くのか」、「学校では教えてくれない」シリーズなど | |
クイズ・脳トレ本 | 脳トレができる頭の体操的なクイズ本。「東大王」とか「論理的思考」とかのタイトルがついて、知育・教育的な本っぽくなっている。 | 「ナゾトキ学習」シリーズ」、「5分で論理的思考力ドリル」 など | |
ノンフィクション | 実話がベースになっていて、社会問題とか書かれた本。読書感想文にも使えそうな真面目な内容が多い。 | 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」など |
物語や小説が苦手な子供でも、雑学や豆知識本を読みたがる子は多いよね!
でも、雑学や豆知識の本って、おすすめ図書でもあんまり見ないよね。子供が読むメリットってあるの?具体的に、我が家の子供3人が楽しんでいた本を紹介するね。
雑学本・豆知識本のメリットって?
読書で読解力をつけるなら、豆知識や雑学本よりも「物語」の方がいい、と言います。だったら雑学本ってどんなメリットがあるの?と気になるママも多いのでは。我が家が感じた、雑学本・一般常識の本のメリットを紹介します。
理科や社会の勉強にダイレクトに結びつく
教養本や雑学本のメリットは、まず、実生活や理科・社会の勉強で役立つシーンが多いところ。例えば雑学本で「窓に水滴がつくのはなんで?」という疑問の説明があれば、ダイレクトに理科の勉強に結びつきます。歴史人物の豆知識なら社会で役に立つし、友達との会話やマナーについて書かれた本なら、学校の人間関係で役立ちます。
また、それらを学校の自主学習としてまとめることができるのもポイント。我が家の長男や次男も、自主学習のネタに困ったときは、とりあえず教養本・知識本を開いて探しています。
すきま時間に読みやすいので、移動中や朝読書の時間にも
あと雑学本は、小説とは違って「最初から順番に読まなくてもいい」というのが特徴です。
自分が興味のある章やトピックスをぱっと開いて、すきま時間に読めるのもメリット。
我が家は車での移動中や(ちなみに写真で長男が読んでいるのは「中学校ってどんなとこ?」)、学校の朝読書に雑学本などを持って行き、10分~15分くらいの時間で読書を楽しんでいます。
最近の長男のお気に入りの本はこれ↓中学校生活の「予習」として、熱心に読んでいます(詳しいレビューは下の方で)。
イラストや図が多いので、読書が苦手な子供でも手に取りやすい
雑学本のメリットとして、文章が少なめで図やイラストメインのものが多いので、文字を追うのが苦手な子供でも読みやすいところ。
読書好きになる最初のきっかけとしては「毎日ちょっとでもいいから読書習慣をつける」ということなのですが、雑学本なら気軽にぱっと読めるので、子供が本を読む習慣をつけやすいです。
ちなみに「寿命図鑑」は私の妹が、長男の入学祝にプレゼントしてくれた一冊↓おしゃれな雰囲気なのに中身が面白く、絶妙な内容!
じゃあ具体的に、我が家の子供3人が楽しんでいた本を紹介するね。
歴史好きでも嫌いでも笑える、面白い雑学本「やばい日本史」「やばい世界史」
偉人の「やばい」内容はバラエティに富んでいて「葛飾北斎はごみ屋敷で、家が汚れたら引っ越し。生涯で93回引っ越した」「武田信玄はイケメン大好き」など、子供が思わず人に話したくなるような内容が多く、小学生が歴史に興味をもつきっかけとしては十分な一冊です。 我が家の小学6年生の長男と4年生の次男はもともと歴史が好きで知識もありますが、日本の歴史漫画と一緒に、この「やばい日本史」シリーズも楽しく読んでいます。
個人的には、中途半端におちゃらけた内容ではなく、大胆に振り切った感じが逆にいいです。章の間には「その時代のざっくり解説漫画」がついているのですが、一歩引いた目線が逆に分かりやすく「平安時代に『雅』が生まれた理由は、貴族がわりとひまだったから」とか、藤原道長が月を見ながら「あの満月みたいに俺の人生カンペキだわ~」と言ったり、大人も笑えて楽しいです。
一つの人物はだいたい4ページくらいでトリビアが紹介され終わるので、すきま時間にさくっと読めるのも便利。我が家ではいつもこの2冊は車の中に置いてあって、習い事の送迎の間に子供たちが読んでいます。
我が家が買った「やばい日本史」はこれ↓イラストも大きいので、読書が苦手な小学生でも読みやすい。
個人的には、「やばい世界史」のほうが面白かったです↓イラストの脱力した感じがすごい一冊。
おすすめ!祖父母から12歳の誕生日にプレゼントされた「こどもサピエンス史」
次におすすめするのは、長男が12歳の誕生日に、祖父母が知育玩具と一緒にプレゼントしてくれた本「こどもサピエンス史」。難しそうなタイトルとは裏腹に、子供たちが没頭して読んでいるので、親の私もチラ見したら、いい意味で期待を裏切られました。
とにかく分かりやすい、読みやすいです。農耕が始まったことで初めて「未来」という概念が生まれた、というような内容には、大人の私も「なるほどね~」と納得。ただ知識を説明しているだけでなくて、歴史全体の流れを軽い文体でロジカルに解説しています。ゆるい、とぼけた感じのイラストもバランスよく、ぐいぐい読んでしまう一冊。
内容は深い考察なども多くて面白く、個人的には「いまのぼくたちをつないでいるのもほとんどが『つくりごと』。それはたとえば『すべての人には同じ価値がある』という美しい物語(民主主義)だったりする』というくだりなど、興味深かったです。
もちろん小学生に分かる内容がほとんどで、文化のまじりあいや、科学が世界に広まったところなど説明も分かりやすいです(ただ低学年にはまだちょっと難しいかもしれません)。
小学校高学年から高校生までのプレゼントにもおすすめ。イラストはすべてカラーでくすっと笑えるゆるいキャラが多く、「いかにも勉強っぽい」本じゃないところもいいです。
刊行は2021年で新しい本↓ 祖父母から孫や、甥っ子・姪っ子へのプレゼントにもおすすめ!
祖父母から孫への誕生日プレゼント、他にもおすすめはこれ↓
読書嫌いな子にはあまりおすすめできない「齋藤孝流とっておきの本の読み方」
次におすすめするのは、小説ではなくハウツー本的な「読書ってこんなに楽しいの!?齋藤孝流とっておきの本の読み方」。齋藤孝が、小学生向けの日本と世界の名作10作品を解説するガイド本です。
『坊っちゃん』や『ロミオとジュリエット』、『星の王子さま』など誰もが知っている名作を「ここに着目すれば面白く読める」と、ポイントを教えてくれる本。
ちなみに注意したいのは、これは読書好きの小学生・中学生が読むための本なので、本が嫌いな子供にはおすすめしません。普段、読書をしない子供がいきなり「芥川龍之介の『くもの糸』の見どころは…」と言われても、より本嫌いになる危険があるので注意。
ちなみに我が家の中学生長男・小学生次男はどちらかといえば読書が好きな方ですが、それでも、ここに紹介されていた10冊のうち、読んだことがあるのは5冊くらいでした。今の小中学生は本当に、名作から遠ざかっているなあと、親の私も実感。
宮沢賢治や夏目漱石といった名作はとっつきづらそうで、子供は自分から手にとることをしませんが、この本をきっかけに、長男も次男も「やまなしって面白そう」「ロミオとジュリエットも読んでみたい」と興味を惹かれたようでした。
本の内容は、ゆる~いイラストがどかんと大きく載り、解説も話し言葉で書かれてあるのでとっつきやすいです。
ちなみに、我が家の子供たちが意外に熱心に読んでいたのが、巻末のおすすめ本紹介リスト。ジャンル別におすすめ本が載っていて「これは読んだことある!」「あ、この本、今度買ってほしい」と、本好きの子にとってはたまらない情報量でした。
タイトルを見ると、うっかり本嫌いの子供の親が買ってしまいそう…。でも内容としては、本好きの子供本人と、その親のための本↓
キャンプに持って行きたい!親子で楽しめる「すごすぎる天気の図鑑」
次に紹介するのは「空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑」。2021年発売という新しさなのにすでに25万部売れている大ヒット本で、図鑑という言葉がついていますが、気軽にぱらぱらと読める内容。表紙もソフトカバーなので持ち運びしやすいです。
雪の結晶の形とか、雲の種類とかが分かりやすく載っているので、我が家はキャンプをする日にはこの本を持って行き、子供と空を見上げて「あの雲の形はこれかな~」と一緒に探したりしています。
子供も私も、もともと空や天気にそこまで興味がないのですが、それくらいの無関心な人間が読んでもちょうどいい内容(笑)。しっかりした図鑑という感じでは全然ないので、ガチの気象好きの人には物足りなく感じるかもしれませんが、個人的には「虹のふもとには永遠にたどりつけない」「おみそしるの湯気も雲」など、雑学的に読めて、重苦しくなくていいです。
漢字にはルビが振ってあるので小学生でも読めますが、内容的にはたまに難しい部分もあるので、小学4年生以降の高学年におすすめです。
アマゾンでもベストセラーになっている一冊↓写真やイラストが多いので、文字嫌いの子供にもおススメ!
ちょっとしたすきま時間にも脳トレ!待ち時間にも便利な「ナゾトキ学習」
次におすすめするのは、「ひらめき王子松丸くんの ひらめけ! ナゾトキ学習」シリーズ。
“謎解き”ブームの火付け役、東大生の松丸亮吾が出題するナゾトキで、100問近く入っているクイズ集です。我が家は最初に長男が小学4年生の時にハマり、2年後に次男も小学4年生くらいでハマりました。
この本は何と言っても、病院の待合室とか、車の中とか、小学校のちょっとした休み時間とかに使えるのがメリット。難易度的に簡単な問題もあるので、脳トレ感覚で、暇つぶしができる一冊です。
問題のジャンルはいろいろで「都道府県クロス」「仲間づくり」「計算タイル」「ちぐはぐ絵しりとり」など。巻末には「超難問」が5問程度入っているので、小学生から大人まで楽しめます。
兄弟や子供同士など、何人かで一緒に答えを考えるのも楽しく、次男が学校に持って行った際には「何それ面白そう!」と友達がたくさん寄ってきたそう。コミュニケーションツールとしてもよさそうです。
人気シリーズで、2021年には「5」も発売↓どれから買ってもOK!コンパクトなので持ち運びもラク。
王道!プレゼントにもおすすめ「小学生なら知っておきたい教養366」
次におすすめするのは、書店でかなり見かけることも多い、大ヒット中の「小学生なら知っておきたい教養366」。
この手の本ってたくさん本屋さんにあるけど、これだけすごく売れてるのはやっぱり齋藤孝が監修しているからなのでしょうか。中身はとりたてて「すごい画期的!」という感動もなく、「20世紀世界史重大事件(月面着陸など)」や「日本のすごい画家」、「地球のおもしろい地形」など、ただ幅広い教養と知識を教えてくれる本。
まあ、子供がこの本を熱心に読んでくれるのは親としてはもちろん嬉しいです。内容的に無難ではあるので、祖父母から孫や、親戚の子供のプレゼントとしても最適な一冊です。
ちなみに、タイトルに「小学生なら知っておきたい」とありますが、大人でも知らないことが多いので、親も楽しみながら読めます。
それぞれの人物やできごとについてシンプルにまとめてあるので、子供が自主学習のネタとしても使えそうな内容。また1ページくらいでさくっと読めるので、毎日読み続けるのにはうってつけの構成で、とにかく何でもいいからちょっとした読書を習慣にさせたいという家庭にはぴったりです。
テーマはかなり幅広く、タイトルは真面目だが子供の食いつきはよさそう↓アマゾンの口コミも高い!
ゆるいイラストと格言が最高に楽しめる、大人にもおすすめの「失敗図鑑」
章は「発明家の失敗」「芸術家の失敗」「武士・軍人の失敗」「政治家の失敗」というジャンルに分かれているので、自分が興味のある場所から見れるのもポイント。また、「恋愛の失敗」や「スポーツマンの失敗」という章もあり、小学生でも思わず見てしまう楽しいトリビアがたくさんあって楽しいです。個人的には、この本の案内人となる「失敗ハカセ」のキャラが好きで、最後のセリフにはぐっときます。
デザインや色使いにおしゃれな雰囲気もあり、小学生の女の子や大人の女性に人気がありそうな一冊です。
失敗してもいい、というメッセージに、けっこう大人もじーんときたりする本↓小中学生にぴったり!
大ヒットするも中身はそこまで濃くない…道徳的な一冊「君たちはどう生きるか」
次に紹介するのは、さんざん新聞広告や書店のポップでも見かけた200万部以上のベストセラー本「君たちはどう生きるか」。1937年に出版された吉野源三郎の名作「君たちはどう生きるか」を漫画化したもので、映画化されたりランキングで常に1位をとったりと、何かと話題になっている一冊です。
我が家も流行に乗って買って読んでみましたが、正直な感想としては「そこまで騒ぐほどの名作?」というところ。
もちろん内容としては色あせない王道の教えで、「勇気を持って自分の考えを突き進もう」的なメッセージは、素直な小学生や中学生には響くと思います。ただ良くも悪くも道徳の教科書のような感じで、深さはないし、大人にとっては薄い内容だな~目からうろこではないな~と感じます。
ただ、ほとんど漫画なのであっと言う間に読めるし、本嫌いの小学生や中学生でも読みやすい内容。人間としての常識や倫理観が学べる一冊です。
アマゾンのレビュー数は2500超え!ヒットしているので、流行をおさえる意味では読んでみるのもアリ↓
幅広いジャンルの本をぱぱっと読める「考える力を育てるお話 366」
次におすすめするのは「考える力を育てるお話 366」。イソップ物語などの定番的なお話から、歴史の名場面、科学の疑問に答える話が366載っていて、とにかく幅広いジャンルの話を読める、お得感のある一冊です。
6歳の娘は、読み聞かせで「人魚姫」や「ガリバーのぼうけん」など物語をせがみますが、長男や次男は「しまうまのシマはどうしてあるの?」とか「服の始まり」とか「毛利元就の三本の矢」など、童話以外のお話を気に入っています。
1日1話、1~2ページ完結するのもメリットで、親子でも3分程度で読めるので、ちょっとの時間でも毎日読書してほしいという親にもおすすめ。
ちなみに我が家は、長い読書をする集中力はないけど、ちょっとしたすきま時間ができたとき、長男も次男もよくこの本を開いていました。
親としては、ページの下の方に「クイズ」が載っていて、それを子供に聞けるのがよかったです。国語の問題のように、お話の内容を問うクイズなので、子供もその質問に答えられるようにわりと一生懸命読んでいました。
漢字にルビも振ってあり、一つのお話が短いので、低学年の子供でも読みやすいです。
小学校の入学祝にもおすすめできる一冊↓物語や雑学まで色んなジャンルを読ませたい家庭にぴったり!
大人が読んでも笑える!漫画を活かして語彙力アップ「名探偵コナン」
最近、書店で衝動買いして予想外に面白かったのが、「名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000」。コナンの実際の単行本に収録されている事件の一コマを使って、語彙力の問題が出されます。
シリアスな漫画シーンに、まじめな語彙力問題のアンバランスさがすごくシュールで、大人もニヤニヤ笑いながら読めます。小学5年生と3年生の息子二人は、コナン大好きなので、食い入るように読んでいます。勉強っぽい漫画・読書が苦手な子供にもおすすめです。
コナン好きの子供におすすめ!問題形式なので、朝読書の時間に頭を使いながら読める↓
ちなみにこの本は「おすすめの国語ドリル」のブログ記事でも紹介しています↓
笑いのツボが的確な「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズ(漫画)
このテの本は、えてして説教っぽく真面目な本が多いのですが、この「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズはコメディタッチの漫画でストーリーが進むので、面白さと知識のバランスが絶妙な本です。しかも笑いのレベルも、一昔風のさむ~い笑いのセンスではなく、大人でもくすっと笑えるようなツッコミやボケになっています。学習漫画も進歩したものですね…。
ただ、漫画の字とイラストがわりとぎゅうぎゅうに詰まっているので、小学3年生以降の方がスムーズに読めそうです。ただ当時小2の次男のクラスではこのシリーズ本が大ブームで、男女問わず友人と貸し借りをしていました。
こちらから買えます↓ 人気の「友だち関係」と「整理整頓」。
世界的ベストセラー!中学生でスマホデビューする前に読ませたい「スマホ脳」
我が家では中学生からスマホを与える約束なのですが、スマホを使い始める前に必ず子供たちに読ませているのが「スマホ脳」。世界的ベストセラーになった新書です。
正直、小学6年生くらいの子供が読むには難しい内容も多く、「ママ、マルチタスクって何?」など子供たちからの質問も多かったです。
が、小学生のうちにきちんと、スマホのデメリットの科学的なデータや知識を知っておくことは大切。子供たちは1ヶ月くらいかけてちょっとずつ読み進めていました。
ざっくり内容を知っておくだけでも、中学生以降でスマホとの付き合い方を意識しやすいです↓
ユーモアたっぷりな生き物の雑学本「わけあって絶滅しました」
次におすすめするのは、「わけあって絶滅しました」。最近流行している、ゆるい感じの生き物時点で、「絶滅した理由」を切り口に、色んな生物のトリビアを紹介した本です。
章立ても「油断して絶滅」「やりすぎて絶滅」「不器用で絶滅」など、独特のカテゴリー。無敵すぎて絶滅したメガテリウムや、食事がのろくて絶滅したアースロプレウラなど、本嫌いの子供で読みたくなるような話がいっぱい載っています。
ページのレイアウトも、まるで雑誌のようで遊び心たっぷり。解説部分も、絶滅した生き物自身がセリフ付きでしゃべっていて、例えばケナガマンモスが「ぼくのごはんの草が育たたなくなっちゃった!」と一人語りをしているなど、子供でも読みやすくなっています。
全部のページがカラーで、イラストも大きいので、字が読めない子供もぱらぱらとめくるだけでも楽しそうです。
我が家は続編も買っています。大人としては、この手の本はおなかいっぱいだが、小学生は相変わらず喜ぶ↓
さっぱりしたデザインと、すぐ読める豆知識「せつない動物図鑑」
次におすすめするのは、またまた生き物ジャンルの豆知識本「せつない動物図鑑」。
これも、いわゆる「図鑑」のイメージとは違い、読み物的な本。脱力系のイラストで、くすっと笑えるような内容が多いです。さっきの 「わけあって絶滅しました」とは違い、さっぱりしたイラストなので、女の子も手に取りやすいシリーズ。
ただ、体系立った内容ではなく、「できなくてせつない動物」、「こだわりがせつない動物」という章立てで、さらっとしたピンポイントの豆知識を得るだけで終わってしまうので、好奇心・知識欲旺盛な子どもには物足りないかも。
本嫌いの子供たちにも人気!シリーズを通じてベストセラーに↓
これは分かりやすい!AI、IoT、ChatGPTなどゆるっと解説「デジタルの未来図鑑」
次におすすめするのが、2023年に発売された新しい本「デジタルの未来図鑑」。
今の小学生・中学生たちにまさに読んでほしい、AI、IoT、メタバース、ChatGPTなどの技術を、図解で分かりやすく解説している良書です。
「図鑑」と名がついていますが堅苦しい内容ではなく、ページのほとんどがゆるいイラストで、肩肘張らずにぱらぱらめくれるのがポイント。解説内容も想像以上に分かりやすく、小学生も中学生も、大人も楽しめます。
個人的に「なるほどな~」と思ったのが、IoTの説明部分。自分では「モノをインターネットにつなげる」という漠然とした知識はありましたが、この本の解説では「役に立つかどうかはわかんないけど、とりあえずガンガン、モノをインターネットにつなげてみるのが重要」といった、身もフタもない(笑)分かりやすい説明が。
例えば、ゴミ箱をインターネットにつなげてみる。プリンターを、インターネットにつなげてみる。で、何の意味があるの?という流れから「なるほど、こういう風に役に立つのか!」という活用法がさらっと紹介してあり、地味に面白かったです。
大人の私もついつい見入ってしまうような、意外に分かっていなかった知識が多く、子供にもぜひ読ませたい、おすすめの一冊です。
漢字にルビが振ってあるので、小学校低学年の子供でも読みやすい↓
高学年男子が大爆笑の「ジュニア空想科学読本」シリーズ
小学5年生・6年生の男の子で「小説とか物語は苦手」という子供におすすめしたいのが「ジュニア空想科学読本」シリーズ。
「ドラゴンボールのかめはめ波を撃つにはどうすれば?」とか「タケコプターで本当に空を飛べるの?」など、小学生男子たちが好きそうな質問を科学的に検証。
シュールなイラスト付きで、当時小4の長男は爆笑しながら読んでいました。1つの話は短いのでスキマ時間に読めて、ついでに科学の知識もちょっと身について一石二鳥の本です。
小学生の長男は、学校で友達と貸し借りしています。おバカな男子たちがついつい読みふけっちゃうシリーズ↓
今、注目のテーマを子供のうちから知っておきたい「統計学はじめて図鑑」
ちょっと内容が難しいですが、小学校高学年くらいからおすすめしたいのが「統計学はじめて図鑑」。毎日小学生新聞の「レッツ!データサイエンス」という連載が子供向けにまとめられたものです。
図鑑の誌面は、いかにも教科書っぽいまじめな感じなので、子供一人で読むのはつらいかも。でも棒グラフの統計の問題などは、算数のテストで小学4年生くらいから始まるので、早めに慣れておいても損はありません。
統計や分析が好きな子供におすすめ!高学年の子供に読ませたい本。
歴史にハマった小学生男子には「戦国武将大事典」が最強!
「これで1500円って、ほんとにいいの?」と思ってしまうのが「超ビジュアル!戦国武将大事典」。
85人の戦国武将がCGイラストでかっこよく紹介された図鑑で、各キャラの出身地や能力データ、運命の戦いなど、ずっと読んでいても飽きない工夫がされています。CGを使った合戦シーンもリアルで迫力十分。実際の博物館にある兜や銅像などの写真も掲載されて、資料としても使えます。
子供たちがお気に入りなのは、各武将の左側に載っているデータで、「武力」「知力」「人柄」などのポイントが書かれてあるところ。こういうゲーム的要素があると小学生男子は一気に食いつき、長男も次男も「加藤清正は武力は5だけど人柄が3なんだよなあ~」などとマニアックな話題で盛り上がっています。
ところどころ漫画も入っていたり、軍の編成や甲冑の種類など、情報量もかなり多くて見ごたえがあります。なんといっても全ページカラーなので、ずっと見ていても飽きない本です。
コスパ最強!小学3年生くらいから読めるので、歴史の予習的にも買ってあげたい一冊↓
ちなみに、日本の歴史漫画を比較した記事はこれ!ランキング1位は?
理科好きな子供におすすめ!イラストがポップな「天才科学者149人列伝」
カラフルなイラストが多く、科学者たちの図鑑のような本が「クレイジーが世界を変えた!天才科学者149人列伝」。
「カエルにパンツをはかせたら?」というとっつきやすい内容や「消化のひみつ」といった理科の王道的内容など理科の色んなジャンルを解説。
ガリレオ・ガリレイや、ニュートンなど、有名な科学者たちも登場します。内容は難しいものもあるが、イラストがもりだくさんなのでかなりとっつきやすいです。
薄くておしゃれな見た目なので、息子は学校にも持っていきやすいらしい↓
コロナの今だからこそ重宝!小学6年生に読ませたい「中学校ってどんなとこ?」
次におすすめするのは、2022年の1月に発売されたばかりの新しい本「中学校ってどんなとこ?」。
我が家の小学6年生の長男は、2月に予定されていた中学校の1日体験入学が、コロナのためになくなったばかり。やや場所見知りがある長男は「え、中学ってどんなとこなの?」とやや不安があったようで、その時に子供の疑問にそのまま答えてくれるような、我が家にとってタイムリーな本でした。
内容は、学校の勉強や部活の選び方、スマホのルール、性の話など、中学校生活の多岐にわたっています。イラストや文章も真面目で、よくも悪くも教科書・手引き書っぽい内容(笑)。まあ、学校に持って行って読んでいても、絶対に浮かない一冊ではあります。
ところどころ、「先輩!カバンの中身見せて下さい!」とか「性格から分かる ぴったり部活診断」のような雑誌っぽいノリのページがあるので、文字を読むのが苦手な子供でもそのあたりは楽しく読めそう。
ちなみに、この本は、高学年の子供が自分で読む用に設定されているので、ほとんどの漢字にルビがあり、漫画も入っていたりで読みやすいです。
そして小学6年生の長男が一番食いついていたところは「授業前の予習はこれだけでOK!」というページ。長男は週6日、スポーツの習い事をしているので「学校の予習は最低限どれだけしておけばいいのか」というのをあらかじめチェックしたいそうです。ざっくりと科目別に「音読をする」などアドバイスがあって、長男が熱心に読んでいたのが意外でした。
個人的に興味深かったところは、「新しい友達を作るときには、はい・いいえでは答えられない『オープンクエスチョン』をしてみよう」など、友達作りの具体的なノウハウが載っていたところ。引っ込み思案な女の子にとっては、すぐに役立ちそうな具体的な内容で、自分が子供の頃にも読みたかったなあと思いました。
また、親目線で見た場合は、「部活がある子・ない子の一日のスケジュール」というのが参考になります。第一子の場合、子供が中学に入ってどんなスケジュールで動くのか、ほんと想像できないんですよね~。親にとってもマニュアル的に見ておきたい一冊です。
表紙のほのぼのした感じとは裏腹に、かなり中身は濃い↓中一ギャップが不安な親子にもおすすめです。
ベストセラー!動物のシュールなイラストで法律を学べる「こども六法」
次におすすめするのは、ベストセラーになった良書。六法全書の内容をピックアップし、こどもにも分かりやすく説明した本が「こども六法」。
我が家の長男は理詰めな性格で、親の注意を聞かないことも増えてきました。友達とトラブルがあった時も「どうして仕返しをしたらダメなの?」と、社会のルールに納得できない時もあるよう。 そんな時、「大人の法律ではこうなっているから」とこの「こども六法」を見せてあげることで、長男は自分なりに妥協点を見出したようです。
厳密にはちょっと「図鑑」とは違いますが、我が家では大活躍しています。
小学生でもとっつきやすい内容で、「線路内での危険ないたずらは懲役2年以上」「悪口などで相手にストレスを与えて心に傷を負わせたら、15年以下の懲役」など、道徳論ではなく法律をよりどころに説明している良書です。
大人びてきた小学校高学年のこどもにおすすめ。
学校にも置いてある、かなり人気のベストセラー本です↓
さすが池上彰クオリティ!親にもすっきり分かりやすい「はじめてのお金の教科書」
小学生の子供に、そろそろ、お金の使い方や経済のこと(銀行や株式会社など)を知ってほしいと思ったときにおすすめなのが「はじめてのお金の教科書」。著者は池上彰なので、ページの構成や文章の分かりやすさは断トツです。
ページタイトルも「きみのおこづかいは、使ったらどこへいくのかな」「ニセ札を見分けるにはどうしたらいいかな」「世の中に株式会社が多いのはどうして?」など、小学生でも興味を持てる内容になっています。
「はじめてのお金の教科書」はイラストと文章のバランスも小学生にとってちょうどよく、例えば「きみのおこづかいは、使ったらどこへいくのかな」 というページではお金の流れをイラストで見せた後、漢字にルビ付きの文章で分かりやすく解説され、下の豆知識コーナーでは「お金は天下の回りもの」ということわざも紹介されています。
自主学習にそのまままとめても使えそうな構成で、小学4年生~6年生くらいの子供が経済を学ぶのにベストな本。大人が読んでもわかりやすいおすすめの本です。
「お札が破れてしまったらどうする?」など、子供でもとっつきやすい豆知識が多くて楽しい↓
朝読書で脳トレ的な問題を解きたい子供におすすめ「5分で論理的思考力ドリル」
ちょっと頭の体操をしたいときにおすすめなのが「5分で論理的思考力ドリル」。
「7人でジャンケンをしたら、伸びている指の合計が13本でした。グー・チョキ・パーは何人ずついる? 」というような、脳トレ的なクイズ集です。
対象年齢は10歳、小学4年生以上。問題は「スキャン回路」「クリエイト回路」など体系的に5つのジャンルにパターン化されていて、全部で35問の問題にチャレンジできます。
この本の魅力は、とにかく、子供っぽさがなくておしゃれなデザインという点。イラストレーターが大人気の寄藤文平なので、大人でもすっきり読みやすく、小学高学年の長男も「大人っぽくてかっこいい」と気に入っています。
あと、答えの解説ページがこれ以上ないくらいに親切なのもメリット。子供が問題を間違えた時、親も教えやすいのがいいです。
子供たちは学校にも持って行って友達と一緒に挑戦しているようです↓
この本は、「おすすめ算数ドリル」のブログ記事でも紹介しているよ↓
内容がぎっしり詰まってコスパ最高のお仕事本「なぜ僕らは働くのか」
「え~こんなに内容が濃くて1500円!?」とかなりびっくりしたのが、学研から出ている「なぜ僕らは働くのか」。
仕事とは何か、どうやればなりたい職業が見つかるのか、勉強や学校は何のためにあるのかなど、働くということについていろんな角度から徹底的にアプローチした良書です。こう書くとハードルが高そうですが、イラストもゆるめで子供も読みやすく、最初はカラー漫画で等身大のストーリーから始まるので、とっつきやすい一冊。
この本「なぜ僕らは働くのか」は本当に内容がぎっしりで、実際の社会人たちの「仕事のやりがい」が一言コメントとして載っています。その職業もバラエティに富んでいて、薬剤師や藍染め職人(!)、学食スタッフ、手話通訳者など、大人でもつい読んでしまう生の声は見ごたえ抜群。
また、会社員や酪農家、漫画家の仕事ぶりや一日のスケジュールなどが載っていたり、「貢献の仕方が分かりにくい仕事の例」や「よくない働き方とは?」など、ずっと手元に置いて読み返したい内容がいっぱいです。
おすすめしたいポイントが多すぎて紹介しきれないのですが、ほかにも、小学生なら「サッカーが好きだからサッカー選手になりたい」と答える子供も多いですが、この本では「サッカーが好きを活かせる仕事」として、スポーツトレーナーやサッカーの用具開発者、クラブチームの広報など、いろんな選択肢を紹介してくれるのが、実用的かつ夢がふくらんでとてもいいです。
個人的にかなりおすすめ、子供が中学生や高校生になっても読ませたい本です。
アマゾンのレビュー数もおそろしい数に↓読者満足度が高いのも納得の一冊!
雑学本は、小学校や中学校の学校の勉強に役立つものも多いし、友達との会話のネタにもなるよ!
値段も安い本が多いし場所もかさばらないから、気に入ったものを何冊か買ってみてね♪
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
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