このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具や本・ドリルを紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。
小学校や中学校では、朝に10分~20分くらい「朝読書」の時間がある学校も増えてるんでしょ?
うちの学校にもあるよ!朝読書用の本は、児童が自分で用意する必要があるよ。
ふうん。じゃあボク、鬼滅の刃とか持って行こうかな~。
ちょっと待って!朝読書に、少年漫画とかのコミックはダメだと思うよ。
我が家おすすめの、朝読書向けの本を紹介するね。
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本
●小学校高学年向けのおすすめ本
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本 ←今ここ
●子供向けの雑学本・生き方本
●東野圭吾のおすすめランキング
- 小学生・中学生の朝読書にはどんな本がおすすめ?
- まさに朝読書向けのシリーズ本!「なぜ?どうして?身近なぎもん」シリーズ
- 親から子供に伝えたい内容がたくさん!「よのなかルールブック」
- コロナの今だからこそ重宝!小学6年生に読ませたい「中学校ってどんなとこ?」
- さすが池上彰クオリティ!親にもすっきり分かりやすい「はじめてのお金の教科書」
- 大人が読んでも笑える!漫画を活かして語彙力アップ「名探偵コナン」
- 理系の子供におすすめ!読み物としてレベルの高い「算数なるほど大図鑑」
- 歴史にハマった小学生におすすめ!イケメン武将データ本「戦国武将大事典」
- ベストセラー!動物のシュールなイラストで法律を学べる「こども六法」
- 朝読書で脳トレ的な問題を解きたい子供におすすめ「5分で論理的思考力ドリル」
- 朝読書のすきま時間にもぱっと読みやすい歴史雑学「科学でツッコむ日本の歴史」
- 内容がぎっしり詰まってコスパ最高のお仕事本「なぜ僕らは働くのか」
- 高学年男子が大爆笑!クラスで流行った「ジュニア空想科学読本」シリーズ
- 社会の授業にも役立つ!高学年の子供の朝読書におすすめ「14歳からの政治入門」
- イギリスから世界中に広まったベストセラー「はじめて学ぶみんなの政治」
- 大人もなつかしい昔の名作SF短編集「きまぐれロボット」
- 5~10ページくらいで一区切りつけやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」シリーズ
- 大人向けの絵本だが、小学校高学年にも読んでほしい「二番目の悪者」
- 今、小学生に大人気の短編集シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
- 「中学生あるある」が楽しめる!さらっと読める連作短編集『クラスメイツ』
- 子供向けの文学作品!高学年の朝読書におすすめの「重松清の短編集」
- 子供に読ませたい名作!5つの短い話が入った「ふたりはともだち」
- 好みは分かれるが、子供には分かりやすさがウケる「5分後に意外な結末」
- 動物や虫が好きな女の子・男の子に「シートンどうぶつ記」「ファーブルこんちゅう記」
- 持ち運びに便利なミニサイズ!文字が読むのが遅い子でも読める「ゴインキョとチーズどろぼう」
- 本嫌いの友達が初めて一冊読み終えた本「名探偵ミルキー」シリーズ
- レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」
小学生・中学生の朝読書にはどんな本がおすすめ?
まず、朝読書の時間は、ほとんどの学校では10分~20分程度。そのことを考えると、まず、長編小説や、続きが気になるミステリー小説は、あまり朝読書にはおすすめできません。特に低学年の子供にとっては、読書の時間をぱっと終えて、算数や体育にすぐに頭を切り替えるのは難しいもの。
朝読書向けの本としては、物語系なら、絵本くらいの短いお話か、短い読み切りストーリーがたくさん入った短編集がおすすめ。また、小説以外なら、雑学や豆知識系の本が、興味のあるページからぱらぱらと読めて勉強にもつながるのでぴったりです。
じゃあまずは、朝読書におすすめの「豆知識・雑学」系の本を紹介するね!
まさに朝読書向けのシリーズ本!「なぜ?どうして?身近なぎもん」シリーズ
おすすめ年齢:小学1年生~6年生
最初に紹介するのは、学研の「なぜ?どうして?身近なぎもん」シリーズ。 「小学3年生編」「5年生編」など対象学年別に分かれていて読みやすい教養本で、 3年生と5年生の本では文字の大きさが違う等、対象の子供が読みやすい工夫がされています。
トピックスも「どうしたら絵がうまくなるのか」「ゲームソフトはどうやったら作るのか」など、子供が興味を持ちやすいテーマが多いです。
1冊に40話以上のトピックスが入っていて、10分間で読み切りやすい分量。まさに朝読書にうってつけの本です。
図鑑のように写真や図解で解説するタイプではなく、ほとんどが文章で説明されているので、読解力も身につきそう。
内容も、真面目で硬めの文章なので、学校の先生にほめられそうなセレクトでもあります(笑)。
子供が進級したら新しい1冊をプレゼントするのもおすすめ↓
図鑑が好きな子供はこんな記事もチェック↓
親から子供に伝えたい内容がたくさん!「よのなかルールブック」
おすすめ年齢:小学1年生~3年生くらい
次におすすめするのは、小学校低学年~中学年の子供の朝読書でおすすめの「メシが食える大人になる!よのなかルールブック」。
算数ドリル「なぞぺ~」で有名な花まる学習会の高濱正伸が、子供に向けて、世の中のルールや心構えを本にしたもの。
内容は、見開き2ページで格言が1つ載っていて、朝、頭がぼ~っとしている小学生の子供でもついつい見入ってしまう内容(笑)。本嫌い・読書が苦手な子供にもおすすめしたい一冊です。
ちなみに中に載っている格言は「失敗を失敗のままにしない。経験にする」「努力が報われるとは限らない。それでも努力し続ける」「見た目ではなく中身で勝負する人になる」など、親が子供に伝えたい真理がつまっている本です。ゆるいイラストも可愛らしく、続編も出るくらいの人気です。全部で50このルールが入っているので、けっこう読みごたえもあって楽しいです。
大人が読んでも「そうそう、そうだよね」と胸にしみる内容が多い↓一日1ページずつ読んでみるのもおすすめ!
コロナの今だからこそ重宝!小学6年生に読ませたい「中学校ってどんなとこ?」
おすすめ年齢:小学5年生~6年生
次におすすめするのは、2022年の1月に発売されたばかりの新しい本「中学校ってどんなとこ?」。
我が家の小学6年生の長男は、2月に予定されていた中学校の1日体験入学が、コロナのためになくなったばかり。やや場所見知りがある長男は「え、中学ってどんなとこなの?」とやや不安があったようで、その時に子供の疑問にそのまま答えてくれるような、我が家にとってタイムリーな本でした。
内容は、学校の勉強や部活の選び方、スマホのルール、性の話など、中学校生活の多岐にわたっています。イラストや文章も真面目で、よくも悪くも教科書・手引き書っぽい内容(笑)。まあ、学校に持って行って朝読書に読んでいても、絶対に浮かない一冊ではあります。
ところどころ、「先輩!カバンの中身見せて下さい!」とか「性格から分かる ぴったり部活診断」のような雑誌っぽいノリのページがあるので、文字を読むのが苦手な子供でもそのあたりは楽しく読めそう。
ちなみに、この本は、高学年の子供が自分で読む用に設定されているので、ほとんどの漢字にルビがあり、漫画も入っていたりで読みやすいです。
そして小学6年生の長男が一番食いついていたところは「授業前の予習はこれだけでOK!」というページ。長男は週6日、スポーツの習い事をしているので「学校の予習は最低限どれだけしておけばいいのか」というのをあらかじめチェックしたいそうです。ざっくりと科目別に「音読をする」などアドバイスがあって、長男が熱心に読んでいたのが意外でした。
個人的に興味深かったところは、「新しい友達を作るときには、はい・いいえでは答えられない『オープンクエスチョン』をしてみよう」など、友達作りの具体的なノウハウが載っていたところ。引っ込み思案な女の子にとっては、すぐに役立ちそうな具体的な内容で、自分が子供の頃にも読みたかったなあと思いました。
また、親目線で見た場合は、「部活がある子・ない子の一日のスケジュール」というのが参考になります。第一子の場合、子供が中学に入ってどんなスケジュールで動くのか、ほんと想像できないんですよね~。親にとってもマニュアル的に見ておきたい一冊です。
表紙のほのぼのした感じとは裏腹に、かなり中身は濃い↓中一ギャップが不安な親子にもおすすめです。
さすが池上彰クオリティ!親にもすっきり分かりやすい「はじめてのお金の教科書」
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
朝読書って、子供が勉強系の本を読むのにもぴったりの時間。小学生の子供に、そろそろ、お金の使い方や経済のこと(銀行や株式会社など)を知ってほしいと思ったときにおすすめなのが「はじめてのお金の教科書」。著者は池上彰なので、ページの構成や文章の分かりやすさは断トツです。
ページタイトルも「きみのおこづかいは、使ったらどこへいくのかな」「ニセ札を見分けるにはどうしたらいいかな」「世の中に株式会社が多いのはどうして?」など、小学生でも興味を持てる内容になっています。
「はじめてのお金の教科書」はイラストと文章のバランスも小学生にとってちょうどよく、例えば「きみのおこづかいは、使ったらどこへいくのかな」 というページではお金の流れをイラストで見せた後、漢字にルビ付きの文章で分かりやすく解説され、下の豆知識コーナーでは「お金は天下の回りもの」ということわざも紹介されています。
自主学習にそのまままとめても使えそうな構成で、小学4年生~6年生くらいの子供が経済を学ぶのにベストな本。大人が読んでもわかりやすいおすすめの本です。
「お札が破れてしまったらどうする?」など、子供でもとっつきやすい豆知識が多くて楽しい↓
大人が読んでも笑える!漫画を活かして語彙力アップ「名探偵コナン」
おすすめ年齢:小学3年生~6年生くらい
最近、書店で衝動買いして予想外に面白かったのが、「名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000」。コナンの実際の単行本に収録されている事件の一コマを使って、語彙力の問題が出されます。
シリアスな漫画シーンに、まじめな語彙力問題のアンバランスさがすごくシュールで、大人もニヤニヤ笑いながら読めます。小学5年生と3年生の息子二人は、コナン大好きなので、食い入るように読んでいます。勉強っぽい漫画・読書が苦手な子供にもおすすめです。
コナン好きの子供におすすめ!問題形式なので、朝読書の時間に頭を使いながら読める↓
この本は、おすすめの国語ドリルの記事でも紹介↓
理系の子供におすすめ!読み物としてレベルの高い「算数なるほど大図鑑」
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
全部で352ページで、とにかく情報量や内容がぎっしりと詰まったお得なのが「算数なるほど大図鑑」。
学校の教科書で習う”知識”とは違って、例えば「マンホールのフタはなぜ丸いのか」「クラスに同じ誕生日の人がいる確率って?」など、「算数がこういう風に役に立っている!」と実感できる内容が魅力的です。
ただ、ちょっと難しい内容も混ざっているので、与えるなら小学4年生以上。また、算数が苦手な子にはおすすめしません。
ページ数も多くて内容もぎっしり!お得な図鑑です↓
歴史にハマった小学生におすすめ!イケメン武将データ本「戦国武将大事典」
おすすめ年齢:小学3年生~6年生くらい
「これで1500円って、ほんとにいいの?」と思ってしまうのが「超ビジュアル!戦国武将大事典」。
85人の戦国武将がCGイラストでかっこよく紹介された図鑑で、各キャラの出身地や能力データ、運命の戦いなど、ずっと読んでいても飽きない工夫がされています。CGを使った合戦シーンもリアルで迫力十分。教室で、友達と一緒に読んでもかなり盛り上がりそうな一冊です。
コスパ最強!我が家の長男も次男も何度も読み返している本です↓
ちなみに、日本の歴史漫画を比較した記事はこれ!ランキング1位は?
ベストセラー!動物のシュールなイラストで法律を学べる「こども六法」
おすすめ年齢:小学3年生~6年生くらい
次におすすめするのは、六法全書の内容をピックアップし、こどもにも分かりやすく説明した「こども六法」。
我が家の長男は理詰めな性格で、親の注意を聞かないことも増えてきました。友達とトラブルがあった時も「どうして仕返しをしたらダメなの?」と、社会のルールに納得できない時もあるよう。 そんな時、「大人の法律ではこうなっているから」とこの「こども六法」を見せてあげることで、長男は自分なりに妥協点を見出したようです。
小学生でもとっつきやすい内容で、「線路内での危険ないたずらは懲役2年以上」「悪口などで相手にストレスを与えて心に傷を負わせたら、15年以下の懲役」など、道徳論ではなく法律をよりどころに説明している良書です。
大人びてきた小学校高学年のこどもにおすすめ。 社会的にベストセラーにもなり、かつ、小学校の先生でもおすすめ本に紹介している、鉄板の本です。
学校にも置いてある、かなり人気のベストセラー本です↓
朝読書で脳トレ的な問題を解きたい子供におすすめ「5分で論理的思考力ドリル」
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
朝読書でちょっと頭の体操をしたいときにおすすめなのが「5分で論理的思考力ドリル」。
「7人でジャンケンをしたら、伸びている指の合計が13本でした。グー・チョキ・パーは何人ずついる? 」というような、脳トレ的なクイズ集です。
対象年齢は10歳、小学4年生以上。問題は「スキャン回路」「クリエイト回路」など体系的に5つのジャンルにパターン化されていて、全部で35問の問題にチャレンジできます。
この本の魅力は、とにかく、子供っぽさがなくておしゃれなデザインという点。イラストレーターが大人気の寄藤文平なので、大人でもすっきり読みやすく、小学高学年の長男も「大人っぽくてかっこいい」と気に入っています。
あと、答えの解説ページがこれ以上ないくらいに親切なのもメリット。子供が問題を間違えた時、親も教えやすいのがいいです。
子供たちは学校にも持って行って友達と一緒に挑戦しているようです↓
この本は、おすすめ算数ドリルの記事でも紹介しています↓
朝読書のすきま時間にもぱっと読みやすい歴史雑学「科学でツッコむ日本の歴史」
おすすめ年齢:小学3年生~6年生くらい
小学校4年生から6年生くらいの朝読書におすすめの本が「科学でツッコむ日本の歴史」。
表紙とタイトルは面白そうな切り口に見えますが、内容はわりと地味で「参勤交代の最高速度」や「五重塔は実は一階建て」「平安時代の十二単の重さ」など、歴史に興味がある子供じゃないとなかなか食いつかなさそうな内容。
だからこそ、というと変ですが、強制的に読書をさせられる「朝読書」の時間にこそ、こういう地味な本がおすすめ。朝読書が終わればぱっと気持ちを切り替えられる、ちょうどいい長さと地味さです(笑)。
歴史好きな大人が読むと面白いのか?文字が意外に小さくて「文章多いな~」と感じてしまう↓
内容がぎっしり詰まってコスパ最高のお仕事本「なぜ僕らは働くのか」
おすすめ年齢:小学2年生~6年生くらい
「え~こんなに内容が濃くて1500円!?」とかなりびっくりしたのが、学研から出ている「なぜ僕らは働くのか」。
仕事とは何か、どうやればなりたい職業が見つかるのか、勉強や学校は何のためにあるのかなど、働くということについていろんな角度から徹底的にアプローチした良書です。こう書くとハードルが高そうですが、イラストもゆるめで子供も読みやすく、最初はカラー漫画で等身大のストーリーから始まるので、とっつきやすい一冊。
この本「なぜ僕らは働くのか」は本当に内容がぎっしりで、実際の社会人たちの「仕事のやりがい」が一言コメントとして載っています。その職業もバラエティに富んでいて、薬剤師や藍染め職人(!)、学食スタッフ、手話通訳者など、大人でもつい読んでしまう生の声は見ごたえ抜群。
また、会社員や酪農家、漫画家の仕事ぶりや一日のスケジュールなどが載っていたり、「貢献の仕方が分かりにくい仕事の例」や「よくない働き方とは?」など、ずっと手元に置いて読み返したい内容がいっぱいです。
おすすめしたいポイントが多すぎて紹介しきれないのですが、ほかにも、小学生なら「サッカーが好きだからサッカー選手になりたい」と答える子供も多いですが、この本では「サッカーが好きを活かせる仕事」として、スポーツトレーナーやサッカーの用具開発者、クラブチームの広報など、いろんな選択肢を紹介してくれるのが、実用的かつ夢がふくらんでとてもいいです。
個人的にかなりおすすめ、子供が中学生や高校生になっても読ませたい本です。
アマゾンのレビュー数もおそろしい数に↓読者満足度が高いのも納得の一冊!
高学年男子が大爆笑!クラスで流行った「ジュニア空想科学読本」シリーズ
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
小学5年生・6年生の男の子で「小説とか物語は苦手」という子供におすすめしたいのが「ジュニア空想科学読本」シリーズ。
「ドラゴンボールのかめはめ波を撃つにはどうすれば?」とか「タケコプターで本当に空を飛べるの?」など、小学生男子たちが好きそうな質問を科学的に検証。
シュールなイラスト付きで、当時小4の長男は爆笑しながら読んでいました。1つの話は短いのでスキマ時間に読めて、ついでに科学の知識もちょっと身について一石二鳥の本です。
小学5年生の長男は、学校で友達と貸し借りしている↓
社会の授業にも役立つ!高学年の子供の朝読書におすすめ「14歳からの政治入門」
おすすめ年齢:小学5年生くらいから
次におすすめするのは「14歳からの政治入門」。タイトルに14歳からの、とありますが、我が家の小学4年生の次男も夢中で読んでいて、小学校高学年の子供なら理解できる内容だと思います。
この本も、著者の池上彰の文章の分かりやすさが際立っていて、大人でも面白いな~と読み進めることができます。個人的には「社会主義で成功した意外な国」というトピックスが興味深かったです。
もちろん小学生の子供でもとっつきやすく、「大統領と首相、どっちが強い?」とか「国民の声は全部聞けない」「政治活動は14歳でもできる」など、政治を身近に感じられる文章力はさすが。
ときおりはさまれる4コマ漫画も、我が家の長男と次男にとってはツボのようで、ちょっとゆるいテイストとのバランスがいいです。この本が本格的に活用できるのは中学生以降だとは思いますが、小学6年生の社会の政治の授業にも活かせる、朝読書にぴったりの一冊です。
小学校や中学校の政治の授業はこれ一冊でいいのでは?と思うくらいの分かりやすさ↓全国学校図書館協議会選定図書!
イギリスから世界中に広まったベストセラー「はじめて学ぶみんなの政治」
次に紹介するのは、イギリス発の知識本「はじめて学ぶみんなの政治」。イラストが多くて子供に政治を教える時の入門書としておすすめです。
池上彰の「13歳からの政治学」は、分かりやすい文章を読んで全体の流れを理解するイメージですが、この「はじめて学ぶみんなの政治」はデザインが雑誌っぽく、図鑑のようにぱらぱらとめくって興味のあるジャンルを見る感じ。
この本は扱われているテーマが多岐にわたるのがメリットで、絶対君主制や共産主義、階級闘争、官僚主義などを1ページかけて解説したり、世界を変えるためにすぐにできること、「きみの政治的な立ち位置は?」など、カラーイラストをふんだんに使って細かく説明されています。
子供から大人向けの政治入門書となっていて、一部の内容は一見難しそうに見えますが、小学校高学年か中学生にも理解できるものも多いです。これ1冊で政治的な知識・情報量がかなり多く、手元に置いておく一冊としておすすめです。
世界中で読まれている本!ポップなイラストもおしゃれで、子供も手にとりやすい一冊↓
次は「物語系」で、朝読書におすすめの本を紹介するね!
大人もなつかしい昔の名作SF短編集「きまぐれロボット」
おすすめ年齢:小学3年生~6年生くらい
最初に紹介するのは、大人もファンが多い星新一の名作で、短いお話がたくさん入った短編集「きまぐれロボット」。
「ショートショート(=ものすごく短い物語)の神様」と呼ばれた星新一の、傑作27編が収録されていて、朝読書に読むにはぴったりの分量。 SFっぽいお話ですが博士の発明やロボットのキャラクターが面白く、長男も次男もニヤニヤしながら読み進めていました。
星新一の小説のメイン読者は大人ですが、この気まぐれロボットは子供も読めるように漢字にルビもふってあり、小学生におすすめです。
角川つばさ文庫から出ている「気まぐれロボット」は、デザインもかわいらしくなっている↓
ちなみに、小学校高学年男子の誕生日プレゼントに「おすすめベスト20」はこれ↓
5~10ページくらいで一区切りつけやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」シリーズ
おすすめ年齢:小学2年生~5年生くらい
次男が小学1年生だった時、クラスの女子の間で大流行していた「マジック・ツリーハウス」シリーズ。次男も女子に借りて1巻から10巻くらいまで読んでいました。
このシリーズは、まじめな兄・ジャックと、行動的な妹・アニーの兄妹が主人公。魔法のツリーハウスを使って時空旅行をする冒険ファンタジーで、子供がわくわくする世界観になっています。
イラストも多くて低学年でも読みやすく、また、各エピソードが5ページ~10ページという短さなので、ちょうどいいタイミングで切り替えられるのがメリットです。
最初は第一巻から!男の子も女の子もハマる↓
大人向けの絵本だが、小学校高学年にも読んでほしい「二番目の悪者」
おすすめ年齢:小学5年生~6年生くらい
次に紹介するのは、ちょっと毛色が変わった本「二番目の悪者」。これ実は、絵本のように描かれた、大人向けの物語です。書店やアマゾンでもものすごく売れている本で、実際、今の時代にマッチしたメッセージ性がこめられていて、大人が読んでも納得できる内容。
ページ数は60ページくらいと絵本にしてはやや多めですが、挿絵が大きめで、本が嫌いな大人でもすらすら読めます。
ただ、この「二番目の悪者」を子供に読ませる場合、漢字のルビも少ないので、小学校高学年くらいからがおすすめ。
また、本文中に出てくる「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は、自らさがし求めなければ見つからない」といったセリフなど、文章やテーマも高学年~大人向け。高学年くらいの子供になれば、人間関係やSNSとの付き合い方など、いろいろなことを読み取れそうです。
挿絵がとてもシュールで美しく、印象的↓タイトルの意味もしっくりくる名作。
今、小学生に大人気の短編集シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
今、小学生の男の子&女の子にすごく人気の本が「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ。
駄菓子屋を舞台にしたちょっとだけ不思議な話で、とにかくすらすらと読める文章なので、読書が苦手な子供にもおすすめ。
シリーズは全14巻あるので、気に入ればどんどん読み進められて、子供が本好きになるきっかけをつかめそうです。
作者は、ジュニア冒険小説大賞受賞歴を持つ↓
「中学生あるある」が楽しめる!さらっと読める連作短編集『クラスメイツ』
次に紹介するのは、子供の学校の朝読書の時間にもおすすめしたい『クラスメイツ』。直木賞もとった有名な女性作家、森絵都の連作短編集です。
物語は24人の中学生のエピソードが続く短編集ですが、この本に「ハラハラドキドキのストーリー」を求めてはダメです(笑)。これは「中学生あるある」を楽しむための本で、中学生一人ひとりの感情の波や人間関係に悩む様子をリアルに感じられるのが醍醐味。
大人が読むと、ああ席順を決めるときって一大事だったなあ、とか、こういうキャラってうざいよねえ、とかなつかしく読めるし、子供なら「分かる分かる」と共感しながら読めます。 一人ひとりのエピソードも短めで軽く読みやすいので、学校の朝読書にもおすすめ。小学6年生の長男も、学校に持っていって、ちょっとした空き時間に読んでいました。高学年から中学生・高校生に読みやすい小説です。
「クラスメイツ」は前期と後期の2冊があり、微妙に話がつながっていたりするので両方読むのがおすすめ↓
子供向けの文学作品!高学年の朝読書におすすめの「重松清の短編集」
おすすめ年齢:小学5年生~6年生くらい
本好きの大人や子供の間では大人気の作家、重松清(しげまつ・きよし)。
我が家では、長男が小学校5年生の時の国語の教科書で重松清の「カレーライス」という短編が載っていて、「続きを読みたい」と言われたのがきっかけでハマりました。
重松清は小学生でもわかりやすい文章と、家族や友達など身近なテーマが多いので、高学年の子供に、初めて文学っぽい小説を読ませる時にぴったり。最初に買うなら「はじめての文学 重松清」がおすすめです。
教科書に載っていた「カレーライス」をはじめ「卒業ホームラン」「モッちんの最後の一日」「ウサギの日々」など、読みやすい短編が8つ入った一冊。重松清の入門編としてプレゼントしたい本です。
アマゾンでは大人からの口コミも多く、どれも高評価↓表紙も大人っぽくて、高学年にぴったり!
国語の文章問題や読解力を鍛えるなら、こんなドリルもおすすめ!
子供に読ませたい名作!5つの短い話が入った「ふたりはともだち」
おすすめ年齢:小学1年生~2年生くらい
朝読書で読ませたい名作が、有名なアーノルド・ノーベルの「ふたりはともだち」。
息子たちが小学1年生のとき、国語の教科書で同シリーズの「おてがみ」を初めて読み、長男も次男も「面白かった!」と興味を持ったのが始まり。
がまくんとかえるくんの二匹の物語はほのぼのとしていて、大人にもファンが多いストーリーです。
短いお話が5つ入った短編集で、朝の10分でも小学生低学年が読み切れる内容。文字を読むスピードが遅い子供にもおすすめです。
短いお話が5つ入っているので、子供も自分で読みやすい↓
低学年の子供におすすめの迷路の本も紹介↓
好みは分かれるが、子供には分かりやすさがウケる「5分後に意外な結末」
おすすめ年齢:小学4年生~6年生くらい
正直、私はあまり好きではない本ですが、当時5年生の長男が好んで読んでいたのが「5分後に意外な結末」シリーズ。
とにかく短い話がたくさん集まった本で、オチも「え、それで?」と思う結末も多く、親としてはあまり深みがない本だなあと思いますが、本嫌いの子供でも朝読書のすきま時間に手に取りやすい短さ。
小学生には、こういう分かりやすい本がいいのかもしれません。長男は、これよりさらに短い「5秒後に意外な結末」を、朝読書用に学校に持って行っていました。
レビューもやっぱり賛否両論↓でも、本嫌いの子供でも読み通せる確率が高いです。
動物や虫が好きな女の子・男の子に「シートンどうぶつ記」「ファーブルこんちゅう記」
おすすめ年齢:小学2年生~4年生くらい
起承転結のある物語よりも、体験記のような淡々としたストーリーの方が好き、という低学年の子供におすすめなのが「シートンどうぶつ記」や「ファーブルこんちゅう記」。
おおかみやうさぎ、フンコロガシなど、動物や虫の生態に基づいた、地に足がついた物語です。
小学校低学年の子供にとっては、子供の壮大な冒険ストーリーよりも、動物や虫のドラマの方が身近に感じることも多いです。我が家の息子2人はどちらも全巻読み切っていました。幼年版なので文字も大きめでイラストも多く、ぐいぐい読み進めることができます。
女の子が思わず感情移入しながら読み進める「ギザ耳ウサギ」↓
専門知識なしに読める、低学年にぴったりのファーブル昆虫記↓
物語や小説以外の本が好きな子供には、このブログ記事がおすすめ↓
持ち運びに便利なミニサイズ!文字が読むのが遅い子でも読める「ゴインキョとチーズどろぼう」
おすすめ年齢:小学1年生~3年生くらい
次におすすめするのは「ゴインキョとチーズどろぼう」。なんといっても、表紙も入れて全部で46ページという短さが特徴で、「絵本じゃないレベルで、とにかく短い物語」を読ませたい親にはおすすめです。
ストーリーは、お金持ちでのおじいさんネズミ「ゴインキョ」が主人公。お宝であるチーズを盗もうとする泥棒や、近所のネズミたちなど、いろんなネズミのキャラクターが出てきて、展開も多めです。
この「ゴインキョとチーズどろぼう」はシリーズがたくさんあり、主人公は毎回ネズミですが、古道具屋の「クツカタッポ」や、子だくさんのお母さんネズミ「フィーフィー」など、巻ごとに主人公が変わるのが特徴。子供が気に入ったら、シリーズの1番地から10番地まで集めるのもおすすめ。
あとメリットとして、持ち運びに便利なコンパクトサイズなのがいいです。手のひらにぱっとのる大きさなので、子供がバッグに入れて外出時に読んだり、電車や車の中のちょっとした暇つぶし・読み聞かせ用に持ち歩けます。
作者は、オーストラリアの有名な女流児童文学作家↓チュウチュウ通りの1番地から話はスタートする。
本嫌いの友達が初めて一冊読み終えた本「名探偵ミルキー」シリーズ
おすすめ年齢:小学2年生~4年生くらい
子供が好きな「推理もの」シリーズ。ミルキー杉山という名探偵が、事件を解決していく「ミルキー杉山の名探偵」シリーズです。この本のメリットは「1冊に3つくらいの話が入っていること」と、「事件編と解決編に分かれていること」です。
長い推理小説を読みきれない、という子供でも、短い1話の完結ストーリーなら読みやすく、また解決編が分かれているので、自分で犯人を予想をすることができます。
本が嫌いな長男の友達(当時小学4年生)も、「面白い!」と最後まで読み終えた本↓
レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」
おすすめ年齢:小学1年生~6年生
自分の子供の読書レベルに合った本をとにかく見つけやすいのが、偕成社の学年別・新おはなし文庫。
「1年生」「2年生」と学年別に物語が編集されているため、どんどんステップアップしていくことも可能。分かりやすく本を選ぶことができておすすめです。
我が家には、三年生の「イソップ童話」と、「アンデルセン童話」があります。他にも、グリム童話や日本のむかし話など、名作ばかり。
子供に読書をさせる以外に、教養を身につけることもできる、一石二鳥のシリーズです。
短いお話がたくさん入っていて、子供も挫折せずに読み続けられる↓
大人もなつかしい、「雪の女王」や「パンをふんだむすめ」などの物語が入っている↓
朝読書が、本好きになるきっかけになるといいね!
子供にぴったりの本を買ってみてね♪
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
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