このブログ記事の執筆者:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、本やおもちゃ・ドリル・知育玩具を紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。
図鑑やドリルのおすすめ記事一覧はこちら↓
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国語ドリルは効果ある?長男は中学生になって学年1位に!
このブログ記事では、国語や算数のおすすめドリルをたくさん紹介していますが「ほんとに効果あるの?」「テストの点は上がるの?」と、不安に思う親もいると思います。 ちなみに、長男は中学生になってから、学校の最初の中間テストで、学年1位をとることができました(5教科総合)。
我が家も順風満帆な勉強ライフ(?)ではなく、小学校2、3年生くらいからたくさんの市販のドリルを試してみて、ようやくこの記事に書いたドリルに落ち着いた感じです。
正直、子供によって合う・合わないもあるので、買ってみて「子供に合わない」と思ったら、ばっさり捨てて乗り換える覚悟も必要です。
ちなみに、中学生向けの定期テストのおすすめ問題集はこの記事↓
幅広いジャンルで頭の体操!脳トレ的な問題もある「国語なぞぺー」
最初に紹介するのは、長男と次男が、小学1年生・2年生の時に自宅学習で使っていた「国語なぞぺ~」。
「なぞぺーシリーズ」とは、大人気学習教室「花まる学習会」のメソッドが詰まったパズル集で、もともとは算数シリーズのなぞぺーが有名。〝考える力がつく”というのが売りで、小学校でも推薦しているところが多い有名なドリルシリーズです。
我が家が買ったのはこれ↓息子が小学低学年の時に始めました。
国語なぞぺーは1問1問が短く、すきま時間にできる
我が家が買った国語なぞぺーは、小学1年生~3年生向けのもの。
問題例として、ことわざ問題だったり、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んで1シーンをイラストに描くという問題、4つの文章をグループ分けする問題など、 とにかく「いろんな種類のミッションが出される」という感じ。
中には「〇〇。〇ということばをたくさん考えよう(例:ちきゅう)のように脳トレ的な問題もあります。1問1問が短いので、さっと終わらせることもできます。
国語なぞぺーの上級編はこれ↓小学4年生から6年生の高学年向け!
デメリットは、親の手がかかること
国語なぞぺーを子供にやらせてみた感想としては、「親がめっちゃ面倒くさい」(笑)。
ドリルってやっぱり「子供が一人で黙々と問題をやる→親がまとめて丸付けをする・教える」という流れを期待しているんですが、国語なぞぺーは「島崎藤村の『夜明け前』を音読しよう」とか「北原白秋の詩をノートに書き写そう」とか、親がけっこう見てあげなきゃいけないシーンが多いです。
そして次から次へと新しいジャンルの問題になるため、子供から「これってどうやるの?」「どういう風に考えるの?」と質問がきて、教えるのが大変な時もあります。
「国語なぞぺ~」のメリットは、自主学習のネタになる
国語なぞぺーのメリットは「問題のバリエーションが多いので、自主学習のネタにできる」「問題のバリエーションが多いので子供が飽きにくい」という点。
私の地域では小学3年生から自主学習が始まり、一日にノート1ページを埋めるのですが、国語の勉強のネタとしてよく使っています。あと、国語なぞぺーはページをめくるたびに目新しい問題が出てくるので子供は新鮮なようで、わりと楽しみながらやっています。
自宅学習で親子で一緒にやるのもおすすめ!
なぞぺーの算数は、この記事でも感想を紹介しているよ!
長い文章を読むのが苦手な子供におすすめ!事件を解く「おはなし推理ドリル」
個人的に、勉強嫌いの子におすすめしたい国語のドリルが、学研の「おはなし推理ドリル」シリーズ。長い文章を読んで問題に答える、という国語の読解力問題なのですが、すべてのお話は、名探偵コナンのように推理事件を解くスタイルになっています。
「宝石どろぼうのボスを当てる」「アリバイの嘘を見破る」など、我が家の子供たちも興味津々!暗号や犯人を推理するために子供はいつの間にか夢中で長文を読んでいます。
我が家が買ったのはこれ↓「アリバイのうそ」や「仮面のトリック」など算数にからんだ事件が15問入っています。
都道府県(社会)や生き物(理科)などいろんな事件が楽しい
おはなし推理ドリルは、事件のジャンルごとに色んなシリーズが出ています。社会が好きな子なら「都道府県事件ファイル」や「歴史事件ファイル」 、理科が好きな子供なら「生き物事件ファイル」、国語が好きなら「百人一首事件ファイル」など、子供が興味のある分野から選べるのもメリット。
我が家は長男が理系なので「算数事件ファイル」「科学事件ファイル」の2冊を楽しそうに解いていました。算数も国語の読解力問題も両方身について、お得感があります。
おはなし推理ドリルの最初の一冊。これが大人気で、続編もつぎつぎと出された↓
勉強嫌い&長文が苦手の子供でもやってみたくなるドリル
おはなし推理ドリルのシリーズはすべて長文の読解力問題ですが、本屋にたくさん並んでいる国語のドリル・問題集の中では、ダントツで子供の食いつきがいいです。挿絵が大人っぽいイラストなのも、子供が長文を読みたくなるポイント。
「長い文章をじっくり読める力がほしい」「勉強嫌いの子供が食いつくようなドリルを探している」という親におすすめです。シリーズは全部、小学4年生~小学6年生の、高学年向けです。
話の続きが気になりすぎて、ついつい問題を解くのも忘れて読みふけっちゃう…
都道府県の知識が身につく18の事件ファイル。事件のナゾにせまりながら楽しく文章読解ができる!
小学1年生~3年生向けのスタンダードな問題集「おはなしドリル」
次に紹介するのが、低学年向けの国語のドリルでオーソドックスな問題集「おはなしドリルシリーズ」です。さっきの「おはなし推理ドリル」と同じ学研ですが、中身の印象はだいぶん違います。
このドリルシリーズは字が大きくて、イラストもほのぼの系。問題も適度に易しいので、学校の宿題でありそうな、スタンダードな国語ドリルという感じです。
国語のテストのように、ページのレイアウトも子供が見やすい&書き込みやすいので、低学年の子供でも使いやすいのがメリットです。
このドリルをやった後、ことわざを使って作文とかもできるようになった!
我が家が当時小学2年生の次男に買ったのはこれ↓
おはなしドリルシリーズは「こわいはなし」「人のからだのおはなし」「危険生物のおはなし」など色々あるので、子供が好きなジャンルを選んで勉強させることができるのがメリット。
我が家はことわざが苦手な次男に「ことわざのおはなし(小学2年生)」 を買って、やらせていました。 次男は語彙力が増えてことわざの意味も分かるように。ドリル自体が一つのジャンルに特化したしているので、勉強の効果が見えやすいドリルともいえます。 また問題がわりと簡単なので、国語が苦手な子供も自信がつきます。
子供が好きそうな「こわい話」に限定した、文章問題ドリルも人気↓低学年向け。
がっつり国語を勉強させたい時におすすめ!王道の「論理国語」
ドリルは別に楽しくなくていい、とにかくちゃんと「国語」を教えたい、苦手を克服したい、という親におすすめしたいのが、この「出口式 はじめての論理国語」シリーズ。
論理国語は「小1レベル」から「小6レベル」まで1年刻みのレベル別に出されているのがメリット。論理的に、一定のルールに沿って国語を体系的に教えることができる問題集です。
実際の学年にこだわらず、子供の国語の実力・苦手度合いに合わせて始めるのがおすすめ。我が家の長男は国語がちょっと苦手なので、実際の学年よりも下のレベルのものをさせています。
小学1年生の夏休みに始めるのもおすすめ↓国語の問題を論理的に解ける力がつく!
12~13種類の単元を繰り返しやることで効果が出てくる
我が家の息子はちゃんと国語の基礎を学ばせたいと思ったので、長男が小学4年生の時に、ちょっとレベルを下げた「小3レベル」からスタートさせました。最初は易しいレベルから始めると、子供が挫折しないのでおすすめです。
また、論理国語はどの学年でも共通して同じ12~13種類の単元(ステップ)を学習します。例えば小1レベルの「主語・述語」の単元をマスターしたら、次に小2レベルの「主語・述語」に取り組めて、「さっき習ったことのちょっと難しい問題をやれる」という感じ。一度やったジャンルを何度も繰り返し学習するので、知識や考え方が定着しやすいのも大きなメリットです。
小3レベルでも、物語文の読解力では少し苦戦しました…↓いいトレーニングになります。
論理国語は解説が丁寧で見やすい!親も教えやすい
論理国語は新しいジャンルの問題に入る前に、分かりやすい解説まとめページがついています。(イメージとしては教科書みたいな感じ)。それに子供が一通り目を通してから、いざ問題を解く、という流れです。
そして子供が間違えた時も、親がその解説ページに添って説明するだけなので楽!子供に教えるのが苦手な親でも、論理国語なら教えやすいです。
やり終わった論理国語も、我が家は保管してあります。子供がつまずいた時、前の学年の論理国語に戻って、簡単な問題を復習しています。
一つの物語をステップに分けてゆっくり読み解く「論理エンジン」
次におすすめするのは、『論理エンジン』。先ほどおすすめした『論理国語』と同じ、出口汪の問題集です。1年生~6年生と、学年別に分かれています。
『論理国語』に比べると、『論理エンジン』はひとつの同じ物語を数回に分けてじっくり解く形になっているので、読解力はより深まるように感じます。我が家では、息子たちが小学5年生、6年生の時に『論理国語』を解き終わった後、やらせる問題集がなくなったので『論理エンジン』を購入しましたが、最初からこの『論理エンジン』を解かせてもよかったかなあと思いました。
難易度としては、論理国語よりも論理エンジンの方が簡単で、かつ、1ステップが10分程度で終わる内容なので、この『論理エンジン』の方が、子供が取りかかるハードルも低いです。
また、良問やスタンダードな問題も多いので、国語が得意な子、苦手な子、色んなレベルの子供たちが取り組めるドリルです。
問題として選ばれた長文の物語が面白くて、親もつい読みふけってしまう…。1単元の終わりごとに作文があるのもポイント。
カラーで薄く、小学1年生でも取り組みやすい「くもんの小学ドリル」
我が家で、当時小学1年生の娘に愛用していたのが、「くもんの小学ドリル」シリーズ。
小学1年生~6年生まで学年別に分かれている公文の問題集で、国語の中でも「ひらがな」「ぶんしょうだい」などジャンル別に分かれているのがポイント。我が家は、一年生の終わりの春休みに、総合的な問題をやらせたくて「1年生 こくご 学力チェックテスト」を購入しました。
小学1年生の娘は春休み中、自宅や学童で、1日10分程度やっていました。内容は、ほどよくカラーで見やすく、小学1年生の女の子でも取り組みやすいレベル。難しくないので、親が一緒に考えたり教えたりする必要もなく、親としては楽です。
小学1年生なら、応用問題をやらせる云々よりもまず、勉強習慣をつけることが大事なので、このくらいの基本的な問題集がおすすめです。
低学年の子には、読み書きの基本がおさらいできる、初歩的な問題集がおすすめ。娘も嫌がらずにやっていました↓
切り離せるから使いやすい!全教科の1年間の復習にぴったり「全科プリント」
最後におすすめするのは、我が家が2月くらいから春休み期間に重宝するドリル「全科プリント」。この一冊で、国語だけでなく、算数・社会・理科・英語の5教科の一年分復習できる、春休みの復習にぴったりのドリルです。(けっこう量は多いです)。
1年生~6年生まで学年別に分かれているので、我が家は長男に「全科プリント 6年生」と、次男に「全科プリント 4年生」を買いました。6年生のドリルの方が分厚いです。
ドリルの問題の難易度としては、学習指導要領にも完全対応で、学校の授業のレベルそのまま。ミニテスト形式で、単元ごとの復習にも使えます。
我が子たちは理科とか社会とか、1学期に勉強したことを忘れている場合が多く、基本的な問題なのに、かなり間違いも多かったです。その後は教科書を見ながら直しをさせて、学習内容を思い出させる基礎復習にぴったりでした。理科とか社会も、ざっと一年分おさらいしておきたい、という家庭にもおすすめです。
ただ、この「全科プリント」シリーズには、問題の前に「要点のまとめ」や「この単元の解説」的なものは一切ついていないので、注意が必要です。
我が家は、ドリルの前によくある「この単元のポイント」みたいな解説部分を一切読まないので、この「全科プリント」みたいに、どんどん問題を解いていくタイプは性に合っていました。
でも、算数でつまずいている単元があったり、かなり苦手な教科がある場合は、「全科」プリント以外に、解説付きの基礎ドリルを買う方がおすすめです。
ちなみに、我が家は初めて、一枚一枚切り離せる「プリント形式」というドリルを買ったのですが、これが意外に便利。「今日はこれだけやってね」と親が英語3枚・国語3枚ずつ切り取って渡すので、親も丸付けや進捗を管理しやすく、子供も「今日の宿題」が量的に意識しやすく、モチベーションも上がります。
また、我が家は正解したプリントはどんどん捨てていっているのですが、間違えた問題は、学校の自主学習ノートに貼っています。プリント形式のドリルだからこそ可能なやり方です。
全科プリント4年生のドリルはこれ↓このページから、他の学年も探してみて!3学期に入ったら用意すると便利。
ドリル以外にも、人気キャラクターの学習漫画もおすすめ
国語の成績を伸ばすには、机に向かってドリルをする以外にも、すきま時間や車での移動中などにぱらぱらと読める学習漫画があると便利です。
ちびまる子ちゃんや名探偵コナン、ドラえもんなど、我が家が愛用しているシリーズ本を紹介します。
ドラえもんの学習漫画シリーズは小学生高学年でも楽しい
小学生の息子たちが、高学年になっても楽しそうに読んでいるのが、このドラえもんの学習漫画。
国語のジャンルだと我が家は「ドラえもんのことわざ辞典」「ドラえもんの四字熟語」を愛用しています。
勉強のためというより、息子たちはただ暇つぶしのために漫画を読んでいるだけですが、笑って楽しそうに読書しつつ、確実に語彙力が身についています。
ごろごろしながら読書するときにもおすすめ↓息子は学校にも持って行って読んでいるようです。
夏休みにちびまる子ちゃんの学習漫画「読書感想文教室」がおすすめ
ドラえもん以外にも学習漫画を試してみたかったので、我が家は「ちびまる子ちゃんの慣用句教室」「ちびまる子ちゃんの続・慣用句教室」を買いました。小学生の女の子なら、ドラえもんよりもちびまる子ちゃんの漫画の方が食いつきそうです。
そして、重宝しているのは「ちびまる子ちゃんの読書感想文教室」。書き方のパターンとかが分かりやすく説明されていて、読書感想文が宿題として出される夏休みに大活躍。
「子供にどうやって書き方を教えたらいいか分からない」という親におすすめ。私は毎年これを熟読してから、息子2人に読書感想文のやり方を教えています。
付箋をたくさん貼りまくった、大人も勉強になる一冊↓もう読書感想文に親子で悩まない!
大人が読んでも笑える!語彙力が増える「名探偵コナン」
最近、書店で衝動買いして予想外に面白かったのが、「名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000」。コナンの実際の単行本に収録されている事件の一コマを使って、語彙力の問題が出されます。
シリアスな漫画シーンに、まじめな語彙力問題のアンバランスさがすごくシュールで、大人もニヤニヤ笑いながら読めます。小学5年生と3年生の息子二人は、コナン大好きなので、食い入るように読んでいます。勉強っぽい漫画・読書が苦手な子供にもおすすめです。
コナン好きの子供におすすめ!問題形式なので、頭を使いながら読める↓
国語のドリルって、実はたくさん種類があるんだね…
子供の実力や、興味のあるジャンルにあわせて、上手にドリルを選んでね!
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