京大卒ママが選ぶ、小学校中学年(3年生~4年生)男の子・女の子におすすめの本32冊【感想付き】

本・図鑑・ドリル

このブログ記事を書いている人ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具を紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。

小学校3年生や4年生の男の子と女の子におすすめの本

文字を読むのには慣れてきたけど、まだ長い物語がすらすら読めない、そんな小学校中学年くらいの子供にぴったりの本を紹介します。
行間がゆったりしていたり、イラストや挿絵が多めだったり、短編小説だったりと、3年生・4年生が読みやすい本なのが特徴。冒険やファンタジー、推理ものなど、男の子も女の子も好きなジャンルです。口コミや感想が気になる人はチェック!

スポンサーリンク
  1. イラストや会話に子供が大爆笑!兄弟と未知の生物との交流「もりのへなそうる」
  2. 2021年発売のおすすめ本!タイトルに子供は食いつく「おれは女の子だ」
  3. 言わずとしれた名作!プレゼントにもおすすめの「エルマーのぼうけん」
  4. 母親のキャラがぶっとんでいて共感しにくい…「体育がある」
  5. ちょっと文字が多く見えるけど、読みやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」
  6. 3年生でも読みやすい!ユーモアのある先生が楽しい「先生、しゅくだいわすれました 」
  7. ブラックな結末が子供心に衝撃!短編集の「おとうさんがいっぱい」
  8. ちょっと長いけど、表紙とタイトルに子供が食いつく「かあちゃん取扱説明書」
  9. 男の子がぺちゃんこになるという設定が面白い「ぺちゃんこスタンレー」
  10. 読みながら、次の手紙が待ち遠しくなる「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」
  11. 岡田淳の名作が復刊!物をなくす子供に読ませたい冒険物語「わすれものの森」
  12. 推薦図書としても有名!文章も美しい外国の名作「火よう日のごちそうはひきがえる」
  13. 大人もハマる!シュールな表紙と内容がインパクト大「紳士とオバケ氏」
  14. 家事ができないママと、完璧なロボットママの比較が面白い「ロボママ」
  15. ふれたもの全部チョコレートになってしまうお話「チョコレートタッチ」
  16. 低学年から高学年まで大爆笑!読み聞かせる親も楽しい「やまんばあさん」シリーズ
  17. 親子で読みたいロングセラー!ファンタジー傑作童話の「ももいろのきりん」
  18. 2021年刊行の新しい本!タイトルがまぎらわしい「みんなのためいき図鑑」
  19. 10分のすきま時間にも読める短いお話「おはなしのろうそく」シリーズ
  20. 読み聞かせや、自分で物語を読む練習にもおすすめ!「ネコのタクシー」
  21. お菓子が好きな子供にはたまらない!人気の岡田淳の「魔女のシュークリーム」
  22. お金持ちになりたい!という男子に読ませたい「なんでももってる(?)男の子」
  23. レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」
  24. 不思議な生き物との出会いと別れを描いた「そいつの名前はエメラルド」
  25. リニューアルした名作!少し怖いけど男の子が夢中になる探偵シリーズ「ムジナ探偵局」
  26. お花屋さんになりたい低学年~中学年の女の子におすすめ「チイの花束」
  27. ヨシタケシンスケのゆるいイラスト×錯覚ネタ冒険小話「サッカク探偵団」
  28. やりたい放題のロボットと幼稚園児が面白い!読書感想文にもおすすめ「ロボット・カミイ」
  29. 今風のイケメン&美女!プレゼントにもぴったりの「10歳までに読みたい名作」シリーズ
  30. キャラクターグッズも大人気「ノラネコぐんだん」シリーズ
  31. 教科書にも出てくる有名な短編集「車のいろは空のいろ 白いぼうし」
  32. おバカでやんちゃな男子の日記に子供は爆笑!大人も面白い「グレッグのダメ日記」

イラストや会話に子供が大爆笑!兄弟と未知の生物との交流「もりのへなそうる」

おすすめ度 ★★★★

もりのへなそうるを読んで笑う小学生男子2人
森のへなそうるを読んでいる長男と次男。兄弟でいつも、同じページの場所で笑っている。

最初におすすめするのが「もりのへなそうる」。てつたとみつやの兄弟が、森で見つけたへんな生き物「へなそうる」と遊ぶ、ほのぼの可愛らしい物語です。
我が家の息子たちは、弟のみつやの言い間違いや、へなそうるが想像するカニの絵などツボだったらしく、爆笑しながら読んでいました。
内容はゆる~く絵本のような世界観なので、読み聞かせをするなら4歳、5歳への幼児にも可能。
でも、ページ数が意外に多く150ページ以上あるので、自分で読むなら小学校3年・4年生くらいがおすすめです。

森のへなそうるの中身ページ
可愛らしいへなそうると兄弟の会話に、大人もほのぼのする。
小学生長男
小学生長男

へなそうるがちょっとおバカっぽくて、超かわいい!

幼い子供たちの会話のシーンなどにも癒される↓

スポンサーリンク

2021年発売のおすすめ本!タイトルに子供は食いつく「おれは女の子だ」

「おれは女の子だ」の本の表紙
タイトルと表紙が目を惹く「おれは女の子だ」。中央のスカートをはいている小学生男子が、主人公。

学校の図書館だよりで、おすすめ本として紹介されていたのが「おれは女の子だ」。我が家の息子二人は、タイトルに興味津々で「読んでみたい!」とおねだり。
この本の主人公は、ピンク色が好きな小学生男子「すばる」。クラスメートの鈴木に「女の子みたいだ」と言われて、カッとなり思わず「おれは女の子だ」と宣言するところから始まります。
私はてっきり、今時のジェンダー的なLGBTの男の子の話かと思っていたら全然違って、いい意味で裏切られました。

「おれは女の子だ」の文字とイラスト
文字数は多いが、行間はゆったりしていて、挿絵も多いので、3年生・4年生でも読みやすい。

一言で言えば、すばるの成長物語、なのですが、内容は「あーバカ、ほんとに小学生男子っぽいなー(笑)」と笑えるエピソードがあったり、女子との心のつながりにほのぼのしたり、展開が早いのでぐいぐい読み進められます。
個人的には、すばるの家族の女たち(母、姉)の提案が、インパクトが強すぎてツボでした。刊行年は2021年で新しく、表紙のイラストもタイトルもかなりキャッチーなので、本嫌いの子も食いつく可能性が高そうです。

目次のタイトルも面白く、「おれは女の子みたいにオシッコをした」「おれは女の子を泣かせた」など、息子たちは大爆笑↓

スポンサーリンク

言わずとしれた名作!プレゼントにもおすすめの「エルマーのぼうけん」

おすすめ度 ★★★

エルマーのぼうけんの3冊セットの表紙
幼年童話の最高峰として知られている「エルマーのぼうけん」3部作セット。我が家の子供たちの愛読書。

本好きの親子なら知らない人はいないほどの名作「エルマーのぼうけん」。エルマーという男の子が、捕らえられたりゅうを助けに行くストーリーの、冒険物語3部作です(1冊ずつお話は完結しています)。
幼年童話の最高峰と言われていますが、文字の量がけっこう多いので、自分で読み始めるなら、小学3年生から4年生くらいがおすすめ。なんといっても、エルマーが知恵をしぼって、ライオンやゴリラを出し抜くところがたまらなくスリリングで面白いです。

エルマーのぼうけんのゴリラが登場するページ
エルマーがゴリラと対決した時のシーン。頭脳戦のように、エルマーの作戦が面白くてわくわくする。
エルマーのぼうけんの裏表紙に載っている冒険地図
本の裏表紙にはそれぞれ、ストーリーに関連した冒険の地図が描かれていて、子供心をくすぐる。

「エルマーのぼうけん」の3冊セットは、プレゼントとしても人気です。孫や子供に読ませる名作としておすすめ!

スポンサーリンク

母親のキャラがぶっとんでいて共感しにくい…「体育がある」

おすすめ度 ★

「体育がある」を読んでいる小学5年生の男の子
「体育がある」を読んでいる、当時小学5年生の次男。話は予想外の展開に…。

次に紹介するのは、運動が嫌いな小学生なら思わず手に取ってしまいそうな一冊「体育がある」。
体育が苦手な小学4年生の女の子・あこが主人公で、苦手なものを克服することで成長していくのかなあと思いきや、話は予想のちょっとナナメ上に展開していきます。 主人公のあこは、とび箱もマット運動も、水泳もさかあがりも全部苦手なのですが、母親がとにかくスパルタで、覚悟が足りないからとジャングルジムのてっぺんから飛び降りさせようとしたり、とにかく彼女のキャラクターが強烈すぎます。

「体育がある」の本文ページ
いくつかの章に分かれていて、水泳やとび箱や鉄棒など、苦手なことがどんどん出てくる。

主人公のあこは「ごめんなさい、ごめんなさい」とお母さんの顔色をうかがう生活で、全ページのうち8割くらいは、あこが気の毒になってしまう内容。
最終的には、あこのおばあちゃんが登場して丸くおさまりますが、「これは実は、子供に口を出しすぎる父親や母親に向けた物語なのでは?」と、ある意味、話の展開に目が離せなくなる異色の児童書です。

小学生次男
小学生次男

こんな紹介の仕方をしたら、逆に読みたくなっちゃうんじゃ…

2021年刊行の、新しい本↓賛否両論ありそうな、ある意味忘れられない一冊。

ちょっと文字が多く見えるけど、読みやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」

おすすめ度 ★★★

マジックツリーハウスの表紙
カラフルな表紙。1年生から6年生まで幅広い女の子が大好き。

次男が小学1年生だった時、クラスの女子の間で大流行していた「マジック・ツリーハウス」シリーズ次男も女子に借りて1巻から10巻くらいまで読んでいました。
このシリーズは、まじめな兄・ジャックと、行動的な妹・アニーの兄妹が主人公。魔法のツリーハウスを使って時空旅行をする冒険ファンタジーで、子供がわくわくする世界観になっています。

マジックツリーハウスの本文やページの中身
イラストも多めで読みやすく、冒険ものなのでストーリーも退屈しない。

文字の大きさは中くらいですが、イラストも多くて低学年でも読みやすくなっています。もちろん高学年の女の子も読める内容で、当時小4の長男のクラスの女の子も読んでいる子が多かったようです。
シリーズがたくさんあるので、この「マジックツリーハウス」シリーズに一回ハマると、一気に読書好きになります。冒険の展開も多くて飽きずに最後まで読めるので、どの学年の子供にもおすすめできる鉄板シリーズです。

小学校高学年の女子もハマって読んでいる!第1巻はアマゾンではkindle版しかないので注意↓


2巻から読み始めてもOK!宝探しやミイラなど、男子もわくわくする冒険物語↓

高学年向けのおすすめ本はこちら↓

3年生でも読みやすい!ユーモアのある先生が楽しい「先生、しゅくだいわすれました 」

おすすめ度 ★★★

先生、しゅくだいわすれましたを手に取っている小学生男の子
「先生、しゅくだいわすれました」の本を持っている、当時小学5年生の長男。

小学生が宿題を忘れたシーンで始まる物語で、子供が身近に感じて読みやすい「先生、しゅくだいわすれました」。宿題を忘れて言い訳をする生徒に、「もっと楽しいウソをついて」と要求する、ユーモアのある先生が登場します
我が家の子供たちも、学校の宿題を忘れることは日常茶飯事なので(汗)、物語に入り込みやすく、すらすらと読んでいました。ページ数は多いですが、行間がゆったりしていて読みやすく、小学校3年生くらいにおすすめです。

先生、しゅくだいわすれましたの中身のページ
「先生、しゅくだいわすれました」は95ページある内容だが、会話が面白くてすいすい読める。
「せんせい、しゅくだい忘れました」の中身のページ
カラーページもある。子供たちが、宿題を忘れた言い訳のバリエーションが面白い。

子供たちが、宿題を忘れた楽しい言い訳(ウソ)をどんどん考えるのが面白い!

小学生長男
小学生長男

こういう先生がいたら学校楽しそう!

ブラックな結末が子供心に衝撃!短編集の「おとうさんがいっぱい」

おすすめ度 ★

おとうさんがいっぱいの挿絵と文章の内容
挿絵はモノトーンで、どことなくシュール。短いお話が5つ入っているので、どこからでも読める。

「ある日突然、全国的にお父さんが5人くらいに増えた。本当のお父さんは?今のぼくは本当のぼく?」。
ほのぼのとした表紙のイラストとは対照的に、ちょっと不思議でブラックユーモア的な怖い物語が「おとうさんがいっぱい」。
短いお話が5つ入っているので、本嫌い・読書が苦手な子供にも読みやすいのですが、ぞっとするようなオチが多い、珍しいタイプの児童書です。子供の性格を考えてから、買い与えるのをおすすめします。

アマゾンのレビューもザワついている一冊↓


小学校1年生~3年生くらいの男の子におすすめの「鉄板おもちゃ」ベスト20はこれ↓

ちょっと長いけど、表紙とタイトルに子供が食いつく「かあちゃん取扱説明書」

おすすめ度 ★★★★★

かあちゃん取扱説明書の感想と中身と表紙
イラストとタイトルが抜群に子供の気を引きつける「母ちゃん取扱説明書」。意外に中身の文章はぎっしり。

これはもう、タイトルと表紙のイラストの勝利でもある、「かあちゃん取扱説明書」。子供だけでなく、母親としてもぜひ読んでいたい一冊(笑)。
主人公の男の子が、母親を上手に扱うために「母親をほめた後に、晩御飯のリクエストをする」とか「友達が母親をほめていた内容をそのまま伝える」とか、実生活でも使えそうなコツが載っていて面白いです。本の最初に出てくる作文も、思い当たるふしがありすぎて笑えます。意外に文字がぎっしりとつまっていて、ページ数も150ページくらいあるので、本好きの中学年(3年生・4年生)から、高学年の子供におすすめ。

かあちゃん取扱説明書を読んでいる小学生男の子
「かあちゃん取扱説明書」を読んでいる次男(当時小学3年生)。
かあちゃん取扱説明書の目次ページ
「かあちゃん取扱説明書」の目次ページ。いくつかの章に分かれているので、ちょっとずつ読み進めることもできる。

子供にも大人気の一冊↓ママに怒られてばかりの小学生男子なら特にハマるかも。

小学生次男
小学生次男

スゲー読みやすかった!長かったけどあっと言う間に読めた!

男の子がぺちゃんこになるという設定が面白い「ぺちゃんこスタンレー」

おすすめ度 ★★

ぺちゃんこスタンレーの本の中身のページ。
白黒のイラストで一見地味だが、ぺちゃんこになった男の子がどうなるのか、というストーリーに子供は引きつけられて読む。

長男が小学4年生の時、同じクラスの本が嫌いな友達がこの本を読んで「面白かった!」と言っていたのが『ぺちゃんこスタンレー』
男の子がぺちゃんこになったら、どういう風になってしまうのか?というストーリーで、設定が面白く、入りやすいのがポイント。イラストが白黒で今どきっぽい感じではありませんが、先がどうなるんだろう、という子供の好奇心と興味を引き出す物語です。

学校や図書館でもよくおすすめされる名作↓


ちなみに、小学校3年生の男の子の誕生日プレゼントの「おすすめベスト20」はこれ!

スポンサーリンク

読みながら、次の手紙が待ち遠しくなる「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」

おすすめ度 ★★★★

「ぼくはアフリカにすむきりんといいます」の表紙
タイトルからして、動物ものの感動ストーリーかと思いきや、全然違いました。

これは面白い、新しいジャンルだな~!と、個人的にとても新鮮に読めた一冊が「ぼくはアフリカにすむキリンといいます。ほのぼのほっこり、そしてコント的な展開やユーモアが合わさった物語です。
出会ったことのないキリンとペンギンが手紙をやりとりするお話なんですが、お互いに相手の姿形がまったく想像できないのがミソ。物語のところどころにはさまる手紙の内容が面白く、特に、最初のペンギンの手紙など、おバカっぽい文面に親子で爆笑します。この手紙にキリンはどう答えるの?返事はどうするの?とぐいぐい先が気になって読み進められます。
本嫌いの子供でも最後まで読み通せる可能性の高い、ゆる~い感じの面白くて楽しい一冊。シリーズもたくさんあります。

ぼくはアフリカにすむキリンといいますの本のページ内容
本の挿絵もゆるくていい感じ。文字も大きめなので、子供も自分から手に取りやすい。
「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」の手紙の内容
キリンが最初に出した手紙の内容。ペンギンとの文通で、ところどころ手紙の内容がページに入っているので、ついつい読んでしまう。
小学生長男
小学生長男

これは読んでほしい!めっちゃ面白くておすすめ!

説教っぽくないし、肩ひじ張らずにだらだらと読めて楽しい一冊↓


上の本の、続編というか姉妹編↓本の内容を知っていると、タイトルを見ただけでニヤニヤしてしまう。

岡田淳の名作が復刊!物をなくす子供に読ませたい冒険物語「わすれものの森」

おすすめ度 ★★★★

岡田淳のわすれものの森を読む小学生の男の子
「わすれものの森」を読む次男(当時小4)。表紙の絵は「わすれものの森」のイメージにぴったり。

次に紹介するのは「わすれものの森」。作者の岡田淳といえば、いろんな本で児童文学賞をとっていて、親としても安心感のある作者です。
「わすれものの森」は、大事なリコーダーをなくしてしまったツトムが主人公。それを探すため、「わすれものの森」という場所に上陸する冒険ストーリーです。夜の学校に行ったり、リコーダーを森からとってきたり、子供心にハラハラする展開もいっぱい。

わすれものの森のページの中身
ところどころ挿絵が入っているが、意外に文字がぎゅっと詰まっているので、4年生か高学年くらいにおすすめ。

ちなみにタイトルにもなっている「わすれものの森」とは、人間が大事にしなかったもの、忘れたものがたくさん集まった場所。たとえば、ボールや縄跳びや鍵など、子供がなくしてしまったものは、「わすれものの森」に集まり、森の実や花になるという設定です。岡田淳はそういった発想が面白いので、読んでいてわくわくします。
物をしょっちゅうなくしたり、散らかしっぱなしで大事にしないという子供なら(大人でも 笑)どきっとする内容で、 ぜひ読ませたい一冊です。

大人で復刻本を待ち望んでいた人も多い、待望の一冊↓4年生~高学年の読書感想文にもおすすめ!


推薦図書としても有名!文章も美しい外国の名作「火よう日のごちそうはひきがえる」

おすすめ度 ★★★

火よう日のごちそうはひきがえるの表紙
表紙も外国文学風できれいな「火よう日のごちそうはひきがえる」。左がミミズクで、カレンダーを見て誕生日を数えている。

次に紹介するのは、学校の推薦図書や、青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれたりして有名な本火よう日のごちそうはひきがえる」です。
あらすじは、ひきがえるがミミズクにつかまったところから始まるストーリー。ミミズクは「5日後はオレの誕生日だから、ごちそうとしてお前を食べるぞ」とひきがえるを軟禁します(笑)。とにかく「5日後に食べられる」というタイムリミットがあるので、物語を読んでいる子供も緊迫感を持って集中して読み切れるのがメリット

火よう日のごちそうはひきがえるの本の内容
モノトーンの大人っぽい挿絵がところどころ入っている。行間は詰まっているが、ページ数自体が少ないので、3年生でも読める量。

5日後にひきがえるは食べられるのか、逃げられるのか、それとも?5日後のミミズクの誕生日の日に、物語はちゃんと集結するので、最後まで読み切れる確率が高いです。
ページ数は82ページとちょっと短めですが、外国文学風の言い回しや、おとぎ話のような世界観が、美しい名作を思わせる物語。3年生くらいにおすすめです。

実はこの本、ヒキガエルシリーズの最初の1作目でもあります↓大人でもファンが多いです。

大人もハマる!シュールな表紙と内容がインパクト大「紳士とオバケ氏」

おすすめ度 ★★★★

紳士とオバケ氏の表紙
一目で覚えられる、インパクト抜群の表紙「紳士とオバケ氏」。この見た目だけで子供は「読んでみたい」と食いつく。

これを人前で読む勇気はないなあ~と思うくらい、表紙のインパクトが大きい本が「紳士とオバケ氏。家に一人で暮らす、超まじめな紳士・マジヒコ氏が、自分のオバケと一緒に生活するストーリーです。
この本の印象を一言でいうと「ほのぼのシュール」(笑)。オバケに対しても「わたしとしたことが、大変失礼しました」など馬鹿丁寧な言葉遣いをするマジヒコ氏が笑えます。挿絵もシュールで、世界観がツボにはまります。

紳士とオバケ氏の内容本文ページ
ちょくちょく、こんな感じで大きな挿絵が出てきて、大人もツボにハマる。

紳士とオバケ氏」 のメリットは、読んで3ページくらいでいきなりオバケ氏が登場するところ。スピード感がある展開で、読書が苦手な3年生・4年生くらいにぴったり。
本は思ったより薄くてページ数も80ページと少ないのですが、ただところどころ「遺伝」「中国の青磁」「天然素材の衣服」など、低学年には難しい語彙が出てきます。読むなら中学年以降がおすすめ。

この表紙はすごい(笑)アマゾンの口コミを見ると、大人もハマって面白がる人が多い↓

スポンサーリンク

家事ができないママと、完璧なロボットママの比較が面白い「ロボママ」

おすすめ度 ★★★★★

車の中で「ロボママ」を読む小学生男子
習い事の移動中の車の中で「ロボママ」を夢中で読む長男(当時小6)。

知名度は低い本だったので、あまり期待しないまま親子で読んだら、予想外に面白かったのが「ロボママ
仕事では超優秀だけど家事ができないママに代わって、ロボットのママが家事をするお話です。まず、家事ができない母親の描写が秀逸で笑えます。
「母さんは、家に食べものがなくなりかけたときは、買い物に行ったほうがいいってことが、ちゃんとわかってない」「もし、母親になるための実技テストなんてものがあるとしたら、うちの母さんは合格しないと思う」
(p8~9より)など、抜けてる感じが親近感が持てます。

ロボママの本文内容
「ロボママ」の本文ページ。ところどころ入るイラストがちょっと古くさいのが難点(笑)。でも本文は面白い。

そして、完璧な家事をするロボママのキャラクターも笑えます。ロボットが人とずれたマニュアル的な行動をするっていうのはお約束ですが、それが分かっていても、ロボママの下手くそなジョークや「アンモニアを放出したんです」(p72)のくだりは笑えます。
120ページくらいで、字もわりと大きめなので中学年におすすめ。当時小学6年生の長男も、4年生の次男も「めっちゃ面白かった~!」と大満足でした。

小学生次男
小学生次男

「生身のジェームズ」「ただのジェームズ」ですごい笑った!面白かった!

「ロボママ」の作家はイギリスの女性弁護士↓日本図書館協会選定図書で、良質な児童書です。

ふれたもの全部チョコレートになってしまうお話「チョコレートタッチ」

おすすめ度 ★★★★

チョコレートタッチの表紙と感想・レビュー
ふれたものがチョコレートになってしまう、男の子のお話。設定が入りやすくて子供にもウケる。

小学3年生~4年生におすすめの本で、次は「チョコレートタッチ」。主人公の男の子自分がふれたものすべてがチョコレートになる、という分かりやすい設定で、9歳~10歳くらいの子供にも読みやすいのがポイント
主人公は、お菓子が大好きな男の子・ジョン。ごはんやおかずは残して、お菓子ばかりたべているという、子供たちが共感しやすい(笑)キャラクターです。

チョコレートタッチの文章と挿絵
挿絵もアメリカっぽいテイストで可愛い。

ある事件をきっかけに、自分がふれたものすべてがチョコレートになるという体質に。最初は大喜びでしたが、水が飲みたくてもチョコレートになってしまったり、ママのほっぺたにキスをしたらママの全身がチョコレートになったりと、ファンタジー的な面白い設定でぐいぐい読み進めることができます
ちなみにこの本、2022年の小学校中学年の読書感想文コンクールの課題図書で、教訓のようなテーマもあったりして、子供にも大人にもウケがいい一冊です。

小学生次男
小学生次男

こんなにチョコレート食べちゃったら、糖尿病になっちゃいそうで心配だった!

アマゾンの口コミ・レビューも評価が高く、おすすめ↓2021年出版の、新しい本。

低学年から高学年まで大爆笑!読み聞かせる親も楽しい「やまんばあさん」シリーズ

おすすめ度 ★★★★★

やまんばあさんの大運動会の表紙と感想・レビュー
小学生や中学生、幅広い年齢の子供が大爆笑する「やまんばあさん」シリーズ。

次におすすめするのは、子供たちが大爆笑する人気のシリーズ「やまんばあさん」。290歳を超える元気すぎるおばあさんが主人公で、おふざけ感が絶妙な、笑えてテンポのよい物語シリーズです。
我が家のおすすめは「やまんばあさんの大運動会」。あらすじ文を見ても「オリンピック選手より元気で、プロレスラーより力持ち。296歳のスーパーおばあさん、運動会に現る!玉入れ、綱引き、パン食い競走…いったいどうなる」と、もうこれだけで面白い(笑)。

やまんばあさんの大運動会の挿絵と文章
行間がゆったりしていて、ルビも振ってあるので読みやすい。独特な挿絵もツボ。

主人公のやまんばあさんのキャラが魅力たっぷりで、挿絵もいまどきのアニメ風じゃないのも好感度高いです(個性的なタッチのイラスト)。
内容は小学校低学年の子供にも理解できるので、親が読み聞かせをすることも多いのですが、読んでいる親も笑ってしまうくらい、ノリが楽しい物語です。ちなみに、このやまんばあさんシリーズのスピンオフ(?)ともいえる絵本「やまんばあかちゃん」 も一緒におすすめしたいです。

自分で読むなら小学校3年生~4年生以降がおすすめ。とにかく楽しい気持ちになれる鉄板本↓


〝かわいくて、すごいあかちゃん生まれたよ。やまんばあさん296年前のひみつ”という紹介文が秀逸な、スピンオフの絵本↓

小学生長男
小学生長男

ストーリーはもう覚えちゃったけど、何回読んでも同じところで笑ってしまう!

親子で読みたいロングセラー!ファンタジー傑作童話の「ももいろのきりん」

おすすめ度 ★★★

「ももいろのきりん」を読む小学生の女の子
「ももいろのきりん」を読んでいる娘。表紙の絵もノスタルジックで親のテンションが上がる。

次におすすめするのは、発売が1965年という驚きの古さの「ももいろのきりん」。作者は、ぐりとぐらでおなじみの中川李枝子で、昔から読み継がれてきたこのお話は子供向けファンタジーの傑作ともいわれています。
主人公は、るるこという女の子。工作で作った桃色のキリンに「キリカ」と名前をつけますが、雨がふってきてキリカの首はきれいな桃色がはげてしまいます。キリカの首を再び桃色にぬりなおすため、るるこはキリカに乗って「クレヨン山」にむかうという冒険要素の入った物語。

ももいろのきりんの本文ページ
写真では分かりにくいが、「文字多っ」とひるむほどの文章量。

アマゾンのレビューを見ても、親世代がなつかしがって購入しているケースが多く、親子で楽しめる絵本なのもポイント高いです。
ちなみに「ももいろのきりん」は、見た目が絵本っぽいので小学校低学年向けかと思いきや、中身は文字がぎっしり詰まっていて全体で90ページ近い長さがあります。自分で読むなら小学3年生以降におすすめします。

2021年刊行の新しい本!タイトルがまぎらわしい「みんなのためいき図鑑」

おすすめ度 ★★★

みんなのためいき図鑑の表紙と感想・レビュー
紛らわしいタイトルの「みんなのためいき図鑑」。図鑑ではなく、物語です。

次に紹介するのは「ん?面白い切り口の図鑑だなあ~」と思っていたら、なんと児童書だったという、まぎらわしいタイトルの「みんなのためいき図鑑」。
2022年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書で、小学3年~4年生の男子・女子におすすめの本です。
クラスで班ごとにオリジナルの図鑑をつくることになった“たのちん”こと、田之上嵐太。たのちんの班は「ためいき図鑑」をつくことになり、どんな時にヒトがためいきをつくのか調べて発表しようとします。

みんなのためいき図鑑の挿絵と文章
ほのぼのとした挿絵が児童書らしくて可愛い。子供目線で人間関係・友達とのかかわり方について学べる。

こういう本を見てつくづく思うのは、最近の児童書って、設定やタイトルが工夫してあって面白いな~ということ。このあらすじを聞いただけでも、単純に一人の読者として、どんなため息の種類があるのか知りたくなります(笑)
まあこの本は、そこに保健室登校の女の子の存在がからんできたりと、友達関係へと話は広がっていきます。
メディアでも取り上げられることが多い、人気の一冊です。

男の子にも女の子にもおすすめ!挿絵も入っていて行間もゆったりめなので、子供も手にとりやすいです↓

10分のすきま時間にも読める短いお話「おはなしのろうそく」シリーズ

おすすめ度 ★★★

おはなしのろうそくシリーズの4冊
「おはなしのろうそく」シリーズ。小さめサイズの本で、持ち運びがしやすい。行間もゆとりがあって読みやすい。

長男は小学3年生の時から、「おはなしのろうそく」シリーズという、子供たちに人気の物語を集めたシリーズをちょくちょく借りてきています。
エパミナンダス」、「ついでにペロリ」、「まめたろう」、「ホットケーキ」、「赤鬼エティン」など。
字はやや小さめですが、短いお話がたくさん入っているので、さらっと読めて、10分、20分などのすきま時間に重宝しています。布団での読み聞かせにもぴったりです。

長男
長男

俺はエパミナンダスが一番好きだった!

値段も安くて買いやすい↓

読み聞かせや、自分で物語を読む練習にもおすすめ!「ネコのタクシー」

おすすめ度 ★★

本「ネコのタクシー」の表紙
ネコ専門の獣医さんが書いたという児童書。ケーキを運んだり救急車になったり、泥棒を追いかけたり、いろんな事件が起こる。

トムという猫が、自分の脚を使ってタクシーとなり、お客さんを運ぶユーモラスな話が「ネコのタクシー」。
この本のメリットは、短編集のように細かくエピソードが分かれているので、小学校中学年くらいの子供が自分で物語を読み進めるのに便利な点

「ネコのタクシー」の本の内容
挿絵もほのぼのとして可愛い「ネコのタクシー」。全部で88ページだが、細かくエピソードと章が分かれているので、読み聞かせなどにもぴったり。

本が苦手な子供でも、一日、1話~2話くらい、まとまった文章を読む勉強にもなります。ストーリーもネコのタクシーという設定が面白く、 ケーキを運んだり救急車になったり、泥棒を追いかけたりと、いろんな事件も起こるのでぐいぐい読めます。親が1話ずつ子供に読み聞かせをするのにも、ちょうどいい内容とボリュームです。

挿絵もほのぼのとしたタッチで可愛い!ネコ好きの子供にもおすすめ↓

スポンサーリンク

お菓子が好きな子供にはたまらない!人気の岡田淳の「魔女のシュークリーム」

おすすめ度 ★★★★★

魔女のシュークリームを読む男の子
ソファで夢中で『魔女のシュークリーム』を読む次男(当時小3)。

息子が小学校高学年になっても時々読み返すほど好きな本が『魔女のシュークリーム。作者は、「わすれものの森」でも紹介した岡田淳。岡田淳は小学校の高学年向けの物語が多いですが、この「魔女のシュークリーム」は読みやすく、2年生~4年生くらいの子供が食いつきます。
シュークリームが大好きな主人公、ダイスケの描写がとにかく笑えます魔女の元から逃げ出したい黒猫たちと出会って話が進んでいく、ほのぼのファンタジーです。

アマゾンのクチコミ・レビューもかなり高評価↓

お金持ちになりたい!という男子に読ませたい「なんでももってる(?)男の子」

おすすめ度 ★★★

「なんでももってる(?)男の子」
「なんでももってる(?)男の子」の表紙。内容は110ページで、小学校中学年の子供におすすめの量。

小学3年生~4年生くらいの男の子って「お金持ちになりたい願望」がすごいですが(笑)、そんな男子におすすめの本が「なんでももってる(?)男の子」。大金持ちの一人息子・フライが、庶民の子供であるビリーと交流する物語です。
設定で笑えるのは、主人公のフライの金持ちレベルがぶっ飛んでいて、自分だけの遊園地を持っているというレベル。でも、自分の誕生日は3分間しか親に祝ってもらえないという、かわいそうな面もあって、ぐいぐい話に引き込まれます。「お金持ち=幸せ」と信じきっている小学生男子たちに、ぜひ読ませたい一冊です(笑)。

「なんでももってる(?)男の子」の目次とページ内容
父親は仕事で、母親はスポーツジムで忙しく、放置されている大金持ちの息子・フライ。そして性格も悪い(笑)。設定が現代的で大人も面白い内容。
「なんでももってる(?)男の子」の目次とページ内容
目次ページより。章のタイトルも面白くて子供の興味を惹く。何日かに分けて読むこともできる。

ほのぼのとしたイラストもあいまって、童話のような読みやすい雰囲気になっている一冊↓


ちなみに、小学校3年生の男の子の誕生日プレゼントの「おすすめベスト20」はこれ!

レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」

おすすめ度 ★★

アンデルセン童話3年生の本を読んでいる小学生の男の子
夜に夢中になって「アンデルセン童話」を読んでいる次男(当時小3)。

自分の子供の読書レベルに合った本をとにかく見つけやすいのが、偕成社の学年別・新おはなし文庫
「1年生」「2年生」と学年別に物語が編集されているため、どんどんステップアップしていくことも可能。分かりやすく本を選ぶことができておすすめです。
我が家には、三年生の「イソップ童話」と、「アンデルセン童話」があります。他にも、グリム童話や日本のむかし話など、名作ばかりです。

アンデルセン童話とイソップ童話の3年生
昔ながらのシンプルな絵で、大人が読み聞かせするのも楽しい。
イソップ童話とアンデルセン童話の中の文字の大きさとイラスト
中にはほどよく挿絵が入っていて、物語のイメージがつかめる。

短いお話がたくさん入っていて、子供も挫折せずに読み続けられる↓


大人もなつかしい、「雪の女王」や「パンをふんだむすめ」などの物語が入っている↓

不思議な生き物との出会いと別れを描いた「そいつの名前はエメラルド」

おすすめ度 ★

「そいつの名前はエメラルド」の表紙
爬虫類のような恐竜のような「エメラルド」を飼うことになる、子供の話。

青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた本が「そいつの名前はエメラルド
ふうちゃんの7歳の誕生日に、恐竜のようなトカゲのような生き物「エメラルド」が家にやってくるお話です。
最初は嫌がっていたママも次第に慣れてきたり、エメラルドが家族になじんでいく過程がほのぼのします。色を変えたりえさをぱくぱく食べたり、読んでいるうちに「可愛い」と思えてくるから不思議。
出会いと別れまでが描かれて、大人もほろりときます。
ページ数が170ページとけっこう長いので、量だけ見れば小学4年生くらいから高学年がおすすめですが、恐竜好きの男の子なら低学年や3年生でも読める可能性もありそうです。

中身の文字はけっこう大きいので、わりとさくさく読める↓挿絵も多め。

スポンサーリンク

リニューアルした名作!少し怖いけど男の子が夢中になる探偵シリーズ「ムジナ探偵局」

おすすめ度 ★★

ムジナ探偵局リニューアルした表紙
絵がいかにも昔っぽい、ムジナ探偵局。リニューアルされただけあって、もともと子供に人気の作品。

次におすすめするのは、我が家の小6長男が今でも大好きな「ムジナ探偵局」シリーズ
親としては、表紙を見た瞬間に「絵が古いなあ~」と思いましたが、昔に刊行されたもののリニューアル版らしいです。つまり、リニューアルされて出版されるほど小学生に人気の本ということ
ムジナ探偵と、好奇心旺盛な男の子・源太の迷コンビがふしぎな事件にいどむストーリーで、特に男の子でハマる子が多いです。

ムジナ探偵局の本文中の文字とイラスト
ムジナ探偵局のイラストは素朴で昔っぽいタッチなので、逆に怖く感じる(笑)。

最初に読むならシリーズの第1作目「ムジナ探偵局 名探偵登場! 」がおすすめ。暗号や学校の事件など3つ入っていて、4年生くらいの子供でも読みやすいストーリーです。
また、絵のタッチの古さが絶妙で(笑)、我が家の長男は読みながら「ちょっと怖い…」と言いつつ夢中で読破していました
。全部で9巻あるので、シリーズで読み進めるのもおすすめです。

アマゾンのレビューでは、小3や小4、または中1が読んでいるという口コミが↓最初は1作目のこれがおすすめ↓

お花屋さんになりたい低学年~中学年の女の子におすすめ「チイの花束」

森絵都の児童書「チイの花たば」
表紙のイラストも美しい「チイの花たば」。小学校低学年~中学年の女の子におすすめ。

次は、小学生の女の子におすすめの本、「チイの花束」。作者は、児童書も大人向けの文学でも定評がある森絵都で、お花やさんになりたい女の子・チイが主人公です。
花にだって人間を選ぶ権利がある、というテーマのもと、チイも花にきちんと選ばれるか試験を行なうという設定が面白いです。
孫に花を贈りたい白やぎのおじいさんや、恋人にプロポーズをしたいゾウの青年など、色んなキャラクターが出てくるのもみどころ。

チイの花束の本文や挿絵
カラーの挿絵がたくさん入っているので、本が苦手な子供も読みやすい。

チイの花束」は絵が華やかで美しく、ページをめくるたびに、小学生の女の子もわあっと目を奪われそうな本です。
全体的に絵のページが多めで、かつページ数は80ページと短めなので読みやすいですが、漢字にルビが振っていないのと、「花言葉」や「プロポーズ」「試験」などの言葉が、小学校1年生くらいにはまだぴんとこないかもしれません。一人で読むには2年~3年生くらいがおすすめです。

ダリア、コスモス、チューリップなど、お花が好きな女の子に特におすすめしたい一冊↓

ヨシタケシンスケのゆるいイラスト×錯覚ネタ冒険小話「サッカク探偵団」

サッカク探偵団の1巻から3巻の表紙
ヨシタケシンスケがイラストを担当している「サッカク探偵団」シリーズ。見た目はゆるいが、内容的には高学年寄り。

小学校4年生~6年生くらいの子供におすすめなのが「サッカク探偵団」シリーズ
タイトルそのままに、少年たちが「目の錯覚」を元にして事件の謎解きを行なうストーリーです。作者はヨシタケシンスケではなく、グリム童話賞優秀賞や椋鳩十児童文学賞受賞をした藤江じゅんという作者
ゆるい独特な絵が大人気のヨシタケシンスケは、イラストのみ担当しています。アマゾンの口コミでは、ヨシタケシンスケのイラストがほのぼのするという評価もありますが、個人的にはヨシタケシンスケの絵をいろんな本で見すぎて、もうお腹いっぱいという感じ。このゆるいイラストのために、低学年向けの本っぽいイメージを受けますが、内容的には高学年向けに近いです。

サッカク探偵団の登場人物紹介ページ
本文ページと、登場人物紹介ページ。イラスト付きのキャラ紹介が分かりやすい。

最初の巻の「サッカク探偵団 あやかし月夜の宝石どろぼう」は、チャリティーオークションで盗まれた2つのダイヤと、消えた犯人を追うお話で、錯覚を利用したトリックは大人も「なるほど」と思います。シリーズを通して錯覚についての理科的な知識も得られて、何気に勉強にもなる本
ただ、作中に子役タレントとか芸能ライターとかGPSとか普通に出てくるのが今どきの本っていう感じで、好き嫌いが分かれそうです。

1000円以下で買えるリーズナブルな本↓長期休みにシリーズまとめ買いするのもおすすめ!

やりたい放題のロボットと幼稚園児が面白い!読書感想文にもおすすめ「ロボット・カミイ」

おすすめ度 ★★

ロボットカミイのページの中身
見た目は絵本っぽいのに、中は文字がけっこうぎっしり。

紙のロボットのカミイと、幼稚園の子供たちのとのやりとりを描いた「ロボット・カミイ」
主人公のカミイも幼稚園児たちも、とにかくわがまま、自由すぎる、口が悪い、という設定が面白いです。
「カミイみたいにじぶんかってな子は、ようちえんにこないほうが、いいわ」と女の子が言ったり、カミイが男の子のおなかをドンとどついたり、リアルな幼児の姿が楽しく、そのぶん、最後はほろりときて、読書感想文用の一冊にもおすすめ

絵もほのぼのしていて可愛い。家に置いておきたい一冊↓


今風のイケメン&美女!プレゼントにもぴったりの「10歳までに読みたい名作」シリーズ

おすすめ度 ★★★★★

10歳までに読みたい世界名作シリーズ9冊
大ヒットしている学研の「10歳までに読みたい世界名作」シリーズ。長男も次男も大好きな本。

子供向けの本で大ヒットしているのが、学研の「10歳までに読みたい世界名作」シリーズホームズもルパンも赤毛のアンも、アニメから抜け出てきたような美男美女。(ルパンがあんなにキラキラしたイケメンなのは、親としては違和感ありますが…)。
文字も大きくて行間もゆったり、おまけに最初には物語のあらすじがイラストで解説されているので、読書が苦手な子供も読みやすいシリーズです。ヒットするのも納得ですね。

名探偵シャーロックホームズの事件の説明イラスト図
本の最初に、内容や登場人物がわかりやすくイラストで説明されているから入りやすい。

この「10歳までに読みたい世界名作」シリーズは、本が苦手な子供にも人気ですが、本好きの子供でも夢中になれるのがポイント。イラストは現代風でも、やはりベースにあるのは古今東西の名作なので、親としても安心して与えられます。
個人的に、私が大好きな物語「巌窟王」を、子供と語り合える日が来るなんて…と感動します(笑)。このシリーズを読んで息子たちも教養が身に付き、親子で名作のストーリー展開について話せるのも楽しいです。

10歳までに読みたい世界名作シリーズ「名探偵ホームズ」
男の子に一番人気なのは「ホームズ」と「ルパン」。これで読むのはもう5回目くらいの次男(当時小2)。

ただ、この「10歳シリーズ」には世界名作と日本名作がありますが、日本名作シリーズは少し難しめになっているので、読書初心者にはおすすめしません。
ちなみにこのシリーズを買うなら、最初からまとめたセット買いがおすすめです。男の子向け12冊セットと、女の子向けの12冊セットに分かれています。
子供がどの本に興味を惹かれるかは意外に予想しにくいので、最初から10冊以上そろえた方が、子供の知識・教養の幅を広げるためにおすすめです。

10歳までに読みたい名作シリーズ
我が家では本棚の取り出しやすい位置に、10歳までに読みたい名作シリーズが並ぶ。
10歳までに読みたい世界名作シリーズ「三銃士」
男の子向けの12冊セットに含まれている、「三銃士」より。文字も大きくて読みやすい。イラストも今風で、美男美女ぞろい。
長男
長男

ホームズもルパンもいいけど、ロビンソンクルーソーが意外に面白かった!家にたくさんあるけど、どれも何回も読み返してるよ!

我が家の息子たちが大好きな一冊がこれ↓


おすすめはセット買い!子供が好きな時にシリーズ読破できる!男の子向け12冊セットがこれ↓

キラキラ美少女たちがたくさん!小学生女子に大人気の12冊セットがこれ↓

キャラクターグッズも大人気「ノラネコぐんだん」シリーズ

おすすめ度 ★★★

妹にノラネコぐんだんの本を読み聞かせしている小学生の兄
当時小学1年生の妹に、のらねこぐんだんの本を読み聞かせしてくれている次男。

もともとは絵本から始まった「ノラネコぐんだん」シリーズ。かわいらしいネコたちが、いたずらしたりちょっとヤンチャをしつつ、反省する姿がかわいい物語です。ちょっと「11ぴきのねこ」の絵本に似ていて、大人もなつかしい感じです。
我が家が買った「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」は、これまでの絵本からボリュームアップした長めの本。100ページ近くありますが、挿絵も多く、ノラネコぐんだん好きの子供なら最後まで読み通せると思います。

ノラネコぐんだんと海の果ての怪物
かわいらしいイラストに大人も和む。ノラネコぐんだんのキャラは人気で、グッズにもなるほど。

ざっくりとあらすじを言えば、ノラネコぐんだんたちが、お姫様を助けつつ怪物と戦うお話。一つ一つアイテムをゲットしたり協力者を得たりと、冒険要素も多くて読みやすいです。
個人的には、ノラネコぐんだんは全然ヒーローでも善良市民でもなく、欲望のままにいきる自由なキャラクターなのがポイント高い
です。

小学生次男
小学生次男

ぱっと見、長い本だったけど、読み始めたらあっと言う間だった!

最初にノラネコシリーズの絵本を読んでおくと、すんなり入りやすい↓

スポンサーリンク

教科書にも出てくる有名な短編集「車のいろは空のいろ 白いぼうし」

おすすめ度 ★★

「車のいろは空のいろ 白いぼうし」の表紙
表紙や中のイラストは、チョコレート戦争などでも有名なイラストレーター、北田卓史。大人が読んでもなつかしい。

タクシー運転手の松井さんと、乗客とのほのぼのした物語「車のいろは空の色 白いぼうし」。物語に出てくるタクシーの色が空色なので、このシリーズすべてのタイトルに 「車のいろは空のいろ」と付いています。
この本のメリットは、8つのお話が入っている短編集なので、全部のお話が10ページ~15ページの短さで子供もすきま時間に読みやすいところ。また、この「白いぼうし」は、息子の小学校で4年生の国語の教科書に出てきます。文章もきれいで正しい日本語・語彙力も増えそうな、親としてもおすすめの1冊です。

「車のいろは空のいろ 白いぼうし」のイラストと内容
ほとんどのページに挿絵が入っているのが特徴。文章も、改行が多くて読みやすい。

2000年の新装版!親世代にとってもなつかしく、子供にプレゼントする人が多い

おバカでやんちゃな男子の日記に子供は爆笑!大人も面白い「グレッグのダメ日記」

おすすめ度 ★★★★★

グレッグのダメ日記を読む小学生男の子
ダイニングテーブルで姿勢よく読書をしている次男(当時小3)。

寝起きの読書や、車の中の移動中で、子供たちが爆笑しながら読んでいるのがグレッグのダメ日記
男の子の日記、という体裁をとられた本なので、罫線の上に文章とイラストが載っています。ぱっと見た感じはけっこう文字量が多いのですが、日記風なので読みやすく、読み始めるとあっという間です。

グレッグのダメ日記の内容とイラスト
中身は全ページ、完全に横書きの日記風になっている。

シリーズでたくさん巻が出ているので、子供は「全巻そろえたい!」と私にねだるほど、大のお気に入り。
優等生な主人公とは真逆の、やんちゃでおバカすぎるグレッグに、子供は親しみを感じるようです。

最初に買うならこの第一巻を↓

小学生次男
小学生次男

ほんと楽しい!学校の図書室にリクエストしてるよ!

ホンネ母さん
ホンネ母さん

読書のほかにも、国語の読解力をつけるには、こんなドリルもおすすめだよ!

本好きになると、一人で時間をつぶせて便利!

快傑ゾロリシリーズを読む小学生男の子
宿題が終わった後、リビングで静かに読書をする、当時小2の次男。

子どもたちは、学校や習い事の合間を縫ってたくさん本を読んでいます。
読書好きになると、兄弟げんかも減るし、一人でおとなしく長時間過ごせるし、国語も算数も学力がアップするし、メリットがたくさん
本は当たりはずれもあって選ぶのが難しいですが、自分の好みの本を見つけていってほしいなと思います。

ホンネくま
ホンネくま

ほかのおすすめ記事はこれ↓

タイトルとURLをコピーしました