
このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具を紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。

文字を読むのには慣れてきたけど、まだ長い物語がすらすら読めない、そんな小学校中学年くらいの子供にぴったりの本を紹介します。
行間がゆったりしていたり、イラストや挿絵が多めだったり、短編小説だったりと、3年生・4年生が読みやすい本なのが特徴。冒険やファンタジー、推理ものなど、男の子も女の子も好きなジャンルです。口コミや感想が気になる人はチェック!
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本 ←今ここ
●小学校高学年向けのおすすめ本
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本
●子供向けの雑学本・生き方本
- イラストや会話に子供が大爆笑!兄弟と未知の生物との交流「もりのへなそうる」
- 男の子がぺちゃんこになるという設定が面白い「ぺちゃんこスタンレー」
- ちょっと文字が多く見えるけど、読みやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」
- 3年生でも読みやすい!ユーモアのある先生が楽しい「先生、しゅくだいわすれました 」
- ブラックな結末が子供心に衝撃!短編集の「おとうさんがいっぱい」
- ちょっと長いけど、表紙とタイトルに子供が食いつく「かあちゃん取扱説明書」
- 言わずとしれた名作!プレゼントにもおすすめの「エルマーのぼうけん」
- 読みながら、次の手紙が待ち遠しくなる「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」
- 岡田淳の名作が復刊!物をなくす子供に読ませたい冒険物語「わすれものの森」
- 推薦図書としても有名!文章も美しい外国の名作「火よう日のごちそうはひきがえる」
- 大人もハマる!シュールな表紙と内容がインパクト大「紳士とオバケ氏」
- 家事ができないママと、完璧なロボットママの比較が面白い「ロボママ」
- 10分のすきま時間にも読める短いお話「おはなしのろうそく」シリーズ
- 読み聞かせや、自分で物語を読む練習にもおすすめ!「ネコのタクシー」
- お菓子が好きな子供にはたまらない!人気の岡田淳の「魔女のシュークリーム」
- お金持ちになりたい!という男子に読ませたい「なんでももってる(?)男の子」
- レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」
- 不思議な生き物との出会いと別れを描いた「そいつの名前はエメラルド」
- リニューアルした名作!少し怖いけど男の子が夢中になる探偵シリーズ「ムジナ探偵局」
- やりたい放題のロボットと幼稚園児が面白い!読書感想文にもおすすめ「ロボット・カミイ」
- 今風のイケメン&美女!プレゼントにもぴったりの「10歳までに読みたい名作」シリーズ
- キャラクターグッズも大人気「ノラネコぐんだん」シリーズ
- 教科書にも出てくる有名な短編集「車のいろは空のいろ 白いぼうし」
- おバカでやんちゃな男子の日記に子供は爆笑!大人も面白い「グレッグのダメ日記」
イラストや会話に子供が大爆笑!兄弟と未知の生物との交流「もりのへなそうる」
おすすめ度 ★★★★


最初におすすめするのが「もりのへなそうる」。てつたとみつやの兄弟が、森で見つけたへんな生き物「へなそうる」と遊ぶ、ほのぼの可愛らしい物語です。
我が家の息子たちは、弟のみつやの言い間違いや、へなそうるが想像するカニの絵などツボだったらしく、爆笑しながら読んでいました。
内容はゆる~く絵本のような世界観なので、読み聞かせをするなら4歳、5歳への幼児にも可能。
でも、ページ数が意外に多く150ページ以上あるので、自分で読むなら小学校3年・4年生くらいがおすすめです。




へなそうるがちょっとおバカっぽくて、超かわいい!
幼い子供たちの会話のシーンなどにも癒される↓
男の子がぺちゃんこになるという設定が面白い「ぺちゃんこスタンレー」
おすすめ度 ★★★


長男が小学4年生の時、同じクラスの本が嫌いな友達がこの本を読んで「面白かった!」と言っていたのが『ぺちゃんこスタンレー』。
男の子がぺちゃんこになったら、どういう風になってしまうのか?というストーリーで、設定が面白く、入りやすいのがポイント。イラストが白黒で今どきっぽい感じではありませんが、先がどうなるんだろう、という子供の好奇心と興味を引き出す物語です。
学校や図書館でもよくおすすめされる名作↓
ちなみに、小学校3年生の男の子の誕生日プレゼントの「おすすめベスト20」はこれ!
ちょっと文字が多く見えるけど、読みやすい冒険物語「マジック・ツリーハウス」
おすすめ度 ★★★★


次男が小学1年生だった時、クラスの女子の間で大流行していた「マジック・ツリーハウス」シリーズ。次男も女子に借りて1巻から10巻くらいまで読んでいました。
このシリーズは、まじめな兄・ジャックと、行動的な妹・アニーの兄妹が主人公。魔法のツリーハウスを使って時空旅行をする冒険ファンタジーで、子供がわくわくする世界観になっています。


文字の大きさは中くらいですが、イラストも多くて低学年でも読みやすくなっています。もちろん高学年の女の子も読める内容で、当時小4の長男のクラスの女の子も読んでいる子が多かったようです。
シリーズがたくさんあるので、この「マジックツリーハウス」シリーズに一回ハマると、一気に読書好きになります。冒険の展開も多くて飽きずに最後まで読めるので、どの学年の子供にもおすすめできる鉄板シリーズです。
小学校高学年の女子もハマって読んでいる!第1巻はアマゾンではkindle版しかないので注意↓
2巻から読み始めてもOK!宝探しやミイラなど、男子もわくわくする冒険物語↓
高学年向けのおすすめ本はこちら↓
3年生でも読みやすい!ユーモアのある先生が楽しい「先生、しゅくだいわすれました 」
おすすめ度 ★★★


小学生が宿題を忘れたシーンで始まる物語で、子供が身近に感じて読みやすい「先生、しゅくだいわすれました」。宿題を忘れて言い訳をする生徒に、「もっと楽しいウソをついて」と要求する、ユーモアのある先生が登場します。
我が家の子供たちも、学校の宿題を忘れることは日常茶飯事なので(汗)、物語に入り込みやすく、すらすらと読んでいました。ページ数は多いですが、行間がゆったりしていて読みやすく、小学校3年生くらいにおすすめです。




子供たちが、宿題を忘れた楽しい言い訳(ウソ)をどんどん考えるのが面白い!


こういう先生がいたら学校楽しそう!
ブラックな結末が子供心に衝撃!短編集の「おとうさんがいっぱい」
おすすめ度 ★★


「ある日突然、全国的にお父さんが5人くらいに増えた。本当のお父さんは?今のぼくは本当のぼく?」。
ほのぼのとした表紙のイラストとは対照的に、ちょっと不思議でブラックユーモア的な怖い物語が「おとうさんがいっぱい」。
短いお話が5つ入っているので、本嫌い・読書が苦手な子供にも読みやすいのですが、ぞっとするようなオチが多い、珍しいタイプの児童書です。子供の性格を考えてから、買い与えるのをおすすめします。
アマゾンのレビューもザワついている一冊↓
小学校1年生~3年生くらいの男の子におすすめの「鉄板おもちゃ」ベスト20はこれ↓
ちょっと長いけど、表紙とタイトルに子供が食いつく「かあちゃん取扱説明書」
おすすめ度 ★★★★★


これはもう、タイトルと表紙のイラストの勝利でもある、「かあちゃん取扱説明書」。子供だけでなく、母親としてもぜひ読んでいたい一冊(笑)。
主人公の男の子が、母親を上手に扱うために「母親をほめた後に、晩御飯のリクエストをする」とか「友達が母親をほめていた内容をそのまま伝える」とか、実生活でも使えそうなコツが載っていて面白いです。本の最初に出てくる作文も、思い当たるふしがありすぎて笑えます。意外に文字がぎっしりとつまっていて、ページ数も150ページくらいあるので、本好きの中学年(3年生・4年生)から、高学年の子供におすすめ。




子供にも大人気の一冊↓ママに怒られてばかりの小学生男子なら特にハマるかも。


スゲー読みやすかった!長かったけどあっと言う間に読めた!
言わずとしれた名作!プレゼントにもおすすめの「エルマーのぼうけん」
おすすめ度 ★★★★


本好きの親子なら知らない人はいないほどの名作「エルマーのぼうけん」。エルマーという男の子が、捕らえられたりゅうを助けに行くストーリーの、冒険物語3部作です(1冊ずつお話は完結しています)。
幼年童話の最高峰と言われていますが、文字の量がけっこう多いので、自分で読み始めるなら、小学3年生から4年生くらいがおすすめ。なんといっても、エルマーが知恵をしぼって、ライオンやゴリラを出し抜くところがたまらなくスリリングで面白いです。




「エルマーのぼうけん」の3冊セットは、プレゼントとしても人気です。孫や子供に読ませる名作としておすすめ!
読みながら、次の手紙が待ち遠しくなる「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」
おすすめ度 ★★★★★


これは面白い、新しいジャンルだな~!と、個人的にとても新鮮に読めた一冊が「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」。ほのぼのほっこり、そしてコント的な展開やユーモアが合わさった物語です。
出会ったことのないキリンとペンギンが手紙をやりとりするお話なんですが、お互いに相手の姿形がまったく想像できないのがミソ。物語のところどころにはさまる手紙の内容が面白く、特に、最初のペンギンの手紙など、おバカっぽい文面に親子で爆笑します。この手紙にキリンはどう答えるの?返事はどうするの?とぐいぐい先が気になって読み進められます。
本嫌いの子供でも最後まで読み通せる可能性の高い、ゆる~い感じの面白くて楽しい一冊。シリーズもたくさんあります。






これは読んでほしい!めっちゃ面白くておすすめ!
説教っぽくないし、肩ひじ張らずにだらだらと読めて楽しい一冊↓
上の本の、続編というか姉妹編↓本の内容を知っていると、タイトルを見ただけでニヤニヤしてしまう。
岡田淳の名作が復刊!物をなくす子供に読ませたい冒険物語「わすれものの森」
おすすめ度 ★★★★


次に紹介するのは「わすれものの森」。作者の岡田淳といえば、いろんな本で児童文学賞をとっていて、親としても安心感のある作者です。
「わすれものの森」は、大事なリコーダーをなくしてしまったツトムが主人公。それを探すため、「わすれものの森」という場所に上陸する冒険ストーリーです。夜の学校に行ったり、リコーダーを森からとってきたり、子供心にハラハラする展開もいっぱい。


ちなみにタイトルにもなっている「わすれものの森」とは、人間が大事にしなかったもの、忘れたものがたくさん集まった場所。たとえば、ボールや縄跳びや鍵など、子供がなくしてしまったものは、「わすれものの森」に集まり、森の実や花になるという設定です。岡田淳はそういった発想が面白いので、読んでいてわくわくします。
物をしょっちゅうなくしたり、散らかしっぱなしで大事にしないという子供なら(大人でも 笑)どきっとする内容で、 ぜひ読ませたい一冊です。
大人で復刻本を待ち望んでいた人も多い、待望の一冊↓4年生~高学年の読書感想文にもおすすめ!
推薦図書としても有名!文章も美しい外国の名作「火よう日のごちそうはひきがえる」
おすすめ度 ★★★★


次に紹介するのは、学校の推薦図書や、青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれたりして有名な本「火よう日のごちそうはひきがえる」です。
あらすじは、ひきがえるがミミズクにつかまったところから始まるストーリー。ミミズクは「5日後はオレの誕生日だから、ごちそうとしてお前を食べるぞ」とひきがえるを軟禁します(笑)。とにかく「5日後に食べられる」というタイムリミットがあるので、物語を読んでいる子供も緊迫感を持って集中して読み切れるのがメリット。


5日後にひきがえるは食べられるのか、逃げられるのか、それとも?5日後のミミズクの誕生日の日に、物語はちゃんと集結するので、最後まで読み切れる確率が高いです。
ページ数は82ページとちょっと短めですが、外国文学風の言い回しや、おとぎ話のような世界観が、美しい名作を思わせる物語。3年生くらいにおすすめです。
実はこの本、ヒキガエルシリーズの最初の1作目でもあります↓大人でもファンが多いです。
大人もハマる!シュールな表紙と内容がインパクト大「紳士とオバケ氏」
おすすめ度 ★★★★


これを人前で読む勇気はないなあ~と思うくらい、表紙のインパクトが大きい本が「紳士とオバケ氏」。家に一人で暮らす、超まじめな紳士・マジヒコ氏が、自分のオバケと一緒に生活するストーリーです。
この本の印象を一言でいうと「ほのぼのシュール」(笑)。オバケに対しても「わたしとしたことが、大変失礼しました」など馬鹿丁寧な言葉遣いをするマジヒコ氏が笑えます。挿絵もシュールで、世界観がツボにはまります。


「紳士とオバケ氏」 のメリットは、読んで3ページくらいでいきなりオバケ氏が登場するところ。スピード感がある展開で、読書が苦手な3年生・4年生くらいにぴったり。
本は思ったより薄くてページ数も80ページと少ないのですが、ただところどころ「遺伝」「中国の青磁」「天然素材の衣服」など、低学年には難しい語彙が出てきます。読むなら中学年以降がおすすめ。
この表紙はすごい(笑)アマゾンの口コミを見ると、大人もハマって面白がる人が多い↓
家事ができないママと、完璧なロボットママの比較が面白い「ロボママ」
おすすめ度 ★★★★★


知名度は低い本だったので、あまり期待しないまま親子で読んだら、予想外に面白かったのが「ロボママ」。
仕事では超優秀だけど家事ができないママに代わって、ロボットのママが家事をするお話です。まず、家事ができない母親の描写が秀逸で笑えます。
「母さんは、家に食べものがなくなりかけたときは、買い物に行ったほうがいいってことが、ちゃんとわかってない」「もし、母親になるための実技テストなんてものがあるとしたら、うちの母さんは合格しないと思う」(p8~9より)など、抜けてる感じが親近感が持てます。


そして、完璧な家事をするロボママのキャラクターも笑えます。ロボットが人とずれたマニュアル的な行動をするっていうのはお約束ですが、それが分かっていても、ロボママの下手くそなジョークや「アンモニアを放出したんです」(p72)のくだりは笑えます。
120ページくらいで、字もわりと大きめなので中学年におすすめ。当時小学6年生の長男も、4年生の次男も「めっちゃ面白かった~!」と大満足でした。


「生身のジェームズ」「ただのジェームズ」ですごい笑った!面白かった!
「ロボママ」の作家はイギリスの女性弁護士↓日本図書館協会選定図書で、良質な児童書です。
10分のすきま時間にも読める短いお話「おはなしのろうそく」シリーズ
おすすめ度 ★★★




俺はエパミナンダスが一番好きだった!
値段も安くて買いやすい↓
読み聞かせや、自分で物語を読む練習にもおすすめ!「ネコのタクシー」
おすすめ度 ★★★


トムという猫が、自分の脚を使ってタクシーとなり、お客さんを運ぶユーモラスな話が「ネコのタクシー」。
この本のメリットは、短編集のように細かくエピソードが分かれているので、小学校中学年くらいの子供が自分で物語を読み進めるのに便利な点。


本が苦手な子供でも、一日、1話~2話くらい、まとまった文章を読む勉強にもなります。ストーリーもネコのタクシーという設定が面白く、 ケーキを運んだり救急車になったり、泥棒を追いかけたりと、いろんな事件も起こるのでぐいぐい読めます。親が1話ずつ子供に読み聞かせをするのにも、ちょうどいい内容とボリュームです。
挿絵もほのぼのとしたタッチで可愛い!ネコ好きの子供にもおすすめ↓
お菓子が好きな子供にはたまらない!人気の岡田淳の「魔女のシュークリーム」
おすすめ度 ★★★★★


息子が小学校高学年になっても時々読み返すほど好きな本が『魔女のシュークリーム』。作者は、「わすれものの森」でも紹介した岡田淳。岡田淳は小学校の高学年向けの物語が多いですが、この「魔女のシュークリーム」は読みやすく、2年生~4年生くらいの子供が食いつきます。
シュークリームが大好きな主人公、ダイスケの描写がとにかく笑えます。魔女の元から逃げ出したい黒猫たちと出会って話が進んでいく、ほのぼのファンタジーです。
アマゾンのクチコミ・レビューもかなり高評価↓
お金持ちになりたい!という男子に読ませたい「なんでももってる(?)男の子」
おすすめ度 ★★★★


小学3年生~4年生くらいの男の子って「お金持ちになりたい願望」がすごいですが(笑)、そんな男子におすすめの本が「なんでももってる(?)男の子」。大金持ちの一人息子・フライが、庶民の子供であるビリーと交流する物語です。
設定で笑えるのは、主人公のフライの金持ちレベルがぶっ飛んでいて、自分だけの遊園地を持っているというレベル。でも、自分の誕生日は3分間しか親に祝ってもらえないという、かわいそうな面もあって、ぐいぐい話に引き込まれます。「お金持ち=幸せ」と信じきっている小学生男子たちに、ぜひ読ませたい一冊です(笑)。




ほのぼのとしたイラストもあいまって、童話のような読みやすい雰囲気になっている一冊↓
ちなみに、小学校3年生の男の子の誕生日プレゼントの「おすすめベスト20」はこれ!
レベル別に合わせて読める「アンデルセン童話」「イソップ童話」
おすすめ度 ★★★


自分の子供の読書レベルに合った本をとにかく見つけやすいのが、偕成社の学年別・新おはなし文庫。
「1年生」「2年生」と学年別に物語が編集されているため、どんどんステップアップしていくことも可能。分かりやすく本を選ぶことができておすすめです。
我が家には、三年生の「イソップ童話」と、「アンデルセン童話」があります。他にも、グリム童話や日本のむかし話など、名作ばかりです。




短いお話がたくさん入っていて、子供も挫折せずに読み続けられる↓
大人もなつかしい、「雪の女王」や「パンをふんだむすめ」などの物語が入っている↓
不思議な生き物との出会いと別れを描いた「そいつの名前はエメラルド」
おすすめ度 ★★★★


青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた本が「そいつの名前はエメラルド」。
ふうちゃんの7歳の誕生日に、恐竜のようなトカゲのような生き物「エメラルド」が家にやってくるお話です。
最初は嫌がっていたママも次第に慣れてきたり、エメラルドが家族になじんでいく過程がほのぼのします。色を変えたりえさをぱくぱく食べたり、読んでいるうちに「可愛い」と思えてくるから不思議。
出会いと別れまでが描かれて、大人もほろりときます。
ページ数が170ページとけっこう長いので、量だけ見れば小学4年生くらいから高学年がおすすめですが、恐竜好きの男の子なら低学年や3年生でも読める可能性もありそうです。
中身の文字はけっこう大きいので、わりとさくさく読める↓挿絵も多め。
リニューアルした名作!少し怖いけど男の子が夢中になる探偵シリーズ「ムジナ探偵局」
おすすめ度 ★★★


次におすすめするのは、我が家の小6長男が今でも大好きな「ムジナ探偵局」シリーズ。
親としては、表紙を見た瞬間に「絵が古いなあ~」と思いましたが、昔に刊行されたもののリニューアル版らしいです。つまり、リニューアルされて出版されるほど小学生に人気の本ということ。
ムジナ探偵と、好奇心旺盛な男の子・源太の迷コンビがふしぎな事件にいどむストーリーで、特に男の子でハマる子が多いです。


最初に読むならシリーズの第1作目「ムジナ探偵局 名探偵登場! 」がおすすめ。暗号や学校の事件など3つ入っていて、4年生くらいの子供でも読みやすいストーリーです。
また、絵のタッチの古さが絶妙で(笑)、我が家の長男は読みながら「ちょっと怖い…」と言いつつ夢中で読破していました。全部で9巻あるので、シリーズで読み進めるのもおすすめです。
アマゾンのレビューでは、小3や小4、または中1が読んでいるという口コミが↓最初は1作目のこれがおすすめ↓
やりたい放題のロボットと幼稚園児が面白い!読書感想文にもおすすめ「ロボット・カミイ」
おすすめ度 ★★★


紙のロボットのカミイと、幼稚園の子供たちのとのやりとりを描いた「ロボット・カミイ」。
主人公のカミイも幼稚園児たちも、とにかくわがまま、自由すぎる、口が悪い、という設定が面白いです。
「カミイみたいにじぶんかってな子は、ようちえんにこないほうが、いいわ」と女の子が言ったり、カミイが男の子のおなかをドンとどついたり、リアルな幼児の姿が楽しく、そのぶん、最後はほろりときて、読書感想文用の一冊にもおすすめ
絵もほのぼのしていて可愛い。家に置いておきたい一冊↓
今風のイケメン&美女!プレゼントにもぴったりの「10歳までに読みたい名作」シリーズ
おすすめ度 ★★★★★


子供向けの本で大ヒットしているのが、学研の「10歳までに読みたい世界名作」シリーズ。ホームズもルパンも赤毛のアンも、アニメから抜け出てきたような美男美女。(ルパンがあんなにキラキラしたイケメンなのは、親としては違和感ありますが…)。
文字も大きくて行間もゆったり、おまけに最初には物語のあらすじがイラストで解説されているので、読書が苦手な子供も読みやすいシリーズです。ヒットするのも納得ですね。


この「10歳までに読みたい世界名作」シリーズは、本が苦手な子供にも人気ですが、本好きの子供でも夢中になれるのがポイント。イラストは現代風でも、やはりベースにあるのは古今東西の名作なので、親としても安心して与えられます。
個人的に、私が大好きな物語「巌窟王」を、子供と語り合える日が来るなんて…と感動します(笑)。このシリーズを読んで息子たちも教養が身に付き、親子で名作のストーリー展開について話せるのも楽しいです。


ただ、この「10歳シリーズ」には世界名作と日本名作がありますが、日本名作シリーズは少し難しめになっているので、読書初心者にはおすすめしません。
ちなみにこのシリーズを買うなら、最初からまとめたセット買いがおすすめです。男の子向け12冊セットと、女の子向けの12冊セットに分かれています。
子供がどの本に興味を惹かれるかは意外に予想しにくいので、最初から10冊以上そろえた方が、子供の知識・教養の幅を広げるためにおすすめです。






ホームズもルパンもいいけど、ロビンソンクルーソーが意外に面白かった!家にたくさんあるけど、どれも何回も読み返してるよ!
我が家の息子たちが大好きな一冊がこれ↓
おすすめはセット買い!子供が好きな時にシリーズ読破できる!男の子向け12冊セットがこれ↓
キラキラ美少女たちがたくさん!小学生女子に大人気の12冊セットがこれ↓
キャラクターグッズも大人気「ノラネコぐんだん」シリーズ
おすすめ度 ★★★


もともとは絵本から始まった「ノラネコぐんだん」シリーズ。かわいらしいネコたちが、いたずらしたりちょっとヤンチャをしつつ、反省する姿がかわいい物語です。ちょっと「11ぴきのねこ」の絵本に似ていて、大人もなつかしい感じです。
我が家が買った「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」は、これまでの絵本からボリュームアップした長めの本。100ページ近くありますが、挿絵も多く、ノラネコぐんだん好きの子供なら最後まで読み通せると思います。


ぱっと見、長い本だったけど、読み始めたらあっと言う間だった!
最初にノラネコシリーズの絵本を読んでおくと、すんなり入りやすい↓
教科書にも出てくる有名な短編集「車のいろは空のいろ 白いぼうし」
おすすめ度 ★★★


タクシー運転手の松井さんと、乗客とのほのぼのした物語「車のいろは空の色 白いぼうし」。物語に出てくるタクシーの色が空色なので、このシリーズすべてのタイトルに 「車のいろは空のいろ」と付いています。
この本のメリットは、8つのお話が入っている短編集なので、全部のお話が10ページ~15ページの短さで子供もすきま時間に読みやすいところ。また、この「白いぼうし」は、息子の小学校で4年生の国語の教科書に出てきます。文章もきれいで正しい日本語・語彙力も増えそうな、親としてもおすすめの1冊です。


2000年の新装版!親世代にとってもなつかしく、子供にプレゼントする人が多い↓
おバカでやんちゃな男子の日記に子供は爆笑!大人も面白い「グレッグのダメ日記」
おすすめ度 ★★★★★


寝起きの読書や、車の中の移動中で、子供たちが爆笑しながら読んでいるのがグレッグのダメ日記。
男の子の日記、という体裁をとられた本なので、罫線の上に文章とイラストが載っています。ぱっと見た感じはけっこう文字量が多いのですが、日記風なので読みやすく、読み始めるとあっという間です。


シリーズでたくさん巻が出ているので、子供は「全巻そろえたい!」と私にねだるほど、大のお気に入り。
優等生な主人公とは真逆の、やんちゃでおバカすぎるグレッグに、子供は親しみを感じるようです。
最初に買うならこの第一巻を↓


ほんと楽しい!学校の図書室にリクエストしてるよ!


読書のほかにも、国語の読解力をつけるには、こんなドリルもおすすめだよ!
本好きになると、一人で時間をつぶせて便利!


子どもたちは、学校や習い事の合間を縫ってたくさん本を読んでいます。
読書好きになると、兄弟げんかも減るし、一人でおとなしく長時間過ごせるし、国語も算数も学力がアップするし、メリットがたくさん。
本は当たりはずれもあって選ぶのが難しいですが、自分の好みの本を見つけていってほしいなと思います。
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本 ←今ここ
●小学校高学年向けのおすすめ本
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本
●子供向けの雑学本・生き方本


ほかのおすすめ記事はこれ↓