このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具や本・ドリルを紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。
だんだん長い文章が読めるようになってきた、小学校5年生から6年生くらいの高学年にはどんな本がおすすめ?
我が家の小5の長男と小3の次男(当時の年齢)が「え~長いよ~」と言いつつも、自分で最後まで読み進められた長編小説を紹介。 アニメ風のイラストや今どきの挿絵付きで、長いけど子供にも読みやすい本を選びました。
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本
●小学校高学年向けのおすすめ本 ←今ここ
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本
●子供向けの雑学本・生き方本
●東野圭吾のおすすめランキング
- 高学年の男子が食いつく、さらっとした短編集「科学でナゾとき!」シリーズ
- アニメっぽい絵だから古典名作も読みやすい「十五少年漂流記」
- 深いテーマ性で親子で考えたくなる児童書「ぼくの弱虫をなおすには」
- 理系の男子&女子におすすめ!キャラが立ってるミステリ小説「科学探偵」シリーズ
- 大人向けの絵本だが、小学校高学年にも読んでほしい「二番目の悪者」
- 古典的な雰囲気が残ったイラストが美しい「新装版 シャーロックホームズ」
- 間抜けな泥棒が主人公で安定の面白さ「大どろぼうホッツェンプロッツ」
- けっこう長いけど、今どきのイラストがあって読みやすい!「悪ガキ7」
- 高学年にぴったり!大人もなつかしい昔の名作SF「きまぐれロボット」
- 最初に親が読み聞かせをしたら一気にハマった「三国志」
- 読書感想文にもおすすめ! イギリスの賞を受賞したおしゃれな本 「ねこと王様」
- 先生や祖父母など大人ウケ抜群!時代を超えたファンタジー「とぶ船」
- ネットのフェイクニュースなど、今どきの話題を入れた「嘘吹きネットワーク」
- 全世界売上800万部突破!映画化された冒険ファンタジー 「ヒックとドラゴン」
- 小学校の国語の教科書で紹介された本「こちら『ランドリー新聞』編集部」
- 行動的な魔女が主人公!最後はスカッとする名作「小さい魔女」
- 本屋大賞受賞作家による、ほのぼの物語「イグアナくんのおじゃまな毎日」
- 少し古さを感じるが、子供の好きなジャンルの一冊なら読みやすい「ズッコケ三人組」
- 新人賞を受賞した注目作!小学生の同性愛に踏み込んだ現代的な1冊「ぼくたちのリアル」
- 兄弟でハマったお気に入りの本!展開が読めない、岡田淳の「びりっかすの神さま」
- すらすら読める簡単な文章で1冊があっという間「怪盗レッド」
- 子供向けの文学作品!教科書にも載っている「重松清の短編集」
- 絵本っぽいのに実は長い小説でびっくり「ルドルフとイッパイアッテナ」
- 絵がない!300ページ超える長編!なのに一気読みできる「マインクラフト はじまりの島」
- 立場によって考え方は違う…悪者は誰なのか?「チョコレート戦争」
- 全12巻あるので長期休みにおすすめ「ダレン・シャン」シリーズ
- 好みは分かれるが、子供には分かりやすさがウケる「5分後に意外な結末」
- 算数の勉強とお菓子作りがミックスされた斬新なストーリー「ジャコのお菓子な学校」
- イケメン武将にハマる!講談社青い鳥文庫の「戦国武将シリーズ」
- 本が苦手でも読みやすい!高学年女子におすすめの「黒魔女さんが通る」
- 読書感想文にも書きやすそうな王道のストーリー「願いがかなうふしぎな日記」
- 主人公は不登校女子…映画にもなった辻村深月の大ヒット小説「かがみの孤城」
- 今、小学生に大人気のシリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
- 今どきの美男美女!日本文学入門におすすめ「10歳までに読みたい日本名作」シリーズ
高学年の男子が食いつく、さらっとした短編集「科学でナゾとき!」シリーズ
おすすめ度 ★★★★
最初は、小学校高学年男子におすすめの小説「科学でナゾとき!」シリーズ。科学とミステリーが合体した短編集シリーズで、「のぼり坂なのにボールが引きよせられていく、あやしい屋敷」など、理科っぽいナゾ解き要素が入っているので、男の子が食いつきやすい小説です。
主人公は、パーフェクトな児童会長・彰吾。実は彼の秘密は、 うわさの変人理科教師・キリン先生が父親であることで、その秘密を守りつつ、仲間と協力して小学校でおこる事件を解決するストーリーです。
1冊200ページくらいあるのでけっこうなボリュームですが、イラスト付きの登場人物紹介が巻頭に載っていたり、中の文章も「きょうのオレもクールだったな。」といった一人語りのシンプルな文体が多いので、子供でもすらすら読めます。
我が家は、シリーズ第二弾の「科学でナゾとき! やまんばの屋敷事件」から読み始めましたが、順番どおりでなく、気に入った内容のものから読み進めることができます。
短編集なので、1冊に短いお話が3話くらい入っているのも読みやすいポイント↓イラストも今っぽい。
「やまんば」ってあるから怖いかと思ったけど…全然大丈夫だった!
アニメっぽい絵だから古典名作も読みやすい「十五少年漂流記」
おすすめ度 ★★★★
次におすすめするのは、15人の少年たちが無人島で暮らすというストーリーの「十五少年漂流記」。一度は読んでおきたい名作です。
普通に読むと15人の誰が誰だか混乱してしまいますが、角川つばさ文庫の本は、最初にキャラクターのイラストと簡単な性格が一覧でのっているので、とても親切。
行動力のあるブリアンと、優等生のドニファンという2人の男の子が対立しますが、長男も次男も「俺はドニファン派」「俺は…」など、読みながら盛り上がっていました。
子どもだけで無人島を頑張るなんて、本当にすごかった!
イラストがあるからとっつきやすい!軽くて持ち運びやすい、新書サイズ↓
深いテーマ性で親子で考えたくなる児童書「ぼくの弱虫をなおすには」
おすすめ度 ★★★★
小学校の高学年におすすめの本で次に紹介するのは「ぼくの弱虫をなおすには」。作者はアメリカのプリンツ賞オナー作家で、2021年に出版された新しい児童書です。
主人公は、小学校4年のゲイブリエ。彼は、いじめてくる上級生と同じ校舎になるから絶対に進級しない、と決めるのですが、親友の女の子フリータがこれに大反対するところから話はスタートします。
この本は、第68回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校高学年の部)に選定された、テーマ性の深い児童書としてお墨付きの一冊です。
この物語は1970年代の南部アメリカが舞台で、人種差別や偏見などといったテーマを盛り込みつつも、タイトルも話運びも柔らかく、子供がすんなり物語に入っていきやすい設定がポイント。
主人公の男の子・ゲイブリエルの弱虫をなおすため、しっかり者の女子・フリータが作戦を考えて実行していきますが、いろんな展開が待ち受けていて…。成長して中学生になった長男と、小学生次男も、熱心によみすすめていました。読後感も爽やかです。
大人も読みごたえがある、深いテーマが詰まった一冊↓親子で読むのもおすすめ!
理系の男子&女子におすすめ!キャラが立ってるミステリ小説「科学探偵」シリーズ
おすすめ度 ★★★★★
事件とかミステリーが好きな子供におすすめしたいのが「科学探偵」シリーズ。
主人公が「謎野真実(なぞの・しんじつ)」くんという、ちょっとふざけた名前で微妙ですが(笑)、内容は科学的なトリック解明で、普通におもしろいし知識も増えるのでおすすめ。1冊に話がたくさん入っている短編集なので読みやすいです。最初は「学校の七不思議」から読み始めましょう。
ベートーベンが笑う謎は、俺にも推理できて興奮した!
最初に読むなら「学校の七不思議」から↓3年生・4年生くらいでも読めます↓
読解力を鍛える、おすすめの「国語ドリル」もあります↓
大人向けの絵本だが、小学校高学年にも読んでほしい「二番目の悪者」
おすすめ度 ★★★★
次に紹介するのは、ちょっと毛色が変わった本「二番目の悪者」。これ実は、絵本のように描かれた、大人向けの物語です。書店やアマゾンでもものすごく売れている本で、実際、今の時代にマッチしたメッセージ性がこめられていて、大人が読んでも納得できる内容。
ページ数は60ページくらいと絵本にしてはやや多めですが、挿絵が大きめで、本が嫌いな大人でもすらすら読めます。
ただ、この「二番目の悪者」を子供に読ませる場合、漢字のルビも少ないので、小学校高学年くらいからがおすすめ。
また、本文中に出てくる「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は、自らさがし求めなければ見つからない」といったセリフなど、文章やテーマも高学年~大人向け。高学年くらいの子供になれば、人間関係やSNSとの付き合い方など、いろいろなことを読み取れそうです。
挿絵がとてもシュールで美しく、印象的↓タイトルの意味もしっくりくる名作。
古典的な雰囲気が残ったイラストが美しい「新装版 シャーロックホームズ」
おすすめ度 ★★★
次におすすめするのは、岩崎書店から出ている「新装版 シャーロックホームズ」シリーズ。
子供や大人にも人気にもホームズシリーズはいろんな出版社から出ていますが、ちゃんと名作っぽい古典的な雰囲気を味わいつつ、でも小学生向けに読みやすいものを探しているなら、岩崎書店の「新装版 シャーロックホームズ」がぴったりです。挿絵も今どきのキラキラのイラストではなく、モノトーンの古典的な美しさ。1冊にだいたい2話分くらい収められているので、高学年が読むのにちょうどいいボリュームです。
本文中には挿絵もところどころ入っていて、漢字にもルビがふってあります。また、裏表紙にロンドンの地図や位置関係がイラストで入っているのも個人的にツボです。バッキンガム宮殿やベーカー街駅、トラファルガー広場など、物語を読むのに手助けになると同時に、ロンドンの街並みを味わえるのも楽しいです。
おすすめは、有名な「赤毛軍団のひみつ」↓ イラストが美しく、1巻から順に、表紙を見るだけでも楽しい↓
「まだらのひも事件」も怖くて人気↓ 大人っぽい装丁なので、小学生・中学生が学校で読んでも恥ずかしくない!
間抜けな泥棒が主人公で安定の面白さ「大どろぼうホッツェンプロッツ」
おすすめ度 ★★★★
昔から読み継がれてきているベストセラー小説「大どろぼうホッツェンプロッツ」。カタカナのキャラクター名がたくさん出てくるので子供たちは読めるかな~と心配でしたが、間抜けな泥棒という設定が面白いらしく、長男も次男も買ってすぐにハマって読んでいました。
ちなみに次男は小学2年生のときの読書感想文に、この本を選んでいました。ただ、ページ数はわりと多いので、小学校高学年くらいがストレスなく読み続けられると思います。
ホッツェンプロッツがつかまった時はドキドキした!読み終わると、すぐに2巻が読みたくなる。
衝撃!実は1975年に刊行されたらしい…↓
けっこう長いけど、今どきのイラストがあって読みやすい!「悪ガキ7」
おすすめ度 ★★★
ストーリーは、葵町という小さな町が舞台。いたずら大好きな小学5年生、双子のマリとユリに、けんかが強いマサ、弱虫のケンタ、食いしんぼうのヒロ、頭脳明晰のヤスオ、本が大好きのサキという、悪ガキ7人組が活躍するお話。今も続いている人気のシリーズで、最初に読むなら1作目の「悪ガキ7 いたずらtwinsと仲間たち」がおすすめ。
短いお話が7話入っているので、小学生でも読みやすいです。
小6長男も小4次男もシリーズでハマって読み漁っている↓男の子にも女の子にもおすすめ!
ちなみに、作者の宗田理といえば、「ぼくらの七日間戦争」があまりにも有名↓一度は読みたい名作!
高学年にぴったり!大人もなつかしい昔の名作SF「きまぐれロボット」
おすすめ度 ★★★★
大人もファンが多い星新一の名作で、短いお話がたくさん入った短編集「きまぐれロボット」。
SFっぽいお話ですが博士の発明やロボットのキャラクターが面白く、長男も次男もニヤニヤしながら読み進めていました。
星新一の小説のメイン読者は大人ですが、この気まぐれロボットは子供も読めるように漢字にルビもふってあり、小学生におすすめです。
気まぐれなロボットが、ちょっとおバカさんでかわいかった。読みやすくて面白い。
角川つばさ文庫から出ている「気まぐれロボット」は、デザインもかわいらしくなっている↓
ちなみに、小学校高学年男子の誕生日プレゼントに「おすすめベスト20」はこれ↓
最初に親が読み聞かせをしたら一気にハマった「三国志」
おすすめ度 ★★★★
時代物になるので最初は文章が読みにくく感じますが、男の子にはかなりおすすめなのが「三国志」。色んな出版社から出ていますが、最初に読むなら集英社みらい文庫の「三国志 全5巻」が、イラストも文章も子供にとっつきやすいのでおすすめです。
三国志は、バトルもの、孔明の頭のいい作戦、それぞれのキャラクターや裏切り、最強の男など、男の子がわくわくする要素が盛りだくさん。
我が家は、長男が小3、次男が小1の時、私が最初の50ページを読み聞かせしました。「陣形」とか「帝」とかなじみのない言葉をその都度説明しながら2日間続けたら、3日目からは、長男は先を早く読みたくなって一人で読み始め、3週間かけて夢中で5巻まで読みきりました。
その後、他の出版社から出ている大人向けの「三国志」も読み始めるなど、一旦ハマると読書量も語彙力も一気に増える、中毒性の高いおすすめの本です。
すっげー面白かった!孔明が最高!クラスの男子たちにすすめまくった!
こちらから買えます↓値段も安いのでそろえやすい!最初から一気に5巻まで買った方が、子供は読みやすくて便利です。
三国志が好きになったら、これをきっかけに世界の歴史漫画も読めるようになります↓
読書感想文にもおすすめ! イギリスの賞を受賞したおしゃれな本 「ねこと王様」
おすすめ度 ★★★
表紙がポップでおしゃれな本が「ねこと王さま」。
イギリスのアリゲーターズ・マウスという賞を受賞した人気の本で、次第に自分でいろいろなことができるようになる王さまと、王さま思いのねこの、ユーモラスで心あたたまる物語。
挿絵も味があり、ねこがとる行動もユニークで、大人が読んでもニヤニヤしてしまいます。話の展開が多く、子供が印象に残るエピソードも多いので、読書感想文にも書きやすい内容。
ページ数は多めですが、文体はやさしくて読みやすく、小学校中学年くらいから高学年までおすすめの物語です。
2019年刊行で、新しい最近の児童書↓見た目がおしゃれなので女の子も喜びそう。
先生や祖父母など大人ウケ抜群!時代を超えたファンタジー「とぶ船」
おすすめ度 ★★★
次に紹介するのは、上下二巻に分かれた小説「とぶ船」。
落ち着いた表紙や挿絵、海外作家、そして岩波少年文庫というブランドといい、いかにも「読書好きの子供が読む本」という感じ。これを読んでいると、学校の先生や祖父母ウケも抜群です(笑)。
あらすじは、ピーターたち4人兄弟が魔法の「とぶ船」で、エジプトやウィリアム征服王時代のイギリス、北欧神話の世界にまで冒険旅行をする話。
今の時代の小説のようなスピード感はありませんが、冒険や子供たちの成長を描いた王道ファンタジーで、大人でもファンが多い名作。長男は小学6年生のとき「学校のプリントで紹介されていて面白そうだったから」と、この本を自分から選んで読んでいました。
上品な表紙からしてすでに、名作感が漂う(笑)↓ 買うなら上下巻まとめてがおすすめ!
ネットのフェイクニュースなど、今どきの話題を入れた「嘘吹きネットワーク」
おすすめ度 ★★
次は、いかにも「今の時代を反映させました」という切り口の本「嘘吹きネットワーク」。2020年刊行の新しい本です。
あらすじは、6年1組の理子が、クラスのSNSで出回ったデマから風紀を正そうと、画像や動画の加工が得意な「フェイク職人」である錯の元を訪れるところから始まります。
個人的には、物語の最初から、チャットやLINE風の画面が現れて、安っぽい雰囲気に興ざめしてしまうのが難点。でも逆に、読書が苦手な子は、子供同士のやりとりにリアリティがあって食いつきやすいかも。ネットを使い始めてきた小中学生に読ませると、フェイク情報との付き合い方やメディアリテラシーの考え方など、読ませておいて損はない一冊です。
「子供にSNSとの付き合い方を教えたい」と思っている親にもおすすめ!これ一冊読ませてみて、反応を見るのもアリです↓
全世界売上800万部突破!映画化された冒険ファンタジー 「ヒックとドラゴン」
おすすめ度 ★★★
次におすすめするのは、イギリス出身の作家が書いた大ヒット作「ヒックとドラゴン」シリーズ。 少年バイキングと小さなドラゴンの冒険ファンタジーで、全世界売上800万部突破した小説で、2019年に映画化もされたので、タイトルだけは聞いたことがある人もいると思います。
我が家は、長男が小学6年生の時にクラスでビブリオバトルをして、その時友達が紹介していた本「ヒックとドラゴン」が1位をとったそうです。
話は面白かったんだけど、最後まで独特なイラストが慣れなかった…
最初に読むならまず第1巻から↓全巻そろえる人も多い、中毒性が高いシリーズ。
小学校の国語の教科書で紹介された本「こちら『ランドリー新聞』編集部」
おすすめ度 ★★★★
小学校の国語の教科書で紹介されていたらしく、長男が自分から「読みたい」と言って手に取っていた本が『こちら「ランドリー新聞」編集部』。
あらすじは、転校生のカーラが自作の学級新聞、「ランドリー新聞」を掲示すると1日で学校中の有名人に。それにラーソン先生が怒り出すという展開。アメリカの憲法や言論の自由、そして責任についてふれられたストーリーで、表現の自由について子供が考えるいいきっかけになる本です。
担任の先生が、やる気のないダメダメ教師から変わっていく様子も新鮮で面白いし、子供たちが自発的に行動する様子もさすがアメリカの小学生だな~と思います。教育的な内容もありつつエンターテインメント性もあるので、高学年の子供におすすめの一冊です。
行動的で頭のいい女の子にもおすすめしたい本↓ 新聞好きな大人でも楽しめる!
行動的な魔女が主人公!最後はスカッとする名作「小さい魔女」
おすすめ度 ★★★
なんと発売が1965年という古さなのですが、未だに、親が子にプレゼントする人気の名作が「小さい魔女」。
作者は有名な「大どろぼうホッツェンプロッツ」 と同じ作家で、ホッツエンプロッツが男の子向けなら、この「小さい魔女」は、魔法や魔女が好きな女の子向けバージョンといったところ。
主人公は127歳の小さな魔女で、魔女界ではまだまだ下っ端。大きな魔女たちに意地悪されつつ、魔法の修行をするストーリーです。
次から次へと、色んな出会いや展開があるので、小学校高学年の子供なら読み進めやすい本です。
「小さい魔女」 は特に、ラストにかけて急展開で、「おお~!」とすっきりした結末になるのが面白いです。ホッツエンプロッツに比べたら、どっちかというと勧善懲悪的なストーリー。
文章は、翻訳ものに特有のきれいな日本語で、現代的な軽めの文章ではないので、本嫌いの子は苦手かも。でも、かまどに歌を歌わせたり、コーヒーポットに花を咲かせたり、ファンタジー要素も多く、魔女が使う魔法にわくわくしながら読めます。
ページ数は190ページくらい。厚生省中央児童福祉審議会の特別推薦図書という、なんか長い肩書もある↓
学校の勉強に役立つ図鑑、おすすめはこれ↓
本屋大賞受賞作家による、ほのぼの物語「イグアナくんのおじゃまな毎日」
おすすめ度 ★★★
男の子にも女の子におすすめしたいのが「イグアナくんのおじゃまな毎日」。樹里という女の子が誕生日プレゼントにイグアナをもらい、悪戦苦闘するお話です。
ちょっと長くて、子供が食いつきそうな急な展開も少ないので、読書が苦手な高学年には不向きな一冊。
でも、 本屋大賞を受賞した作家・佐藤多佳子の作品で、そのきれいな日本語は、受験の問題文や教科書にもいかにも出題されそうな文章。産経児童出版文化賞など3賞を受賞した、子供におすすめの本格的な小説です。
俺は、小学4年生の時にこの本で夏休みの読書感想文を書いたよ!
ヤダモン(イグアナの名前)、かわいかった~。俺も飼いたい!
この本の作者は、『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子↓
少し古さを感じるが、子供の好きなジャンルの一冊なら読みやすい「ズッコケ三人組」
おすすめ度 ★★★
親世代にもおなじみの「ズッコケ三人組」シリーズ。
活発なハチベエに、博識のハカセ、のんびりやのモーちゃんという小学生男子3人組が主人公で、身近なストーリーで読みやすい話です。ズッコケ三人組が運動会で活躍したり、学校の八つの怪談を考えたり、株式会社をつくったり(!)、私が小学生の頃も下校中に歩きながら夢中で読みました。
ストーリー自体はつながっておらずどの本からでも読めるので、子供が好きそうなタイトルのものを選ぶのをおすすめします。
三人組が七不思議を考える「学校の怪談」は面白かったけど、1冊目の「ズッコケ三人組」は普通だった。
親の私も子供のころに読んで、怖くてトイレに行けなくなってしまった一冊↓
新人賞を受賞した注目作!小学生の同性愛に踏み込んだ現代的な1冊「ぼくたちのリアル」
おすすめ度 ★★
次に紹介するのは児童文学新人賞を受賞した注目作「ぼくたちのリアル」。璃在(リアル)というかっこい小学5年生の男の子と、それにあこがれる主人公、あと美少年のハーフ転校生という、少年3人を軸にしたストーリーです。
スクールカーストでも上位に位置するリアルのかっこよさ、登場人物たちのキラキラネーム、LGBTなど、設定はとても現代的。小学生の高学年は共感しやすいし、リアルに「きゃ~!」とドキドキしながら読み進められそうです。
いろんな意味でなんか漫画というかライトノベルっぽいのですが、児童文学という位置づけです。本が苦手な高学年の女子でも「リアルが超かっこいい!」と読めてしまいそうです(笑)。
アマゾンのレビューも賛否両論↓ 現代の小学生たちがどう読むのか、気になる一冊。
兄弟でハマったお気に入りの本!展開が読めない、岡田淳の「びりっかすの神さま」
おすすめ度 ★★★★★
次に紹介するのは、小学生の子供や、その親に絶大な人気を誇る作家・岡田淳の名作「びりっかすの神さま」。
父親を亡くして、転校してきた小学生の男の子が主人公。この本はとにかく最初の設定が面白くて、教室の席は、なんとテストの成績順に席が並ぶという、順位至上主義のぶっ飛んだクラス。
物語では、競争でビリになった人だけ「神様」が見えるのですが、その神様もくたびれた中年男。神様が見たいばかりに、わざとビリになる子も増え始め、いろいろ一筋縄ではいかない展開に、長男も次男も目が離せないよう。
この「びりっかすの神さま」を読むと、結局、競争っていいことなの?悪いことなの?という、勝利至上主義について大人も考えさせられます。
最後、そのびりっかすの神さまがある人物に似ていることを予感させる部分も、意味深で、子供にとっては余韻が残る一冊だったらしいです。岡田淳の本は他にもたくさん読んでいますが、この「びりっかすの神さま」も、兄弟で「これは面白かった!」とお気に入りの本になりました。
次から次へと展開があるので、子供は続きが気になって一日で読了!読書感想文にも書きやすそうです↓
読書感想文におすすめの本や、NG本はこれ↓
すらすら読める簡単な文章で1冊があっという間「怪盗レッド」
おすすめ度 ★★★★
「これ、全巻買いそろえたいんだけど」と子供にせがまれているのが「怪盗レッド」シリーズ。
IQ200の天才男子と、運動神経いい女子の13歳コンビが怪盗としてデビューする話です。
ページ数は多いですが完全なる娯楽小説で、文章も「う~ん。やっぱりわたしじゃ、お手上げみたい(第1巻p112)」「あーあっ。心配してるのはわたしのことより、計画のほうなわけね。もう、わかってるから、怒らないけどさ。(第1巻p160)」みたいな感じで、女の子の一人語りでかなり読みやすくなっています。
親としては、もう少し小説っぽい文章を読んでほしい気もしますが…。
怪盗レッドの初代が活躍する男子コンビ、「怪盗レッドファースト」も超かっこよかった!
本作が始まる0巻的な存在の、怪盗レッド ザ・ファースト↓我が家の息子2人は最初にこれを読んでハマった。
シリーズで続くのはこれ。最初は1巻から読み始めたい↓
子供向けの文学作品!教科書にも載っている「重松清の短編集」
おすすめ度 ★★★★
本好きの大人や子供の間では大人気の作家、重松清(しげまつ・きよし)。
我が家では、長男が小学校5年生の時の国語の教科書で重松清の「カレーライス」という短編が載っていて、「続きを読みたい」と言われたのがきっかけでハマりました。
重松清は小学生でもわかりやすい文章と、家族や友達など身近なテーマが多いので、高学年の子供に、初めて文学っぽい小説を読ませる時にぴったり。最初に買うなら「はじめての文学 重松清」がおすすめです。
教科書に載っていた「カレーライス」をはじめ「卒業ホームラン」「モッちんの最後の一日」「ウサギの日々」など、読みやすい短編が8つ入った一冊。重松清の入門編としてプレゼントしたい本です。
主人公の男の子が、ゲームのことでパパに怒られたっていうのが、話に入りやすかった!
アマゾンでは大人からの口コミも多く、どれも高評価↓表紙も大人っぽくて、高学年にぴったり!
国語の文章問題や読解力を鍛えるなら、こんなドリルもおすすめ!
絵本っぽいのに実は長い小説でびっくり「ルドルフとイッパイアッテナ」
おすすめ度 ★★★★
「見た目は絵本っぽいし、よく学校や図書館でもおすすめ本で紹介されているし、一回子供に読ませておくか」と軽い気持ちで買うと、「えっ、すごい文字がびっしりじゃん!」と驚くのが「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ。
ルドルフは短編集ではなく長編なので、本が苦手な子供が手にとってしまうと「無理、絶対読めない」となりがちなので注意しましょう。
ルドルフという猫がイッパイアッテナという猫に会って、その友情のために犬のデビルに復讐をするという話で、意外に起承転結がしっかりしていて面白いです。
デビルと戦っていたイッパイアッテナが、強くて好きだなあ。最後はちょっとショック…
レビューもかなり高評価↓シリーズで買うのもおすすめ!
絵がない!300ページ超える長編!なのに一気読みできる「マインクラフト はじまりの島」
おすすめ度 ★★★★★
最初に断っておくと、我が家にゲームはありません。だから、マインクラフトというゲームはしたことがありません。
それにも関わらずおすすめしたいのが「マインクラフト はじまりの島」。アマゾンの口コミ・レビューがあまりにも高かったので、つい衝動買いしました(笑)。
結論から言うと、かなりおすすめです。ゲームのような設定のサバイバル冒険小説で、エンターテインメント要素が高いので、300ページ以上の長編なのに子供は一気読みします。
無人島で目が覚めた主人公がサバイバルをする話ですが、ゾンビが襲い掛かったり、食べ物を確保したりと、高学年の男子がわくわくする展開がいっぱい。
そして「マインクラフト はじまりの島」 は、面白さに加えて、教訓というか人生のセオリー、鉄則のような内容が盛り込まれているのがミソ。
友達である牛を手にかけようとして思いとどまるシーンでは「飢餓が命を奪うように、孤独は心を殺す。サバイバルとは、孤独と飢餓の両方を相手にすることだと、いまのぼくにはわかる(p146)」、あるいは第17章のタイトルが「大切なのは失敗しないことではなく、それをどう乗り越えるか」など、本好きの高学年にも十分耐えうる内容の深さ・正しさ・ストーリーが詰まっていて親としても満足度が高く、かなりいい買い物をしたと思える一冊でした。
マイクラを知らなくても十分楽しめる小説。これを1冊読み終えると、かなり読書にハマりそう!
ちなみに、高学年の男子がハマった「買ってよかったおもちゃ」ベスト20はこれ↓
立場によって考え方は違う…悪者は誰なのか?「チョコレート戦争」
おすすめ度 ★★★★★
時代を超えた児童文学の名作が「チョコレート戦争」。
子供たちが、町のケーキ屋さん「金泉堂」に戦いを挑むお話。悪者っぽいケーキ屋さんにも、主人公の子供たちにも、それぞれ言い分があり、読み進めるうちに考え方も変わってきます。
弱い立場である子供が、勇気をふりしぼって大人に立ち向かうシーンもあり、小学生の高学年の子供にぜひ読ませたい一冊です。
挿絵のタッチもなつかしく、可愛らしい!毎晩の読み聞かせにもおすすめ↓
全12巻あるので長期休みにおすすめ「ダレン・シャン」シリーズ
おすすめ度 ★★★★★
量の多さ的には小学校高学年向けの本ですが、当時小学2年生の次男も読めたのが「ダレン・シャン」シリーズです。
とりあえず2巻まで読んでみれば、子供がハマるかハマらないかはっきりします。
ストーリーはざっくり言うと、バンパイアになった少年の闘いと運命。子供向けですが、ハリーポッターに比べるとかなりダークファンタジーな面があります。
第1巻を買ったときは、私が最初の30ページくらいまで読み聞かせをしました。長男はその後、最後まで一人で読みましたが「イマイチ面白くなかった」との感想。でも4年生になった時に続きの2巻を読み始め、そこからは一気にハマって続きを読むために早起きするなど、全12巻や外伝を読みふけっていました。
2巻、3巻、と進んで行くにつれて加速度的に面白くなるので、時間が余っている春休み・夏休みにおすすめです。話はすべてつながっているので、「1巻 奇怪なサーカス」から順番に読みましょう。
運命とは何かってすごく考えた…。重要なセリフが太字になっていて読みやすい。
小学3年生くらいからでも読める!これは子供がハマるシリーズ↓
好みは分かれるが、子供には分かりやすさがウケる「5分後に意外な結末」
おすすめ度 ★★
正直、私はあまり好きではない本ですが、5年生の長男が好んで読んでいるのが「5分後に意外な結末」シリーズ。
とにかく短い話がたくさん集まった本で、オチも「え、それで?」と思う結末も多く、親としてはあまり深みがない本だなあと思いますが、本嫌いの子供でも最後まで読み通せる一冊。
小学生には、こういう分かりやすい本がいいのかもしれません。長男は、これよりさらに短い「5秒後に意外な結末」を、朝読書用に学校に持って行っていました。
「へえ~」「なるほど!」っていう意外な終わり方がたくさんあった!ナポレオンの話が面白い。
レビューもやっぱり賛否両論↓でも、本嫌いの子供でも読み通せる確率が高いです。
算数の勉強とお菓子作りがミックスされた斬新なストーリー「ジャコのお菓子な学校」
おすすめ度 ★★★★
読書感想文にも書きやすそうな、お菓子作りを通して成長する男の子の話が「ジャコのお菓子な学校」。
学校の勉強がまったくできないジャコが、大好きなお菓子作りをきっかけに、勉強の必要性に目覚めるストーリーです。
例えば、バターを75g必要なときに、ジャコは量り方が分かりません。「バターの紙に書いてある25gの目盛りを3つ分だよ」と教えられて「えっ、25+25+25って75なの?」とうろたえるジャコ。どんだけ勉強できないんだ(笑)。
小学生の子供って「この勉強ってなんの役に立つの?」とよく聞いてきますが、「ジャコのお菓子な学校」はそれに対する分かりやすい回答のような物語です。
割り算はケーキを等分で切り分けるために必要で、ブラウニーは長方形、タルトを切った形が三角形など、自分の好きなことを極めるために、学校の勉強も極めていく、というストーリーは読んでいて楽しいです。
算数の勉強が苦手な男の子や、お菓子作りが好きな女の子でも楽しく読めます。文字の多さ的に、小学4年生・5年生・6年生くらいがおすすめ。
友達とお菓子屋を始めたり、乱暴な中学生たちもやってきたり、ストーリーの展開も多くて読みやすいです↓
学校の勉強に役立つ!買ってよかった我が家のおすすめ図鑑を紹介↓
イケメン武将にハマる!講談社青い鳥文庫の「戦国武将シリーズ」
おすすめ度 ★★★★
長男は4年生、次男は2年生から、徳川家康や織田信長など、戦国武将の物語を読み始めました。
子どもたちが気に入ったのは講談社の青い鳥文庫シリーズ。私としては、文章がちょっと難しいし説明不足な気がしたのですが(信長が延暦寺を焼き討ちにする理由とか、明智光秀が信長に反旗を翻す時に詠んだ歌とか、もうちょっと分かりやすく説明してほしいと思う)、長男は「絵がかっこいいからこのシリーズがいい」と、文章の読みやすさはあまり気にしていないようです。
長男が読んだのは「織田信長」「黒田官兵衛」「豊臣秀吉」「徳川家康」の4冊。感想は「俺、家康が一番好き」だそうです(意外…)。
私も久しぶりに織田信長を読みましたが、信長ってすごくかっこいいイメージがあったのに、今になって読み返すと信長って普通にヤバい奴だな、と思いました(笑)。
このシリーズはたくさん読んだ!武田信玄や黒田官兵衛も面白い!
1冊読み始めると、他の色んな武将の伝記もどんどん読める↓
これは色んな人物の視点から「関ケ原の戦い」を描いた一冊↓表紙の石田三成、イケメンすぎるでしょ~!
戦国武将が好きになったら、日本の歴史漫画もすいすい読めるようになります!比較記事はこちら↓
本が苦手でも読みやすい!高学年女子におすすめの「黒魔女さんが通る」
おすすめ度 ★★★
シリーズ累計400万部売れ、小学生の女の子たちに人気の大ヒット小説が「6年1組 黒魔女さんが通る!!」シリーズ。黒魔女・ギュービッドを召喚してしまったオカルト好きの小学生・チョコが、黒魔女修行をしながら冒険するコメディーです。
イラストも文章もカジュアルでくだけているので、「難しい表現や文章とか苦手」という女の子にもおすすめ。アニメ化もされていて、コミカルで読みやすいシリーズです。
買うならこちらから↓
読書感想文にも書きやすそうな王道のストーリー「願いがかなうふしぎな日記」
おすすめ度 ★★★
親や祖父母が子供・孫に読ませたい、いかにも道徳的で良書っぽい一冊が「願いがかなうふしぎな日記」。
亡くなったおばあちゃんからもらった日記に、願いごとを書くと、それが叶っていくストーリー。主人公の光平のひと夏の成長を描いた物語で、ラストの展開といい、かなり読書感想文に書きやすそうな一冊です(笑)。
のめりこむような冒険物語、というわけではないけれど、安定感のあるストーリーで、子供に安心して読ませられます。親に人気なのか、続編の「望みがかなう魔法の日記」という本も出ています。
俺としては、日記のせいで別世界にひきずりこまれたり、罰が当たったり、驚くような急展開が見たかったけど、全然そういう話じゃなかった!
(汗)…
基本的に、登場人物は全員、いい人です。
めちゃくちゃ売れている本です↓アマゾンの口コミ・レビューでも「読書感想文にした」という声ばかり(笑)↓
シリーズ姉妹作はこれ↓前回の主人公である光平の友達、竜也が今回は主人公↓
主人公は不登校女子…映画にもなった辻村深月の大ヒット小説「かがみの孤城」
おすすめ度 ★★★★
次におすすめするのは、アニメで映画化もされた大人気の「かがみの孤城」。
ファンタジー要素もある、少年少女の成長物語です。
本来なら、不登校の主人公「こころ」の内面の葛藤なども評価されるはずの児童書だとは思いつつ、我が家の単純・ネアカの息子2人はそういう描写をさらっと読み飛ばして、ひたすら「おおかみ様は誰か」という謎に食いついていました。
繊細な小学高学年や中学生の女子には刺さるストーリー↓展開は何となく読めるが、最後はうるっとくる。
今、小学生に大人気のシリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
おすすめ度 ★★★★
今、小学生の高学年の男の子&女の子にすごく人気の本が「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ。
駄菓子屋を舞台にしたちょっとだけ不思議な話で、とにかくすらすらと読める文章なので、読書が苦手な子供にもおすすめ。
シリーズは全14巻あるので、気に入ればどんどん読み進められて、子供が本好きになるきっかけをつかめるかも。
クラス内で読んでいる小学生も多いので、友達との共通の話としても盛り上がりそうです。
第一作はこれ↓作者は、ジュニア冒険小説大賞受賞歴を持つ↓
今どきの美男美女!日本文学入門におすすめ「10歳までに読みたい日本名作」シリーズ
おすすめ度 ★★★★★
子供向けの本で大ヒットしているのが、ホームズや赤毛のアンなどが出てくる「10歳までに読みたい世界名作」シリーズですが、小学校高学年におすすめなのは「10歳までに読みたい日本名作」シリーズ。
タイトルには「10歳までに」とありますが(笑)、世界名作と違って、日本文学のシリーズは登場人物も多かったり、聞き慣れない言葉も出てくるので、10歳以上の高学年の子供の方が読みやすいです。
この「10歳までに読みたい日本名作」シリーズは、最初に「登場人物の紹介」ページや、「物語ナビ」というページがあって、あらすじがイラストで解説されているので、読書が苦手な子供も分かりやすいのがポイント。
何より、「平家物語」の源義経や、「竹取物語」のお姫さまなど、表紙や挿絵などのイラストが今どきの美男美女で、子供の食いつき度が全然違います(笑)。イラストは現代風でも、やはりベースにあるのは古今東西の名作なので、親としても安心して与えられます。
ちなみに、子供がどの本に興味を惹かれるかは意外に予想しにくいので、このシリーズを買うなら最初からセットでそろえた方が、子供の知識・教養の幅を広げるためにおすすめです。
個人的には、美男美女コンビの2冊(笑)が入って、加えて「銀河鉄道の夜」「走れメロス」など日本文学の鉄板ともいえる名作も入った第1期6巻セットがバランスがよくていいです。
このシリーズを読んで息子たちも教養が身に付き、親子で名作のストーリー展開について話せるのも楽しいです。
このシリーズは絵がけっこう多いから、「なんかだらだら読書したいな~」っていう時にも、何回も読み返せる!
国語の教科書に竹取物語が出てきた時も、すぐに覚えられたよ。
我が家のおすすめはこの6巻セット↓楽しく読書をしながら教養も身について、学校の勉強でも役立つ!
他にも「本」についての記事はたくさんあるよ!(すべて感想と写真付き)
●本嫌いの子供におすすめの本
●小学校低学年向けのおすすめ本
●小学校中学年向けのおすすめ本
●小学校高学年向けのおすすめ本 ←今ここ
●中学生や本好きの子供におすすめの本
●読書感想文におすすめの本
●子供に人気のシリーズ本・漫画・伝記
●学校の朝読書におすすめの本
●子供向けの雑学本・生き方本
●東野圭吾のおすすめランキング
本好きになると、一人で時間をつぶせて便利!
子どもたちは、学校や習い事の合間を縫ってたくさん本を読んでいます。
読書好きになると、兄弟げんかも減るし、一人でおとなしく長時間過ごせるし、国語も算数も学力がアップするし、メリットがたくさん。
本は当たりはずれもあって選ぶのが難しいですが、自分の好みの本を見つけていってほしいなと思います。
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