
このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具や勉強ツールを紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵な本やおもちゃに出会えますように。

タブレット学習の中でも、最近ママたちに人気なのが、「RISU(リス)きっず」や「RISU(リス)算数」。算数の一教科に特化した、タブレット教材です。我が家の5歳児と、小学4年生と6年生男子が実際に使った体験談を紹介します。

我が家の5歳児が使った幼児向けの「RISUきっず」は、最初は「いやいや、コレいらないでしょ」って思ったけど、意外に良かったです!
このブログ記事はこんな人におすすめ
・小学生向けのタブレットの通信教材「RISU」、実際の評判や体験談が知りたい人
・幼児向け「RISUきっず」が、実際にどういう問題なのか、幼児ができるのかを知りたい人
・タブレット学習RISUのデメリットや使い勝手の悪さ、悪い評判が知りたい人
- タブレット学習「RISUきっず」「RISU算数」とは?
- 幼児向けの「RISUきっず」を5歳女の子がやった感想・体験談
- 小学4年生と6年生男子がRISU算数をやった体験談・感想
- 「RISUきっず」と「RISU算数」の料金・月額費用
- RISUのデメリット①タッチペンが太くて、細かい字を書くには向かない
- RISUのデメリット②電池がもたない!こまめに充電する必要がある
- RISUのデメリット③進捗メールが多くて受信フォルダがいっぱいに…
- RISUのデメリット④退会・解約しても普通のタブレットとしては使えない
- RISUのメリット①算数の1教科に特化しているので効果が見えやすい
- RISUのメリット②子供の実力に合わせたところからスタートできる
- RISUのメリット③ゲームアプリがないのでママがイライラしない
- RISUのメリット④塾や公文に比べると値段が安い!入会金も不要
タブレット学習「RISUきっず」「RISU算数」とは?

「RISU(リス)」とは、算数の問題をタブレット上で配信する教材で、朝日新聞や産経新聞、「ひるおび!」など多くのメディアでもとりあげられている話題の学習ツール。日本だけでなく、カリフォルニア州シリコンバレーの公立小学校4校でRISUが導入されるなど、教育現場で今、注目されつつあるタブレット教材です。
小学生向けは「RISU算数」、幼児向けは「RISUきっず」という名前のサービスになっていて、どちらも算数のみの一教科です。
幼児向けの「RISUきっず」を5歳女の子がやった感想・体験談
RISUには「RISUきっず」と「RISU算数」がありますが、まずは年中後半~年長の子供向けのタブレット学習「RISUきっず」の特徴をまとめました。

実際に、5歳児の娘がRISUきっずをやってみた感想をレポートします!
最初は、答えの記入方法や操作方法が分からずに親がつきっきりに

我が家では、5歳の娘も実際に「RISUきっず」にチャレンジ。「RISUきっず」は幼児向けで、最初は数を数える問題がメインなので、問題自体は易しいです。
ただ、4歳児や5歳児にとっては、答えを記入するやり方や、タブレットやタッチペンの使い方が、最初はハードルが高いです。娘も答えはすぐに分かったのですが、解答欄である□をペンでタッチして、その□に入る数字を探して選ぶ、という作業に慣れずに、「どうやるの~もう~っ!」最初は癇癪を起していました。
最初に幼児が「RISUきっず」を始める時は、少なくとも1日目は親がつきっきりでそばでやり方を教えなくてはいけないので、そこがデメリット。
カラフルなイラストを使った問題に幼児は食いつく

最初は、タブレットの操作方法にイライラしていた娘でしたが、子供の順応力はすごく、娘は3日目には完全にやり方を覚えて、毎日20分~30分くらい、一人で算数の問題を解いていました。
問題内容は、いちごや車など、子供にとっての身近なものをイラストにした数の計算なので、勉強という感覚がなくゲーム感覚で問題を解けます。
幼児のうちから、学習するときのいい姿勢が身につくのがメリット

「RISUきっず」の意外なメリットは、幼児の勉強姿勢が良くなる点です。
ノートやドリルに鉛筆で書き込むときは、猫背になり至近距離で文字を書いていましたが、RISUのタブレットの角度は絶妙で、娘も息子たちも、自然にいい姿勢をキープしたまま、問題を解いていました。
親としては、勉強する時の「タブレットとの距離」や「椅子に座る姿勢」は、できれば就学前に身に付けてほしいので、RISUをやっている間に自然といい姿勢がキープできることは大きなメリットでした。
字がうまく書けない未就学児でも、算数の問題が解けるのがメリット

ちなみに、未就学の幼児に「RISU」をやらせるメリットは、文字がまだ書けない子供でも、算数の問題が解答できるということ。
たとえば「鳥は何羽いますか」という問題で、回答欄に「12」という数字を書けない4歳児・5歳児でも、数字をタッチペンで選べば答えることができます。小学生や大人と同じように正解する楽しさを味わえるのがポイント。
大きく花丸がついた画面に、娘も大喜びでした。(ただ、間違えるとすごく不機嫌に…)。小学校に上がる前に、「勉強が楽しい」という感覚を身につけることができます。
東大生や早稲田など学生チューターの動画でテンションアップ!
![タブレット学習「RISU]で、算数の問題の説明を見て喜んでいる女の子](https://kids-present.fit/wp-content/uploads/2021/07/risu12-e1625408873631.jpg)
RISUは問題を解き進めると、東大生や早稲田・慶応など大学生チューターの解説動画が送られてきます。
つまずきやすいポイントを若い先生たちが動画で解説してくれるのですが、これが意外に5歳児に刺さりまくっていました。例えば、18個のりんごのイラストの数を数える問題で娘が間違えた時も、「1個数えるたびに、線で消していこうね。そうすれば数え間違えないよ」と先生がレクチャー。
親のアドバイスは素直に聞かない年長児でも、先生に教えられると「はーい!」と熱心に聞き、実際にアドバイス通りに問題を解いていたのが面白かったです。
小学4年生と6年生男子がRISU算数をやった体験談・感想
次に、我が家の小学6年生長男と、4年生次男がRISUをやっている様子をレポート。「高学年にとってRISUはどんな風に役に立つのか」気になる人はチェック!

実際に小6・小4の男子2人がRISU算数をやってみた感想をレポートします!
最初に実力判定テスト!自分のレベルにあった問題にカスタマイズされる

小学生向けの「RISU算数」の特徴として、まず最初に「実力判定テスト」をします。内容は、算数の教科書に沿ったもので、難易度はごく普通のレベルです。
そして、その実力判定テストの結果によって、1人1人違う問題内容が配信されるのが特徴。 小学4年生だからといって「小4の算数内容」からスタートするのではなく、間違えた苦手な単元の問題も組み込まれて、一人一人にカスタマイズされた内容です。

例えば、高学年は「4年生~6年生」という同じカテゴリのMAPに沿って進みますが、その中で、どのステージの問題が組み合わさっているかは、子供1人1人違います。
実力テストで正解した問題内容は「クリア済み」となり、問題は飛ばして次のステージへ進めます。ちなみに小6の長男が苦手な「概数・四捨五入」のステージは、しっかりと問題の中に残っていて、80問近い問題を解くうちに、だんだんと自分で「間違えやすい問題の傾向」をつかんでいました。
子供が苦手を克服しやすい仕組みになっているのが「RISU算数」のメリットです。
複雑な計算問題は、紙と鉛筆を置いて解いている

RISUの問題も、高学年になるとけっこう複雑。 RISUでは、タブレット画面の空いたスペースに、タッチペンでメモ書きをしたり、消しゴムモードで計算式を消すこともできます。でも長男は、RISUの問題を解くときは紙と鉛筆を用意して、ぱっぱっと計算しながら解いていました。
RISUのタッチペンよりも鉛筆の方が文字を書くのも反応するのも早いので(当たり前…)、高学年になるほどタブレットとメモ用紙を併用した方が便利です。
難易度が高いスペシャル問題も!受験対策にもなる

RISUは教科書ベースの問題がメインで、小学校の学習単元を網羅しています。でもそれとは別に、算数オリンピックの問題や、実際の私立の受験問題など難問もあるので、算数が得意な子供にとってもやりごたえがあるのがメリット。
ちなみに、通常の問題を解いていくとランダムに「カギ」が手に入るのですが、我が家の小学生男子たちは、カギを集めるとスペシャル問題を解けるというところにテンションが上がっています。
算数が得意な小学生は、ほとんどチューター動画を見ない(笑)

追加料金0円で付いてくる、東大生や早稲田・慶応学生などの解説動画ですが、我が家の息子たちはほとんど見ませんでした(汗)。
学校の授業内容についていける子供や、算数のテストが毎回ほぼ100点の小学生の場合は、RISUの解説動画はそこまで熱心に見なくても大丈夫です。逆に言うと、算数が苦手な子供にとっては、丁寧で分かりやすい東大生・早慶生によるRISUのチューター動画はメリットが大きいです。
「RISUきっず」と「RISU算数」の料金・月額費用


ぶっちゃけ、RISUはとにかく料金体系が分かりにくいのがデメリット。
幼児向けの「RISUきっず」は月々2,750円(税込み)ですが、小学生向けの「RISU算数」は、基本料+利用料という2段構えで、まるで携帯会社か!と思うような複雑さ。
まず1年間は30000円(12か月分一括払い)で、月にならすと「基本料金」は2750円。ここは毎月変わりません。そして追加でかかってくるのが「利用料」。
「利用料」は、次のルールによって決まります。


分かりやすく言うと、子供の「問題を解くスピード」によって、追加の月々の利用料が決まります。目安としては、学校の授業と同じくらいの進度で問題を解いていけば、追加の利用料は0円。でも、算数の理解力が早い子供で、どんどん問題を解いていくと、追加の利用料が数千円以上かかってきます。


ええ~っ、じゃあ、算数が得意な子供ほど、早く進んじゃって、たくさんお金がかかるってこと?
実は見落としがちですが、問題を進めるスピードがどんなに速くても遅くても、問題の総量自体は変わりません。つまりスピードが速い子供はすべてのカリキュラムが早く終わるので、そのぶん早くRISUを退会して(笑)、基本料金が浮きます。トータルで見ると、そこまで変わらないです。それに、よほどのスピードでない限り、追加の利用料が月2000円を超えることはないです。
また、小学5年生、6年生になるとスマイルゼミやチャレンジパッドは月々6000円くらい料金が上がってくるので、月2750円~のRISUは家計的にも助かります。


実際、息子2人の学習スピードを見ても、1か月でステージ2つ分はぎりぎり進まないくらいなので、追加の利用料は1000円、もしくは3000円くらいだよ!


ということは、基本料金を合わせると、RISU算数の月額費用は「3,850円~6,050円」がざっくりとした目安になるね!


RISUの料金の分かりにくさはデメリットの一つ。
他にも、個人的に気になったRISUのデメリットを紹介するよ!
RISUのデメリット①タッチペンが太くて、細かい字を書くには向かない


一番気になったのが、他のタブレット教材と比べた時の、RISUのタッチペンの太さ。「こんなんで文字が書けるのか…」と不安になりましたが、RISUの問題は、答えの数字を直接記入するのではなく、マークシートのように数字を選択するタイプ。
教科も、「算数」1科目のみなので、漢字の練習などもなく、ペン先の細さを重視していないようです。


RISUでは問題を答えるときは答えを書き込むのではなく、数字を選ぶので、タッチペンでの細かい作業は不要。でも一応、タッチペンも鉛筆のように反応し、文字や数字などを画面上に書けるようになっています。
ただ、ペン先も太くて反応もそこまでよくないため、画面の空いたスペースで筆算をするなど細かい動きには向いていないです。長男も、タッチペンはあくまで最終回答を選ぶ時に使い、複雑な計算は紙の上でやっていました。
RISUのデメリット②電池がもたない!こまめに充電する必要がある


RISUを使用した感想として、幼児向けのRISUきっずも、小学生向けのRISU算数も、タブレットの電池があまりもたないです。
3日くらい放置しているともう電源がつかなかったりするので、RISUのタブレットは毎日充電しておく方が安心。
ただ、子供1人につき1台のRISUタブレットで、さらに、学校から持って帰ったクロームブックや、家のタブレットも合わせると、充電スポットは満員状態に…。
ちなみに充電用のUSBケーブルは最初から付属で付いてくるので安心です。
RISUのデメリット③進捗メールが多くて受信フォルダがいっぱいに…


これはもう、タブレット教材の宿命ではあるんですが…。RISUから親への通知メールが多すぎで、受信フォルダがRISUでいっぱいになります(笑)。我が家は3人分なので特に。
RISUに入会する時には、親のメールアドレスを登録するんですが、子供が新しいステージの学習を始めた時や、チューターの動画が届いたとき、あと学習がかなりの間ストップしている時など、逐一メールで知らせてくれます。
親も子供の学習状況を見守るためには必須の機能だとは思うんですが、我が家には不要だったので、メールをストップできないかRISUのスタッフさんに聞いたところ、「すみません無理です」とのことでした。
まあ、逆に言うと、RISU側も子供の進捗を丁寧にフォローしてくれているということです。
RISUのデメリット④退会・解約しても普通のタブレットとしては使えない


RISUは、退会しても、タブレットは返却する必要はありません。退会した後はタブレットを手元に置いて、過去の問題を解くための「復習教材」として使えます。
ただその代わり、このタブレットでネットを見たり写真を撮ったりといった、普通のタブレットの使い方はできないのがデメリット。まあ、過去問が解ける方が親にとってはありがたいので、この点は「メリット」か「デメリット」か判断に悩むところです。


ちなみに、RISUをどのタイミングで退会・解約しても、お金がかからないのが嬉しい!
次に、RISUのメリットを紹介するよ。
RISUのメリット①算数の1教科に特化しているので効果が見えやすい


RISUをやってみて実感したのが、「タブレット学習で5教科も必要ない」ということ。漢字も理科も社会も、学校からちょこちょこ小テストや宿題が出ています。勉強の復習ならそれだけで十分。
タブレット学習で広く薄く5教科をカバーするより、一つの教科を徹底的に極める方が、圧倒的に勉強の効果が分かりやすいです。
それを裏付けるように、RISUを使っている子供の中でも、四谷大塚模試の算数で3年連続1位だったり、SAPIXでも2年連続日本1位だったりと、算数のエキスパートが育てられている印象。


私が高校時代に京都大学の模試や受験で、友達とのA判定とE判定、あるいは合格と不合格を分けたのって「算数が得意かどうか」という点だけ。
つまり、勉強のキーポイントとなるのは「算数」なんです。
国語や英語や理科は学校の小テストなどでフォローしておいて、算数だけ、RISUを使って集中的に復習する。
その方が子供もメリハリもついて集中的に取り組むし、効果が見えやすいのでおすすめです。
RISUのメリット②子供の実力に合わせたところからスタートできる


タブレット教材ってだいたい、子供の学年に合わせて問題内容が配信されることが多いです。でもRISUは、最初に実力判定テストを解いて、その結果に合わせて、個人個人に問題内容がカスタマイズされるのが強み。
たとえば小学6年生の長男は、4年生の時に習った「概数や大きな数」が苦手なのですが、RISUの実力テストをした後は、全体の問題でちゃんと苦手な「概数」の問題が組み込まれていました。


子供が6年生だから、6年生の問題を平均的に解くのではなく、最初のテストの結果によって「どのレベルからスタートするのがベストか」と判定してくれるのがメリットです。
逆に言うと、最初の実力判定テストを、手を抜いたり、親に答えを聞いたりすると意味がなくなるので注意。
学年をさかのぼって、苦手な単元を問題に組み込んでくれるので、RISUをやることで、子供は算数の苦手ジャンルを克服しやすくなります。


ちなみに、幼児の「RISUきっず」には、実力判定テストはないよ!あるのは小学生だけ!
RISUのメリット③ゲームアプリがないのでママがイライラしない


個人的に、RISUの大きなメリットは「ゲームなどの遊び要素がない」というところ。
有名な進研ゼミの「チャレンジタッチ」などは、勉強とは関係ないゲームアプリがたくさん入っていて、「子供が勉強をやらずに、タブレットでゲームばっかりやっている」とイライラしているママも周りに多いので、シンプルなRISUは、子供の気が散らなくて安心。
タブレットを起動したら、純粋にあとは問題を解いているだけの時間なので、短い時間で効果が出やすいのもメリットです。
RISUのメリット④塾や公文に比べると値段が安い!入会金も不要


タブレット学習の一般的なメリットとしては「月額の費用が安い」というところ。 私のママ友では、もともと小学1年生から公文に通っていたけど、塾のお金が高すぎて、値段が安いタブレット教材に切り替えたパターンが多いです。
くもんは一教科で月に7000円以上かかりますが、RISUなら月に3,850円~6,050円が目安。時間も曜日も決まっていなくて子供の好きなタイミングでできるのもメリットです。
「子供に勉強をさせたいけど、お金や時間がなかなか捻出できない」という親にもおすすめです。


ちなみに、RISUは入会金がかからないところもメリット!


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