最近、子供向けの伝記シリーズでも、イケメン化が激しい戦国武将。講談社青い鳥文庫や集英社まんが、学研の伝記シリーズなど、各社の武将イラストを比べてみました。
人気の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人が、どのくらいイケメンに生まれ変わっているか、お楽しみ下さい。
大人気キャラの織田信長は、イケメン期待度が高まる
残っている肖像画からしても、もともとイケメンだっただろうと噂されている織田信長。確かに、目鼻立ちも整っていてすっきりした顔立ちです。
業績としても、初めて天下統一に近づいた男として、子供から大人まで人気の高いキャラクターで、これはイケメンに描かれていてもおかしくありません。
さあ彼は一体どんなイラストになっているのでしょう?
集英社や学研、角川など、各出版社の偉人伝のイラストを比較したのがこの図。
予想通り、若いキラキライケメンから、中年の渋いおじさままで、信長はすべて美男子として描かれています。
それにしても、同じ集英社から出ている偉人伝なのに、①の1988年バージョンと②の2020年バージョンの変化は時代を感じますね…。
そして、イケメン表紙をおそらく最初に取り入れたっぽい講談社伝記シリーズも爽やかイケメン。ちなみにこの中で一番私が好みなのは④の学研版の信長です。
⑤の角川まんが版と、⑥の西東社版も、すごく迫力あってかっこいいイラストです。
織田信長のイラスト比較の元ネタである、伝記本6冊の詳細は以下 ↓
まんが ①1988年バージョン集英社の伝記漫画
まんが ②2020年バージョンの集英社の伝記まんがSENGOKU
文章&さし絵 ③漫画ではなく、文章による伝記。講談社青い鳥文庫
まんが ④学研のまんがNEW日本の伝記
まんが ⑤角川のまんが人物伝
まんが&資料集 ⑥西東社。まんが伝記と資料集が合体したような本
「猿」と呼ばれた豊臣秀吉のルックスは、イケメンになれるか
次は、信長と違ってあまりイケメンのイメージがない豊臣秀吉。政治的な能力は高かったかもしれませんが、「猿」と言われていたように、ルックスにはあまり期待できません。
各出版社のイラストはいかに…。
先ほどの信長に比べると、学研まんがあたり、三枚目的な顔のイラスト比率がぐっと増えました(笑)。
でも、秀吉をイケメンに描いている、②の集英社版や、③の講談社版など、「これが秀吉?」と二度見するレベル。イメージと違いすぎて、ちょっと笑ってしまいます。
個人的に好きな表紙は⑤の角川まんが。人柄や愛嬌と、野心にあふれた豊臣秀吉の顔立ちが、イラスト一つで分かります。ちなみに⑥の西東社の秀吉イラストは、竹中直人に寄せてきてると思うのは、私だけ?
なつかしの、あの大河ドラマの名作『秀吉』↓
豊臣秀吉のイラスト比較の元ネタである、伝記本6冊の詳細は以下 ↓
まんが ①1988年バージョンの集英社の学習漫画
まんが ②2020年バージョンの集英社の伝記まんがSENGOKU
文章&挿絵 ③漫画ではなく、文章による伝記。講談社青い鳥文庫
まんが ④学研の日本の伝記のまんが
まんが ⑤角川のまんが学習シリーズ
まんが&資料集 ⑥西東社。まんが伝記と資料集が合体したような本
徳川家康ってイケメン云々より、おじいさんだよね…?
最後は、信長や秀吉と比べると、子供には一番人気がなさそうな徳川家康。
江戸幕府を開いた晩年の功績が大きく、”貫禄”とか”お年寄り”とかのイメージが強いですが、伝記シリーズのイラストはどのように描かれているのでしょう。
「これ誰だよ!」と突っ込みたくなるようなイラストが多数。
②の集英社や③の講談社のイケメン祭りには慣れましたが、でも④の学研まんがの家康にはびっくり。えっ、誰?中世の騎士ですか?さっきの秀吉の顔はあんな風に描いておいて、家康だけVIP待遇?
でも、子供はこういうキラキラなイラストを喜ぶのは確かです…。
この中で、一番私のイメージに近いのは⑥の西東社バージョンの家康です。西東社の本は家にも何冊かありますが、「戦国ビジュアルシリーズ」はCGっぽいビジュアルがきれいで迫力があっておすすめです。
徳川家康のイラスト比較の元ネタである、伝記本6冊の詳細↓
まんが ①1988年バージョンの集英社の学習漫画
まんが ②2020年バージョンの集英社の伝記まんがSENGOKU
文章&挿絵 ③漫画ではなく、文章による伝記。講談社青い鳥文庫
まんが ④学研の日本の伝記
まんが ⑤角川のまんが学習シリーズ
まんが&資料集 ⑥西東社。まんが伝記と資料集が合体したような本
戦国武将の伝記シリーズ、出版社ごとの特徴を比べると
6種類の伝記本・伝記漫画のイラストを比較しましたが、内容の違いや特徴も、少しだけ比べてみます。
角川まんが学習シリーズ人物伝
まず、キラキラなイケメン武将が無理!という人には、「角川まんがシリーズ」がおすすめ。大人にも抵抗感がない渋めのイラストで描かれているので、すんなり内容が頭に入ってきます。
また、我が家には角川のまんが学習シリーズの「日本の伝記」がありますが、イラストも今どきっぽいけど落ち着いた絵柄で、大人も読んでいて楽しいのでおすすめです。小学5年生の長男と3年生の次男もしょっちゅう読んでいます。
我が家、まるごとどーんと買いました↓ 夏休みや冬休みにもおすすめです。
実際の感想や口コミをまとめたブログ記事はこれ↓
西東社の超ビジュアル!歴史人物伝シリーズ
伝記だけでなく知識や雑学もたくさん知りたい、という人には「西東社の超ビジュアル!シリーズ」がおすすめ。人物の伝記まんがの合間に、新聞風に豆知識が紹介されていて読み応えが抜群。CGっぽいイラストも綺麗で、小学校高学年からの方が楽しめそうです。
ちなみに我が家はこの西東社のシリーズの「超ビジュアル! 戦国武将大事典」を持っていますが、ものすごーくおすすめです!!(※詳細は「図鑑の記事」で書いています)。
西東社の超!ビジュアルシリーズの集大成↓この内容で1600円なんて、コスパ高すぎ。
講談社青い鳥文庫シリーズ
漫画ではなく、物語のような文章で伝記を読みたい人には、講談社の青い鳥文庫がおすすめ。文章がちょっと難しいので小学校高学年向けですが、イケメン風イラストで手に取りやすいのか、我が家の次男はこのシリーズを小学2年生の頃に読みふけっていました。
人物伝だけでなく、『大決戦!関ヶ原』のように、いろんな人物の視点で一つの戦いを描いた物語もあります。そして石田三成もイケメンです(笑)。
次男は、この本を読書感想文に選んで書いていた↓
学研の伝記まんが/集英社の学習まんが
イケメンにときめきたい小学生女の子やママたちには、学研まんがや集英社のSENGOKUがおすすめです。やっぱり絵が綺麗だし、かっこいいし、絵につられて本を読んでくれるのなら結果オーライです。
ちなみに昔ながらのオーソドックスなイラストを求める人には、1988年版の集英社シリーズがあります。ですが、歴史的な新事実などが反映されていない可能性もあるので、できるなら、最新の歴史情報が更新されている、わりと最近の伝記シリーズを買うのをおすすめします。
ジャケ買いしたくなる一冊(笑)↓ このイケメンっぷり、信長だからこそ許される…。
日本の歴史の漫画は、このブログ記事で6つのシリーズを比べてみたよ!
他にはこんな記事もおすすめ♪