このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。夫も京都大学と京都大学大学院を卒業(理系)。
我が家の3人の子供の子育てで実際に使って役に立った、知育玩具・本・ドリルを紹介します。サイトを見ている皆さんが、素敵なおもちゃに出会えますように。
最近の日本の歴史漫画は、今っぽいイラストで子供にも人気です。特に、角川まんが学習シリーズの『日本の歴史』は、『デスノート』の小畑健や、スタジオジブリの近藤勝也など、有名な漫画家が表紙を担当。
我が家でも全15巻を実際に買ってみました。小学生の子供たちの反応や、おすすめポイントを紹介します。
実際の口コミや感想を知りたい人、ブログ記事を探している人におすすめです。
紹介しているのはこれ↓ 大人気の漫画シリーズです。
角川まんが学習の「日本の歴史」は絵がとにかく今っぽい!
我が家にある『世界の歴史』↓ 教科書も出している山川出版で、安心感がある。
表紙と中身の漫画を描いている人は違うが、違和感がない
『日本の歴史』、全部で15巻もあれば一つくらいは絵がハズレの巻もありそうですが、どのイラストも綺麗です。表紙は卑弥呼だったり、坂本龍馬だったり、織田信長だったり。色んな絵を楽しめるのでとても贅沢です。
ちなみに、表紙を描いているイラストレーターと、中のまんがを描いている漫画家は別の人ですが、同じ系統の絵柄でまったく違和感がありません。
集英社の「日本の歴史」の感想や口コミを書いたブログ記事はこれ↓
最初に、登場人物紹介&カラー漫画があって読みやすい
歴史漫画の読み始めって、なかなかストーリーや時代の流れが入ってこないものですが、角川まんがは、最初に登場人物の紹介と、数十ページのカラー漫画があって、小学生の子供でもとっつきやすくなっています。
こういう、ちょっとした工夫って、子供にとっては大きいもの。またカラー漫画部分のクオリティも高いので、大人でも読みごたえがあります。
漢字にルビがふってあり、小学生にも安心して与えられる
角川まんがの「日本の歴史」の情報量はかなり多く、大人でも読みごたえがあります。ですが小学生にでも読みやすいよう漢字にもルビが振ってあり、ところどころゆったりしたページ構成になっていて、子供が挫折しにくい工夫がされています。
ちなみに、最終巻の現代編15巻に、アメリカの同時多発テロや東日本大震災などの出来事が掲載されているのは、大人としては感慨深いものがありました。
資料集のようなページは歴史の勉強や受験にも使える
すべての巻には、歴史資料集のように「お金の歴史」「黒船5大ヒミツ」「東山文化の美学」といった、解説写真や図解・年表などが載っています。
歴史漫画って何度も読み返すことが多いので、そのたびにどんどん深い知識も手に入れられてお得です。
祖父母から小学生の孫へのプレゼントにもおすすめです↓
「日本の歴史」6社を比較した記事はこちら↓
角川「日本の歴史」は四六判のソフトカバー!軽くて持ち運びしやすい
角川まんが学習シリーズの日本の歴史は、よくあるハードカバーの漫画本と違って、四六判・224ページのコンパクトサイズ。軽くて、表紙も柔らかく手に持ちやすい(折り曲げて読みやすい)ので、息子たちは学校や車の中などによく持ち運んで読んでいます。
角川「日本の歴史」は、近現代史が別冊で買えて便利
角川の「日本の歴史」は全15巻ですが、必要に応じて別冊3巻分の近現代史を追加購入することもできて、これがポイント高いです。
小学校低学年にはまだ内容が難しいかもしれませんが、高学年になってくると、意味も理解しやすいと思います。内容も、アベノミクスなどけっこう最近の情報まで掲載されています。安倍首相や小泉首相の漫画のイラストも、なにげにそっくりで面白いです(笑)。
近現代史がよく分からない、あんまり面白くないと思った大人も、読んでみるとかなり勉強になります。
別冊の「近現代史」を追加で3巻買うならこれ↓
角川の「日本の歴史」の欠点やデメリットは?
ほぼ完ぺきな「角川の日本の歴史」ですが、個人的には気になる点もあります。
まず、コンパクトサイズの意外なデメリットとして、「余白が少なくてごちゃごちゃしやすい」ということ。特に、近現代史は説明する部分が多いため、文字の量が多くて、低学年の子供は読むのが大変だと思います。
あとは、他社に比べて角川は「人物視点ではなく、全体の流れを説明している」印象です。例えば戦後の部分でいうと、学研の「NEW日本の歴史」は、吉田茂首相にフォーカスして、何ページにもわたって彼の政策を説明していますが、角川まんがで吉田首相が出てくるのはたったの一コマ。(ただ、その分、別冊の近現代史で補っている)。
他社と比べると、人物重視のドラマチックな物語にはなっていないので、注意が必要。
ちなみに、学研の「NEW日本の歴史」は人物視点で、全ページカラーなので、低学年の子供におすすめ↓美男美女ぞろいなのも楽しい!
日本の歴史シリーズ、小学何年生から読める?
我が家は、角川の日本の歴史漫画を、子供たちが小学2年生の時には読みませんでしたが、小学校3年生になったら自分から進んで読み始めました。
マンガの情報量も多いので、ある程度、マンガを読む力や理解力がついた、小学3年生、4年生くらいから買い与えるのをおすすめします。
ちなみに、当時小4の長男は、1冊読み終えるのにほぼ1時間かかっていました。 なので、小学校高学年や中学生くらいにもぴったりです。
1巻ずつそろえるのと、全巻いっぺんに買うの、どっちがいい?
大人と違って、子供は歴史漫画を1巻から順番に読みません。
我が家の長男は、小4の時に1巻の卑弥呼から4巻の平安時代まで読んだ後、7巻と8巻の戦国時代に飛び、たまに現代編を読んでいました。
次男にいたっては、鎌倉時代の5巻から8巻の安土桃山時代の巻まで、いったりきたりしながら繰り返し読んでいます。
子供がどの巻に興味を持つか分からないし、「知りたい」と思った時にすぐに読めるよう、最初から全巻を買うのがおすすめです。
夏休みや冬休みなど、長期休みに子供と一緒に読むのもアリ。まとめて買うのがおすすめ!気になる人はレビューもチェックしてみてね↓