中学生・高校生の定期テスト対策で欠かせないのが、まず「計画表作り」。最近では学校から白紙の計画表を配られて、授業の時間を使い、子供たちが一人一人計画表を作っているようです。
このブログ記事では、テストで点がアップするための計画表の立て方や、実際の勉強内容・スケジュール、勉強時間について、我が家の実体験から紹介します。
このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。
夫は京都大学&京都大学大学院を卒業(理系)。
子供は、長男中学3年生、次男が中学1年生、長女が小学3年生。
息子は週6でスポーツのクラブチームに通っているので、少ない時間で効率的に勉強できる方法を模索しています。
子供3人とも塾ナシ、通信教材も使わず、すべて自宅学習。
長男は定期テストで学年1位、次男は学年3位。模試の偏差値は5教科70。我が家が実際に使ったおすすめの問題集・ドリルや勉強法、ほか知育玩具も紹介しています。
テスト勉強の計画表って、中学生が自分ひとりで作れる?
我が家の長男は、定期テストではだいたい学年1位ですが、彼が学校で作っている勉強計画表が、この画像です。
え、ひどい…。これって、計画表を作る意味ある?
長男も次男も、先生に強制されてしぶしぶテスト勉強計画表を作ってはいますが、彼らは「計画表を作っている時間ってほんと無駄…」と思っているようです。
女子ならまだしも、中学1年生の男子が一人で勉強計画を立てるのは難しいです。できなくて当たり前。
計画表を作る意味やメリットは?計画を立てないとどうなる?
ならば、テスト勉強の計画表を作らなくてもOKなのかというと、答えはノーです。長男は計画表を作らずにテストの日を迎えた時、テスト当日の朝になって「今日提出の学校の英語ワーク、やってなかった…」とぼうぜんとしていました。
勉強計画表は、テストの点をアップさせる以外にも、学校の課題をいつやるかという「やることリスト」の意味合いもあるから、作った方が安心だよ。
定期テストの計画表作りに親のサポートは必要?
中学生にとっては難しい勉強計画の立て方。長男も次男も、定期テスト前の計画表は親である私が作りました。
えっ…親が勉強計画を作るの?
せめて中学1年生の間は、勉強は親がサポートするのがおすすめです。
慣れてきたら、子供一人で作れるようになることも。
中1の1学期の期末テストの勉強計画表の実例(3週間~2週間前)
まずは、次男が中学1年生の1学期期末の勉強計画表を紹介します。次男はスポーツクラブの選手コースに所属していて週6日通っているので、勉強時間を確保するのはかなり難しいです。なので早めに、テストの3週間前から計画表を作成しました。
美術や保健などの副教科は、テスト3週間前しか勉強しない
テスト3週間前って、テスト範囲の内容も終わっていないし、できることは少ないんじゃ?
テスト3週間~2週間前の時期は、「今できることをどんどんやっておく方式」がおすすめ。
先取りで漢字練習をしたり、学校の提出ワークを終わらせたり、「テスト1週間前で困らないための準備期間」と考えます。
我が家は音楽や美術などの副教科の勉強を、この時期に終わらせました。
副教科の勉強で、長男と次男が使っていた問題集はこれ↓3年間使えるのでお得です。
こちらは美術↓レタリングとか分かりやすくまとめられているので復習にもぴったりでした。
ちなみに、定期テストにおすすめの問題集を詳しくまとめた記事がこれ↓
中1の1学期の期末テストの勉強計画表の実例(1週間前)
いよいよテストまで1週間という時期の計画表はこれです↓ちなみに、テスト前になると、計画表は親である私がエクセルで作成しています。(中学1年生の間のみ)。
テスト1週間前は、学校の提出物をまず優先的に終わらせてから、残った時間でどんどん問題集を解いていくよ!
テスト勉強で役に立つ問題集は「ぴたトレ」や「教科書ワーク」
自宅でテスト勉強をやる場合に欠かせないのが、教科書の進め具合に合わせた問題集。
我が家では、ぴったりトレーニングシリーズや、教科書ワークシリーズを愛用しています。
単語を答える簡単な問題から、単元末の文章問題まで解くことができる、まさにテスト対策にぴったりのシリーズなので、おすすめです。
問題集「ぴったりトレーニング」は、子供の教科書の出版社がどこなのかを必ず確認してから購入してね!
授業だけではわからない文法も理解しやすい問題集、英語のぴたトレ↓
オールカラーで問題を解きやすい、教科書ワークシリーズ↓
定期テスト勉強計画表の作り方&立て方!6つのコツ
それじゃあ、テスト計画表の作り方のポイントを教えるね!
①科目別や勉強の種類などで、項目を分ける
計画表はまず、ざっと2週間分くらい、縦軸で日にちごとに線を引きます。
そして横軸でも項目をいくつかに分けるのがポイント。「国語」「数学」「英語」「理科」「社会」「その他」など、教科ごとに分けるのがスタンダードなやり方です。
他にも、勉強の種類で分けるパターンもあります。
我が家の次男の場合は、忙しくて毎日5教科を勉強する時間がないので、横軸は「朝の5分勉強」「学校の提出物」「自宅の問題集」の3つの項目に分けることが多いです。
「学校の提出物」が一番大事なので、計画表を見て優先順位がぱっと分かりやすいのがメリットです。
横軸の「項目」部分は、子供の勉強内容に合わせて自由に変えてもOK。
ちなみに、我が家は長男が中3の受験生の時には、英語の勉強内容を「リスニング」「長文」「文法」と細かく分けていました。
英語の勉強のジャンルや方向性はかなり広いので、偏りなく勉強するためにも、計画表はマストです。
②計画表の中で予備日は作らない
勉強計画表を立て方としてよく、「勉強が終わらなかった時のために予備日を作りましょう」というのを聞きますが、我が家では作りません。
なぜなら、男子たちは「この日に予備日があるから、ちょっとくらい計画が遅くなってもいいや」と、その日の勉強を終わらせないからです(我が家だけ?)。
計画表は常に変更がつきものなので、どうしても計画から遅れてしまったら、その都度、計画表を修正するのがおすすめです。
計画表で最初から空白の1日を作ってしまうと、子供は甘えてしまうんだね。
③問題集の名前やページ数を具体的に書く
勉強計画表を作るときに、よく「理科のワーク5ページ分」とか「社会の問題集30分やる」とか書く子もいますが、それはダメな例です。
必ず、問題集の名前と、ページ数を記入することが大事。後から計画表を見返して、勉強の範囲に漏れがないか防ぐこともできます。
また、計画表は具体的であればあるほど、目標をクリアできる確率が高まります。
④最初は基本問題、テスト直前に単元末テスト
テスト計画のスタンダードな作り方として、徐々に問題をレベルアップする方式がおすすめ。
我が家では、テスト2週間前は、語句を答えるだけの基礎問題をやります。テスト範囲を1周して記憶が定着してきたところで、ステップアップした応用問題、そしてテスト直前に単元末の小テスト、という流れがおすすめです。
ステップが3つに分かれていて、勉強しやすいぴたトレ↓忙しい子供は、ステップ3だけやるのもアリ。
⑤勉強時間の目安を書くと、頑張りやすい
これは特に忙しい子供の計画表におすすめですが、勉強計画を立て終わった時に、それぞれの1日の勉強時間の目安を書いておくと、子供のやる気が出やすいです。
我が家の次男も、クラブチームからくたくたで帰ってくるのが夜の9時半。そこから勉強するモチベーションがなかなか上がらないのですが、「勉強時間の目安:20分」と書いておけば、そのくらいなら頑張れると机に向かってくれます。
勉強時間の目安を書いておくと、予定の見通しも立つので、子供も、友達と遊びに行く用事も立てやすいのもメリットです。
⑥3日連続で同じ教科ばかりやらない
テスト計画表の立て方のコツとして、「1教科ばかり連続してやるのはNG」です。
本来なら毎日5教科をまんべんなく勉強するのが理想的ですが、時間的に厳しい場合が多いです。
かといって、「今日から3日間は英語だけ、その次の3日間は数学だけ」という計画は危険。「今日は理科と英語をやったら、明日は社会と国語、次の日は数学」というように、ローテーションが早く回ってくる勉強法がおすすめです。
2日くらい間隔をあけて復習すると、記憶も定着しやすいよ!
テスト期間の勉強時間はどれくらい?1日10時間もできる?
長男も次男も、テストで常に学年トップ3に入るため、「どのくらい勉強しているの?」とよく聞かれます。
塾に行っている中学生は一日10時間以上勉強している子も多いようですが、集中していれば一日2~3時間の勉強でも十分だと思います。
クラブチームに通っている次男の、実際の一日の流れと勉強タイムはこれです↓
大事なのは、勉強の「時間」ではなくて「質」!
家での勉強時間が限られているので、長男も次男も、学校の授業をめちゃくちゃ集中して聞き、その間に理解するようにしていました。
あとは、すきま時間をいかに有効に使うかも大事です。
我が家では、クラブチームへの送迎の車の中や、食後でだらだらしている時など、ちょっとした時間を使って、一問一答などの冊子をやっていました。
我が家は社会と理科をそろえたのがこのシリーズ↓単元ごとに載っているので、定期テスト勉強でも使いやすい。
時間を有効に使って、テスト勉強頑張るべし!
勉強計画の立て方のコツをつかんだら、勉強も効率的に進むよ!
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