
地理・歴史・公民と、範囲が広い中学の社会は、ひたすら暗記科目の教科です。

覚えるだけだから、簡単じゃないの?

実は、我が家は社会のテストに苦労しました。模試では85点くらいとれても、全体の平均点が高いので、偏差値が全然出ない科目です。
中学生の社会の定期テストや模試どうやって勉強するの?おすすめの問題集は?
気になる人に、我が家の実体験から、おすすめの社会の問題集や、選び方、メリットやデメリットなどを紹介します。

このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。
夫は京都大学&京都大学大学院を卒業(理系)。
子供は、長男中学3年生、次男が中学1年生、長女が小学3年生。
息子は週6でスポーツのクラブチームに通っているので、少ない時間で効率的に勉強できる方法を模索しています。
子供3人とも塾ナシ、通信教材も使わず、すべて自宅学習。
長男は定期テストで学年1位、次男は学年3位。模試の偏差値は5教科70、3教科71。我が家で使っているおすすめの問題集・ドリルや勉強法、ほか知育玩具も紹介しています。
- 社会の問題集に「応用問題」「発展問題」は不要!基礎を何回もやるべし
- テスト期間じゃない時は、歴史本を読むと効率よく点が上がる
- 毎日の予習復習にも!我が家も愛用中「教科書ぴったりトレーニング」
- ぴたトレのライバル!スタンダードな定期テスト問題集「教科書ワーク」
- 薄くてさっとできる!テスト直前でも間に合う「中間・期末の攻略本」
- イラストが分かりやすい!社会が苦手な子に「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」
- 模試や受験、定期テストにも幅広く使える万能な一冊「一問一答 社会」
- 2冊目もほしい!幅広い基本問題に対応できる「一問一答 社会」
- 実際の入試をイメージして解くなら「全国高校入試問題正解」
- 難しい発展問題・応用問題を解きたい子におすすめ「ハイクラステスト」
- 紙質がちょっと使いづらい…「高校入試 中1・2の総復習 社会」
- 10日でさくっとできる「高校入試 中学1・2年の総復習 社会」
- 【まとめ一覧】中学生の社会のおすすめ問題集
社会の問題集に「応用問題」「発展問題」は不要!基礎を何回もやるべし

これは我が家の持論ですが、社会の問題集を選ぶときはとにかく基礎問題集を買うのがおすすめです。
理由は、よく出る基本問題を押さえておけば8割くらい点がとれるのと、社会は範囲が広いので深くやればやるほど時間が吸い取られるからです。

社会の応用問題の勉強で時間を割くよりも、そのぶんを英語や数学の勉強に回した方が全体の順位は上がります!

ただ、範囲が短い中間や期末などの定期テストでは、まだ基本が暗記できていないので狭く深く集中して勉強するのがおすすめ。
逆に、3年生になった時の高校入試勉強の段階では範囲が膨大になるので、広く浅くの勉強法に切り替える必要があります。

社会の勉強法は、時期によって切り替えるのがいいんだね!
テスト期間じゃない時は、歴史本を読むと効率よく点が上がる
家に必ずそろえたい漫画「日本の歴史」シリーズ


社会の科目で効率よく点を上げる方法が「歴史漫画を読むこと」です。
我が家には角川の日本の歴史漫画シリーズがありますが、子供たちは小学生のころからこれを何度も読んでいます。
基本用語はもちろん、授業中だけでは覚えられない江戸時代の文化とか、全体的な歴史の流れが頭に入ってくるのでかなり役立っています。


我が家は角川の日本の歴史漫画を全巻そろえていますが、長男も次男も暇さえあれば読んでいます。
歴史があらかじめ全体のストーリーとして頭に入っていると、定期テストの期間になっても暗記項目が減ってすごく楽です。


最近の歴史漫画は絵も美男美女でキレイだし、面白く読めるよ!
我が家が全巻そろえているのはこのシリーズ↓コンパクトなので場所をとらず、持ち運びやすい!
日本の歴史漫画を比較してみたのがこの記事↓
本嫌いの子でも楽しく読めるのが「やばい日本史」


歴史漫画以外にもおすすめなのが、大ヒットしている「やばい日本史」。内容を一言で言ってしまえば、織田信長とか葛飾北斎などの歴史人物の、「すごい面」と「やばい面」両方を紹介する本です。
細かい歴史などは一切覚えられませんが、とにかく歴史に興味のない子のきっかけにはなります。基本的な歴史人物すら知らないという子にもおすすめできます。
本嫌い・読書が苦手な子供も手に取りやすいのがメリット↓
他にも、すきま時間に楽しく読めるおすすめ雑学本はこちら↓


じゃあ、具体的におすすめの社会の問題集を紹介していくよ!
毎日の予習復習にも!我が家も愛用中「教科書ぴったりトレーニング」
まず「定期テストの社会の点数を上げたい」という親子におすすめなのが、我が家ではほぼ全教科そろえている問題集 「教科書ぴったりトレーニング」シリーズ。カラーで見やすく、章の始めの解説も分かりやすいので、子供にも見た目でとっつきやすいシリーズです。
この「ぴたトレ」シリーズは教科書に完全に準拠しているのがメリットで、学校で習った順番どおりに、もれなく復習できるのがポイント。


問題は超基礎的な問題「ぴたトレ1 チェック」と、小テストのような「ぴたトレ2 練習」があり、テスト2週間前からちょこちょこ復習したりするのに便利なページ。とにかく基礎問題の量が豊富なのがメリットです。


問題は徐々にステップアップしていく形式で、 章末問題の「ぴたトレ3 確認テスト」や巻末の「予想問題テスト」は、テスト直前の総復習として使えます。
難しくひねったような問題は少なく、教科書を理解していれば解ける問題なので、基礎固めをしたい子供や、問題をたくさんこなしたい子供におすすめです。


我が家は、社会の定期テスト勉強は「ぴたトレ」一冊だけです。
「ぴたトレ」問題集を完璧に正解できるようになれば、定期テストで8割はとれるんじゃないかと思います。
学校の教科書に合わせた出版社シリーズを買ってね↓地理も歴史も、1冊買えば3年間使える!
ぴたトレのライバル!スタンダードな定期テスト問題集「教科書ワーク」
次におすすめするのが、ぴたトレと同じ定期テスト対策で使える「中学教科書ワーク」シリーズ。
我が家は、長男はぴたトレシリーズを使っていたので、次男はかぶらないように教科書ワークシリーズでそろえてみました。結論から言うと、ぴたトレも教科書ワークも、ほぼ差はないです。


教科書ワークも、普段の授業の予習復習から、定期テスト前にもたくさん問題量をこなせます。
しいていうならば、ぴたトレより教科書ワークの方が、少し問題が難しめで、最後のステップ3や章末問題などはやや応用問題が含まれています。


フルカラーで見やすく、内容も理解しやすいので、中学生の定期テスト対策には「教科書ワーク」シリーズもおすすめ。
ちなみに教科書ワークの方が、付録内容がちょっと豪華。赤シートで隠せる冊子のほか、単語カードもついています。
シンプルな表紙が好きな人にはおすすめ↓ぴたトレとほぼ同じ質・構成・ページ数です。
薄くてさっとできる!テスト直前でも間に合う「中間・期末の攻略本」
次も、社会の定期テスト対策におすすめの問題集、「中間・期末の攻略本」シリーズ。ぱっと見た感じ、薄くてかさばらず、中身もあっさりしたデザイン。シンプルな構成で、テスト5日前くらいから使い始めてもさくっと終わらせることができます。なので、テスト対策にそこまで時間をかけたくない科目におすすめの問題集です。
章末予想問題も難しくなく、教科書の問題の延長上にある基本的なレベルです。


この問題集も教科書に完全準拠しているので、学校で使っている教科書のテスト範囲に合わせて問題を解くことができます。
個人的なポイントとしては、この 「中間・期末の攻略本」シリーズは、単元ページの最初にあるポイント解説が少なく、必要最小限なのがメリット。子供がよく授業内容を理解していている場合におすすめです。
学校のワークに加えて、あとちょっとだけ軽く問題集をやりたいという人におすすめのシリーズ↓


中間・期末テストにおすすめの問題集は、このブログ記事にまとめてあるよ↓


イラストが分かりやすい!社会が苦手な子に「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」
社会が苦手、勉強が嫌い、文字を読むのも理解するのも遅いという中学生におすすめなのが「中学歴史をひとつひとつわかりやすく。」。
英語や理科などほかの科目でも大人気のシリーズで、オールカラーやイラスト付きなど、理解しやすい工夫がされています。


できごとの流れやポイントも、イラストがあってかなり分かりやすく、大人でも「なるほどね」と思い出しながら読むことができます。
また個人的に、別冊解答が問題ページのレイアウトそのままなので、答え合わせや丸付けが楽なのもメリット!
親が丸つけする場合、この解答冊子はかなりストレスがなくておすすめです↓
模試や受験、定期テストにも幅広く使える万能な一冊「一問一答 社会」
長男が中3の受験生となった今、我が家で愛用しているのが「入試で差がつく 一問一答 社会」。
社会を勉強する時、一問一答形式の問題集は必ず家に一冊あった方が便利です。受験対策にもマストなのはもちろん、中1の次男もテスト勉強の時間がない時、クラブの送迎の車の中で読むなど、時間がない子にもおすすめ。


コンパクトな1冊ですが範囲は広く、地理と歴史と公民のすべてをまとめてある暗記本。
赤シートを使って単語を答えるほか、最後にはよくでるグラフや人物をまとめた資料編もついています。
我が家の長男はとにかく室町や江戸の文化ジャンルが苦手なので、その範囲のページだけ何度も読んでいます。


このタイプの問題集はアマゾンの口コミでも評価は高く「息子にクイズ方式で問題を出しています!息子がやる気をなくしたタイミングで、10問連続正解で勉強終わりだったり、様々な時に活用し、勉強っぽくない雰囲気を出しながら、勉強させています」といった使い方も。
我が家でも、夕食後に親である私がこの本を使って息子に問題を出しています。
長男も次男もヘビーローテしている一冊。シンプルで持ち運びしやすいのもメリット↓
2冊目もほしい!幅広い基本問題に対応できる「一問一答 社会」
「また一問一答か!」と思われるかもしれませんが、この問題集のタイプは家に3冊くらいほしいです。そのくらい使用頻度は高め。
このタイプの問題集はどれもほぼ同じ構成で内容も質がいいため、我が家は見た目がシンプルな旺文社の「入試問題で覚える一問一答」を選びました。


「一問一答」タイプの問題集はたくさん売られていますが、どれも微妙に問題内容が違っているのがポイント。複数買うことで、基本を幅広く抑えることができます。
あと、我が家は長男用と次男用で分けたり、家の中用と車の中用、学校用と自宅用など、複数あれば、いつでもどこでも勉強できるメリットがあります。
よく使うページや苦手な時代は、ふせんを貼っておいて何度もやるのがおすすめ↓
実際の入試をイメージして解くなら「全国高校入試問題正解」
次におすすめするのは、中学3年生の受験生にぴったりの「全国高校入試問題正解 社会」。47都道府県の公立高校と主な国立・私立および高等専門学校を収録していて、その厚さはなんと500ページ以上。


「とにかくたくさん量を解きたい」「いろんな応用問題に触れたい」という中学生にぴったり。
都道府県別・高校ごとに「出題傾向と対策」がついているのもメリットです。ただ、書き込む解答スペースが全くなく、解くにはノートを用意しなくてはいけないのがデメリットです。


総合的な複合問題も多いので、ある程度範囲を習い終わった、中2の冬くらいから解き始めるのがおすすめ。
公立だけでなく、私立高校や国立高校の入試問題も一部載っているので、実際の入試もイメージできます。
問題量のわりには解説もあっさりしているので、社会が苦手な子にはつらい1冊かも↓
難しい発展問題・応用問題を解きたい子におすすめ「ハイクラステスト」
次は、私立高校や難関公立入試を目指している子におすすめの問題集「ハイクラステスト」。
単元ごとの問題に加えて、巻末にはテーマ別に「地図」「統計・グラフ」などの問題がまとめてあり、実戦問題としてかなり役立ちます。
入試対策だけでなく、普段の定期テストが難しめの学校の試験対策にもおすすめ。


3段階でレベルアップしながら、基礎から発展問題まで幅広く解くことができます。ステップAは教科書レベルの標準問題、ステップBは公立高校・標準的な私立高校入試レベルの応用問題、ステップCは難関私立・国立高校入試レベルの問題。
塾に行かなくてもハイレベルな応用問題を解けるのがメリット↓
紙質がちょっと使いづらい…「高校入試 中1・2の総復習 社会」


単元の最初に要点のまとめがあり、参考書のようにおさらいできます。そのあと、基本問題→実践問題という流れ。だいたい1か月で、中1・中2の内容を復習できます。
ただデメリットとしては、紙質がつるつるで、書き込みにくい点。参考書としてはいいですが、記入するタイプの問題集だとけっこう大きなストレスです。使っていた長男も文句を言っていました。


構成としては、地理が10単元、歴史が10単元に分かれていて、それぞれの単元は4ページずつあります。
基本問題1ページの後に、実戦テスト2ページが続くので、ちょうどいい復習ペースになります。
出版社の株式会社文理は、教科書ワークなどを作っている大手の会社↓
10日でさくっとできる「高校入試 中学1・2年の総復習 社会」


地理と歴史の全部の単元が入っていますが、基本的な問題がメインです。我が家は、模試の10日前に、歴史と地理全部の範囲を一通り復習したいときにさっと使っていました。
レイアウトはシンプルで見やすく、応用問題などは少なめです。


1冊48ページと薄いので、終わらせるためのモチベーションが出やすいのもメリット。
アマゾンの口コミでも「この2年間暗記が苦手で苦しんだ娘がこの教材だけで20点近く上げることができた」など、勉強が苦手な子にも合うようです。
全範囲を一通りやってみると、自分の苦手な単元が認識できる↓
【まとめ一覧】中学生の社会のおすすめ問題集
最後に、この記事で紹介した社会の問題集を一覧でまとめました。どれも1000円くらいで買えるので、アマゾンや楽天でチェックしてみてね。


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