グラビトラックスって何? 映画の名前?それともバーチャルゲームとか?
いや、コースを自分で作る、ピタゴラスイッチ的な知育玩具だよ。
イメージとしては、くもんのくみくみスロープや、バンダイのドラえもんころがスイッチにちょっと似ているかな~。
我が家で実際に遊んだ感想をレビューするよ!
このブログ記事はこんな人におすすめ
・GraviTrax(グラヴィトラックス)の口コミやレビュー・評判が知りたい人
・ピタゴラスイッチ系のおもちゃ・知育玩具が好きな人
・小学校の高学年男の子に誕生日プレゼントを探している人
・大人も遊べる理系のおもちゃを探している人
・工作やプログラミング、ものづくりが好きな人
・GraviTraxの拡張パーツ・追加パーツのおすすめを知りたい人
我が家が買ったのはこれです↓スターターセットで、最初に必ず買う基本セット!
- GraviTrax(グラヴィトラックス)とは?どんなおもちゃ?
- GraviTrax(グラヴィトラックス)の対象年齢は8歳以上
- くみくみスロープやころがスイッチとの違いを比較!何が違う?
- 最初に買うならスターターセット!説明書も日本語対応!
- 小学生男子(11歳と10歳)が実際にGraviTraxで遊んだ感想
- GraviTrax(グラヴィトラックス)の追加の拡張パーツは種類がたくさんある
- 【おすすめ追加パーツ1位】絶対買うべき!小学生男子の食いつきがダントツの「ループ」
- 【おすすめ追加パーツ2位】一番使える!スピードを復活させる加速アイテム「ハンマー」
- 【おすすめ追加パーツ3位】高さがあるコース作りに必須「拡張トラックセット」
- 【おすすめ追加パーツ4位】スターターセットにあるけど追加でほしい「マグネットキャノン」
GraviTrax(グラヴィトラックス)とは?どんなおもちゃ?
GraviTrax(グラヴィトラックス)とは、 重力、磁力、動力の原理を使って鉄球をゴールまで運ぶという、アクション満載のコースを簡単に作れるおもちゃ。 ドイツのRavensburger(ラベンスバーガー)という有名なおもちゃメーカーの商品です。 2017年9月にドイツで販売をスタートし、イギリスやアメリカでも売り切れが続出するほどの人気商品に。
様々なパーツを組み合わせて、自分のオリジナルの発想で自由自在にデザインできるので、遊ぶたびに異なるコースを作ることができます。 また、最近流行のプログラミングや、STEM(ステム)教育の分野を体験できるのもポイント。
STEM教育っていうのは、Science=科学、Technology=技術、Engineering=工学、Mathematics=数学の頭文字。
つまり、理系やハイテクに強い子供を育てましょうね、ってこと。
「タテ」と「ヨコ」の基本パーツを組み合わせてコースを作る
ちょっと興味がある人が GraviTrax(グラヴィトラックス) のアマゾンの購入ページを見ても、「結局どうやってコースを作るの?」とよく分からない人も多いかも(私もその一人でした)。
GraviTrax(グラヴィトラックス) のコース作りは、土台の上に、タテとヨコ、つまり「高さ」と「長さ」のパーツを組み合わせて作るのが基本です。
「高さ」を出すのがいわゆる「柱タイル」で、高さによって大と小の2種類があります。
「長さ」を出すのが「トラック」というパーツで、この上を直接ボールが滑っていき、レールの役割をします。「トラック」は長さにあわせて大・中・小の3種類あります。
GraviTrax(グラヴィトラックス) は「柱タイル」と「トラック」の2つのパーツを組み合わせてコースを広げていき、その中に自由に、交差路や一回転などのパーツを組み込むイメージです。
で、個人的には、「高さ」を作り出す「柱タイル」が重要。これが多ければ多いほど、コースに起伏ができて楽しいです。
長さを作る「トラック」パーツは大体余るのですが、「柱タイル」は使えば使うほど複雑になって面白いので、貴重なパーツです。柱タイルが足りなくなったら「拡張トラックセット」で追加購入することができるので便利。
ちなみに拡張トラックセットはこれ↓44ピースが入って2000円台(アマゾンのページをチェック)で買えるので、なにげにコスパが高い↓
GraviTrax(グラヴィトラックス)の対象年齢は8歳以上
ところでGraviTraxは何歳から遊べるの?
GraviTrax(グラヴィトラックス)の対象年齢は8歳以上、つまり小学2年生~3年生くらいから遊び始めることができます。
ボールを転がす「スロープ・トイ」というジャンルのおもちゃの中では、この GraviTraxは対象年齢がかなり上の方。レベル的には、小学校低学年よりも大人の方が楽しめます。
我が家は、小学4年生(10歳)の次男の誕生日プレゼントにしました。
小学校高学年男子の「買ってよかったおもちゃ」ランキング20はこちら!グラビトラックスは何位?
くみくみスロープやころがスイッチとの違いを比較!何が違う?
子供に人気の「スロープ・トイ」3つの、対象年齢や特徴を比べてみたよ!
価格は、記事執筆時点でのアマゾンの値段です。
商品 | くみくみスロープ | ころがスイッチ | GraviTrax |
見た目 | |||
対象年齢 | 3歳以上 | 3歳以上(実際は6歳くらいからがおすすめ) | 8歳以上 |
特徴 | 不動の人気を誇る、スロープトイ。高さのある立体的なコースが作れるのが特徴で、幼児でもパーツをつなげやすい。 | ドラえもんのひみつ道具などを織り込みながら、横に広がるコース作りをする。見た目が可愛いが、コースを上手に作れるのは小学生くらい。 | 落ち着いた色合いでおもちゃっぽくなく、大人でも遊べる見た目。拡張パーツの種類が豊富で、一回転やトランポリンなど独特のアイテムも多い。 |
値段 | 6600円くらい | 5000円くらい | 6000円くらい |
高さもあってダイナミック!パーツ同士の連結が、一番安定感がある!4歳~6歳男の子が大好きな鉄板おもちゃ↓
横に広がっていくコースが特徴のころがスイッチ↓ドラえもんの秘密道具を使ったパーツもあって楽しい!
最初に買うならスターターセット!説明書も日本語対応!
※追記※
最近、「GraviTrax PRO (グラヴィトラックスプロ) 」のスターターセットも出ましたが、我が家はノーマルバージョンの「スターターセット」をおすすめしています。
グラビトラックスを最初に買うなら「スターターセット」一択です。 スターターセットは、GraviTraxシリーズの基本となるセットで、18種類、124個のパーツ入り。 このスターターセットさえ買えば、とりあえず一通りのコースを作って楽しめます。
スターターセットの箱のサイズ感は、写真で500ミリリットルのペットボトルと比較しましたが、かなり大きめ。子供の誕生日プレゼントで渡したときも豪華に見えて喜びます。
ちなみに、パッケージも、同封されている取扱説明書も、日本語の記載があるので、プレゼントにも安心。また、 組立プラン説明書&課題集がめちゃくちゃ優秀で、難易度別にイラストで組み立て方が説明してあるので、これがあれば小学生も一人でスムーズに遊び始めることができます。
グラヴィトラックスの「取扱説明書」と「課題集」。取り扱い説明書は日本語で4ページくらいの内容で書かれています。パーツの種類と説明がメインです。日本語の後は、英語や韓国語、中国語などのページが続いています。
グラヴィトラックスの実質的な遊び方が書いてあるのは「組み立てプラン&課題集」。各パーツを使った組み立ての例や、難易度別にコース作りの穴埋め問題が出題されていて、大人も子供も楽しめます。イラストのみで説明されているので、文章を読まずとも直感的に分かるので安心。
最初に買うならこのスターターセット。値段もアマゾンでは5000円台で買えることが多いので実際にチェック!
2020年10月に出た「プロ」バージョンのスターターセットはこれ↓従来パーツとも互換性がある!
小学生男子(11歳と10歳)が実際にGraviTraxで遊んだ感想
けっこう場所をとるよ!広い床の上で遊ぶのがおすすめ
商品のパッケージだけでは分かりにくかったですが、GraviTrax(グラヴィトラックス) で遊ぶにはけっこうなスペースが必要。紙製の台紙を4枚つなげて遊ぶと90cm×90cmくらいなので、まず床を片付けるのがポイント(笑)。
ダイニングテーブルだと微妙に足りないし、少しの段差があってもコースが不安定になるので、フローリングの床で遊ぶのがおすすめです。
「発射台タイル」で、三ヵ所からボールが同時スタート
個人的に面白かったのが「発射台タイル」というパーツ。ボールを三ヵ所に置いて、真ん中のくぼみを指で押すと、ボールが同時に発射する仕組みです。
スイッチを押すとアクションが始まる、というのは子供も大喜びで、「誰がこの発射パーツを押すのか」というのでケンカになるほど。
このパーツの面白さを十分生かすためにも、スタート時点で3股に分かれたコースを作るのがおすすめです。
ボールが加速する「マグネットキャノン」が最高に楽しい!
GraviTrax(グラヴィトラックス)の 「スターターセット」 のパーツの中で一番面白いパーツは、なんといっても「マグネットキャノン」です。
ボールを超強力な磁力で引き付けて、反対側の壁からドーンと違うボールが飛び出す仕掛け。勢いが落ちつつあったボールが、このマグネットキャノンによってふたたび加速するので、スピードを復活させるためにここぞという場所で使いたい、一押しのパーツです。
注意したいのは、このマグネットキャノンは GraviTrax(グラヴィトラックス)の 「スターターセット」 に1つしか入っていません。さらに、スターターセットの中に入っているもので、ボールの勢いを復活させる役割は、このマグネットキャノンだけ。コース作りの中では後半部分に使うのがおすすめです。
ちなみにマグネットキャノンは単品で売られているので、追加で買い足すのもおすすめ。低い位置にあるボールが、一気に加速してまた上の段まで戻るので、長いコースを作る時に便利です。
このパーツだけ買い足すと、コース作りのバリエーションが増える!
マニュアルを見れば、低学年の子供でも簡単にコースを作れる
ちなみに過去に、これと同じような海外製の理系のおもちゃ「電脳サーキット」で遊んだ時は、説明書がイマイチだったので、今回の GraviTrax(グラヴィトラックス)を買う前にも一番心配だったのが説明書でした。
が、同封されている組み立て説明書(遊び方のマニュアル)がイラストで手順1~4など分かりやすく説明してありました。子供でも作りやすいのがメリットです。
ちなみに、回路をつくれる理系のおもちゃ「電脳サーキット」はこれ↓説明書以外は文句なしの面白さです(笑)。
グラヴィトラックスと同じようなSTEMおもちゃ、実際の感想&レビューはこちら↓
ハマりすぎて、基本のパーツだけでは物足りなくなる…
ピタゴラスイッチ的なおもちゃは、面白ければ面白いほど、追加パーツを買い足したくなります。もう宿命みたいなものです。
ちなみに注意したいのは、グラビトラックスのデモ動画で流れている「一回転コース」のパーツは、最初に買うスターターセットに入っていません。
アトラクション的な動作がもっとほしくなった場合は、追加の拡張パーツを買い足すのがおすすめです。
GraviTrax(グラヴィトラックス)の追加の拡張パーツは種類がたくさんある
ちなみに、どの追加パーツを買う場合も、それ単独では遊べないので注意!最初にスターターセットを買っておく必要があります。
【おすすめ追加パーツ1位】絶対買うべき!小学生男子の食いつきがダントツの「ループ」
ただ、ボールが上手く一回転するかは、スピードなどいろんな条件があって、成功する確率としては半々くらい。
親としては「え~、何でうまくいかないの~?」と思いますが、でも小学生男子にとっては「ミッションを成功させる」と意気込んでいて、逆に盛り上がるようです。
ちなみに、ループの一回転を成功させるコツとしては「ボールの勢いが十分ついていること」「パーツが動かずしっかり固定されていること」がポイント。
子供たちの試行錯誤の結果としては、土台の上に直に「ループ」を設置し、隣に「マグネットキャノン」をダイレクトにつないだ時が、一番成功率が高いようです(10回中9回くらい成功する)。
勝因としてはマグネットキャノンによってボールのスピードがかなり上がっていること、そして、土台に直接設置すると安定感があるので、ループパーツがぐらぐら動かない(ボールの勢いを殺さない)のが成功する理由です。
当時小学4年生の次男は何回も試行錯誤を繰り返して「ママ、一回転が成功するコツが分かった!」と興奮して、お風呂に入っていた私のところに飛び込んできました(笑)。なので、親は最初から正解を教えたり必要以上に手を出さずに、子供の思考力に任せた方がよさそうです。
子供が自分なりにコースを工夫して成功すると、かなり達成感が味わえるようです。
ちなみに、高さのあるコースでループパーツを使う時は、大きい柱タイル同士を重ねた上にループパーツを設置すると、がっちり組み合うことが多いので成功率が上がります(6割くらい)。
成功率が低いのはちょっと気になりますが、小学生の男の子なら絶対に喜ぶ、おすすめの追加パーツです↓
【おすすめ追加パーツ2位】一番使える!スピードを復活させる加速アイテム「ハンマー」
ただ、この「ハンマー」はボールの勢いを復活させるものの、スターターセットに入っているマグネットキャノンにはかないません。
「ハンマー」の加速度は、ゆるい上り坂でもボールが止まらずに進む、というレベルですが8それでも十分すごい)、マグネットキャノンは、今にも止まりそうだったボールが、「えっ?」と思うくらいぽーんと飛び出します。
ただ、スターターセットに入っているものよりも、新しい動きのパーツを買い足す方が子供は喜びます。「ハンマー」はセッティングも含めて、その独特の動きも見ていて楽しいです。
ボールの勢いを復活させるハンマーパーツ↓振り子のように下りてくる動きも面白い。
【おすすめ追加パーツ3位】高さがあるコース作りに必須「拡張トラックセット」
次におすすめするのは、44ピース入った拡張セット「トラックセット」。 中身は、基本的にスターターセットに入っているパーツと同じ「柱タイル」や「トラックタイル」がメインです。基本パーツを増やして、より立体的で複雑なコース作りがしたい人におすすめ。
そもそも、スターターセットに入っている「発射台タイル」が三ヵ所からボールが発射するので、そこからさらにコースを分岐させることも多いです。そうなると、高さを生み出す「柱タイル」は必須になってきます。
「トラックセット」にはさらにボールも6個入っているので、いろんな動きがより同時に楽しめます。
ちなみに、スターターセットに入っていなくて、唯一この「トラックセット」のみでゲットできるパーツは「交差点パーツ」。 スターターセットの「ジャンクションタイル」とちょっと似ていますが、特に「これはすごい!」という特徴はないです(笑)。
子供の食いつき度は低いですが、地味に貢献度は高い追加パーツです。
44ピースが入って2000円台で買えるので、なにげにコスパが一番高い拡張パーツ↓
【おすすめ追加パーツ4位】スターターセットにあるけど追加でほしい「マグネットキャノン」
第4位は、 マグネットキャノン。ボールの勢いを復活させるための最強パーツです。最初に買うスターターセットに入っているのですが、1個しか入っていないので、追加で1つ買い足しておいても損はないパーツ。
小学生の子供にとっても、「どうしてこんなにボールが速く飛び出すの?」「磁石のどういうしくみなの?」と一番、知的好奇心を刺激するパーツでもあります。また、マグネットキャノンの追加セットは、他の追加パーツとは違って、ボールが3個付いているのもポイントです。
小学生の理科にも出てきそうな、面白いしかけ↓コース作りにおいても最強パーツ!
追加パーツ、どれを買うか迷っちゃうね!
ほかには、ジップラインやトランポリンなど、変で面白い追加パーツも!全部買い足したくなっちゃいます…
これはトリッキー(笑)!ロープウェイのようにボールを運ぶ「ジップライン」↓
遊び心満載の「トランポリン」↓にしても、ボールがちょうどいい方向に飛ぶのか、謎。
ピタゴラスイッチのようなコース作りのおもちゃは、ほかにも感想&口コミを紹介しているよ!
とにかく理系!な小学校高学年向けの知育玩具は、このブログ記事をチェック!