【口コミ＆感想】2万円損した！おしゃべりロボット犬・ダッキーの失敗談！おすすめと人気のロボットは？

犬のぬいぐるみや、人形のみーちゃん、AIの話すロボットなど、最近コミュニケーションがとれるおもちゃが人気。
我が家はロボット犬の「ダッキー」を購入しましたが、結果、失敗しました（汗）。その経験談とデメリットを分析した上で、「買うならこの会話ロボット」というおすすめを紹介します。
感想・クチコミが知りたい人、ブログ記事を探している人はチェックしてね。

タカラトミーアーツから出ている、知る人ぞ知る、犬のぬいぐるみ「おはなしダッキー」。実はこれ、子供用のおもちゃではなくて、大人向けのぬいぐるみ。一人暮らしの実家の母親に送ったり、ペットロスに悩んでいる大人、認知症が心配な祖父母へのプレゼントとして人気のロボット犬です。
ダッキーは音声認識200語以上を搭載していて、3700通りのおしゃべりをしてくれる賢い犬。ほかにも、なぞなぞや記憶ゲームなど頭の体操になるセリフもあったり、お年寄りのコミュニケーション相手になってくれます。

ダッキーは動作も可愛くて、目をパチパチしながらお話ししたり、しっぽもフリフリしたり。
抱き心地もふわふわで、確かに一人暮らしの年配の人は癒されそう。ですが！
我が家は最初、遠方にいる80代の曾祖母におはなしダッキーをプレゼントしましたが、1か月後に、返却されてきました…（笑）。

おそらく「しゃべりすぎてうっとおしい」と曾祖母に思われたであろうダッキー、一体どのくらいしゃべるのか？
ダッキーは時間帯や季節に合わせて、しゃべる言葉にかなりバリエーションがあります。説明書によると3700通りだそう。すごいです。今、我が家にいますが、実際、めちゃくしゃしゃべるし歌います（汗）
童謡が20曲くらい入っていて、80代の祖母もほとんどの曲は知っていたそうです。でも、40代～50代くらいの大人がダッキーを買うとしたら、童謡というのは逆に微妙な感じも。
でもダッキーは高機能なぬいぐるみで、起床時間・就寝時間を設定したり、家族の呼称（お母さん、お父さん、おばあちゃんなど）で呼んでくれるので愛着もアップします。

我が家は結局ダッキーを「お留守番モード」にして押入れの中に置いたままになっています。この設定にしておけば、いきなりしゃべり出すこともなく、目を閉じて静かにしています。長期間家を留守にするときや、来客があるのでちょっと黙っていてほしいときに、便利な機能です。

曾祖母にはダッキーが不要だったようなので、我が家の5歳の娘にプレゼントしなおしてみました。娘は最初は喜んで、頭をなでなでしたり、手をにぎったり可愛がっていましたが、ダッキーがしゃべりだしたとたんに固まりました。
ダッキーのセリフは基本的に一方通行なので、「おなかすいたよう…」というダッキーのセリフに、娘が「お茶飲む？」と聞いても、ダッキーはいきなり歌を歌い始めてしまったり。コミュニケーションが成り立たないので子供は戸惑っているよう。
自分の話を聞いてほしい4歳児・5歳児にとっては、定型文しか返ってこないロボット犬は、物足りないようです。

全体的におしゃべりロボットの注意点としては、「初期設定がめんどくさい」という点。我が家も説明書を片手に、初期設定をしましたが、ダッキーの手のボタンをカチカチすることでしか設定できないので、すごく時間がかかりました。
ちなみに、高齢の一人暮らしの母親・父親にダッキーをプレゼントする場合も、こちらで初期設定をすませてから送るのがおすすめ。日付や起床時間、呼び方など、最初に操作して設定する内容は多めなので、70代・80代の人にはハードルが高いと思います。

おしゃべりできる会話ロボット・ぬいぐるみとして、ダッキーの致命的な欠点は「声がかわいくない」というところ。くぐもっていて、間延びしたやけに明るい声で、いかにも「機械」っぽい感じ。
高齢者は明らかに声が聞き取りにくそうだし、なんかロボットと話している感がすごくて残念です。
おしゃべりロボット・コミュニケーション犬を買うなら、絶対に声の口コミを見てから購入することをおすすめします。

ダッキーの体重は重くて、5歳の娘にとっては持ち歩きにくそう。かつ、電池が入ったお腹の部分が固いです。抱いたときのおなかの違和感はハンパないです。
子供の場合、おしゃべり機能は不要で、柔らかくて軽いぬいぐるみの方がおすすめです（笑）。