中学校から本格的に始まった英語の授業&テスト。思ったより点が伸びなくて、悩んでいる親子も多いのでは?
我が家の中学生の長男もとにかく英語嫌い。今でこそ、英語のテストでは毎回90点台中盤~後半をとれていますが、1年生の1学期はアルファベットのdとbすら区別ができないレベル(!)で苦労しました。でもポイントをおさえれば、英語のテストの点はぐっとアップします。
このブログ記事では、我が家が実際に試した勉強方法・問題集・勉強時間などを紹介します。口コミやレビュー、体験談、経験談が知りたい人は参考にしてみてください。
ちなみに中学生の長男は、中間テストや期末テストでほぼ毎回、学年1位をとっています。塾は一度も行ったことがなく、すべて自宅学習です。
このブログ記事はこんな人におすすめ
・英語が苦手で、定期テストで足を引っ張っている…
・忙しいから、ぱぱっとできる効率的な英語の勉強方法を知りたい
・英語で60点~70点が目標の人は、何をすればいいの?
・最初は英語が得意だったのに、だんだん分からなくなってきた
・リスニングが苦手、点がとれない…
・英語の定期テストで学年1位をとるにはどうすればいい?
英語のおすすめの問題集をまとめた記事がこれ↓
英語嫌い・テストの点が悪くても、中学1年生のうちはまだあきらめない
一見、差がついているようでも、まだ追いつける
「英語だけ点が悪い」、「授業を聞いても全然理解できない」。そう気づいた時点で、中学1年生の2学期あたりであきらめてしまう子も多いです。でも、まだ中学1年生だったら絶対に間に合うので、英語の勉強をあきらめてはダメです。
我が家の長男も、中学1年生の最初はアルファベットを書き間違えていたり、Wednesdayも知らなかったりと(水曜日)、レベルは低い方でした。
英語は、小学生のうちから塾や英会話レッスンに行ったり、英検を受けている子供もいて、かなり差があるように思えます。でも中学に入っても普通に追いつけます。
長男も、これまで英会話も一切行っておらず、もちろん両親も英語をしゃべれません(笑)。
中学1年生の時の英語は、親が主導・サポートするのがおすすめ
私の経験から言うと、中学1年生で英語が苦手な子供は、最初の半年間は親がサポートするのがおすすめです。なぜなら、英語を習いたての子供は、一見ありえないレベルのミスをして、テストの点を引かれているから。
例えば、「Mr.Yamada(山田さん)」と書くところを「mR,yamada」と書いていたり。とにかく英語の読み方に慣れていないので、「the」の読み・意味が分からずにつまずいたり。
長男の場合は、ピリオド忘れや、「Thisismy bag」のように単語をくっつけて書く悪癖があったので、そこを徹底的に修正しました。
親が、英語がほとんどできなくても大丈夫!大文字と小文字の違いや、英語の書き方の基本をチェックしてあげたり、丸付けをすることで、子供をサポートして下さい。
こういう細かい修正で、テストで5~6点は変わってきます。
一番のキモはbe動詞と一般動詞!そこをくどいくらいにやる
すでに英語が苦手・嫌いになっている中学1年生は、ほとんどの確率でbe動詞と一般動詞の区別を理解していないことが多いです。
例えば、I am a student.(私は生徒です)がbe動詞の文、I play soccer.(私はサッカーをします)が一般動詞。どちらも中1の1学期頃に習います。
個人的に、ここは英語学習の一番のキモで、これを分かっていないと、普通に「I is play soccer」などという文章を作ってしまうし、こうなると疑問文や否定文も全滅です。
優先順位としては、3単現のsとか、canとかそういう使い方の前に、まずはとにかく徹底的にbe動詞と一般動詞を理解させることが大事です。
じゃあ具体的に、どんな勉強方法がいいの?学校のワークとかでいいの?
我が家は、市販の英語ドリル・問題集を6冊くらい持っていますが、その中で一番おすすめのものを紹介します。
英語が苦手な中学生におすすめの市販問題集「教科書ぴったりトレーニング」
この問題が解けるようになれば、定期テストで60~70点はとれる
「英語が苦手だな」「基礎からやりたい」という中学生の子供におすすめなのが、問題集「教科書ぴったりトレーニング(英語)」です。
これは、完全に教科書に沿った内容なので、予習・復習にも便利。
ただ、買うときは、自分の子供の中学校の教科書が、どの出版社なのかをチェック。それによって、教育出版版か、東京書籍版か、啓林館版かで変わってきます。
値段は1300円くらいで、かなりコスパ高め。この問題集を間違えずに解けるようになれば、テストで60~70点くらいはとれると思います。(中学1年生の場合)。
赤シートで隠せる単語ブックも付いているので、中間・期末テスト前にチェックするのにも活用しました。
息子の中学は、教科書は「NEW HORIZON」なので、東京書籍版を購入しました↓我が家も愛用しています。
英語の市販ドリル・問題集って必要?買うメリットとは
学校で配られた英語のワークやプリントがあるのに、わざわざ問題集って買う必要ある?と思うかもしれません。結論から言うと、我が家は絶対必要でした。
なぜなら、正直、中学校の教科書を見ても、あまり文法のポイントが解説されていないから。例えば、子供が疑問文の作り方を確認したいと思ったときに、「教科書ぴったりトレーニング」なら、英語の文法のポイントを、コンパクトに分かりやすくまとめてくれているので、子供が復習しやすいです。
あと我が家は、長男がテスト期間中なのに、英語の教科書やワークをまるっと学校に置き忘れてくることが多かったです。家で単語の復習をしたいとき、範囲の確認をしたいときなど、教科書に沿った内容のドリルが家に1冊あると、かなり便利です。
英語が苦手なうちは、同じ問題を何度も解くのが大事です。
我が家はこの問題集のほとんどのページをコピーして2度やらせましたが、最初から2冊買う方が楽なのでおすすめ。
中学の英語の教科書が「Sunshine」なら、教科書ぴったりトレーニングはこの「開隆堂版」 ↓
英語のテストが20点~30点レベルなら、学習教材「すらら」を選択
上の文章では、「教科書ぴったりトレーニング」などの問題集をやれば、60点くらいはとれる、と書きましたが、現時点で、英語が20点くらいしかとれていない子供の場合は、自力でやるには限界があります。
英語のドリルをやる集中力に欠けていたり、一からもう一度分かりやすく説明される必要があるからです。この場合、親がサポートするにもちょっと無理があるので、個人的には、「すらら」というインターネット教材がおすすめ。アニメーション付きの丁寧な解説と、基本的な問題が入っています。「偏差値30~40くらいの子供におすすめ」という口コミも多いです。
プライベートでも、テストが平均点以下の子供のママに、すららをおすすめすることが多いです。スマイルゼミやチャレンジパッドって、勉強のできない子はほとんど使わなくなるので。。
ただ注意したいのは、「すらら」は学校の授業内容を8割以上理解している子供の場合、問題が簡単すぎるのでミスマッチです。難易度の高い応用問題に挑戦したい子供にとっては、あまり向いていません。
「すらら」はあくまで、勉強が苦手な子供がメインターゲット。黒板の板書のように、重要ポイントが時間差で画面に現れたり、アニメのキャラクターが「〇〇を覚えているかな?」と話しかけてくれたり、学校の授業を聞いていなくても一から分かるように説明してくれます。
リスニングが苦手な中学生におすすめの勉強方法3つ
中間テスト・期末テスト対策なら、教科書のQRコードを活用
「英語の読み書きは得意でも、リスニングだけは苦手」という子供はけっこう多いです。感覚的に、理系寄りで頭のいい子供に、そういうパターンが多い気がします。
とりあえず、中間・期末テストのリスニングをどうにかしたい、という対処法としては、オーソドックスに、教科書の英文をひたすら音読する&聞くことがおすすめ。東京書籍の「NEW HORIZON」は、ページにQRコードが付いていて、音声を聞くことができます。
ちなみに、子供が英文を音読している時、たまには親が聞いて、発音が合っているかチェックするのがおすすめです。
我が家の長男はテスト期間中に、教科書の範囲の英文をすべて、4回以上リスニング&音読しています。
長期的なリスニング力アップのために、おすすめの英語教材
定期テスト対策には教科書の音読がおすすめですが、長期的にリスニング力をアップするには、もっと基本的な英文を何回も聴くのがおすすめです。
我が家はリスニング系のドリル・問題集もたくさん買いましたが、結論から言うと「小学生のための おぼえる 英単語・熟語1000」が一番使いやすかったです。
え、小学生向け?と思うかもしれませんが、中学1年生の教科書レベルの英文・英単語だらけで、基礎のリスニングにはぴったりです。
なんだかんだ、一番使いやすかったのがこれでした↓値段も安いし、おすすめ。
我が家は 「小学生のための おぼえる 英単語・熟語1000」で、中学生の長男と、小学校高学年の次男に、タブレットやスマホで、1日5ページを2巡して聴かせていました。所要時間は一日5分以下。
章立ては「動詞」「人の顔・体」「食べ物・飲み物」などに分かれていて、例えば「食べ物・飲み物」の章をとりあえず毎日聞く、4、5週間して耳がだいぶん慣れたら、次の章へ行くというのを繰り返しています。
長男も次男も、部活動やクラブチームで忙しいので、平日は2日程度、あとは土日にそれぞれ5分ずつ聞いています。
基本的な英文の発音を聞けるものなら、どんな英語教材でもOK!
大事なのは、週に3、4回、聞くことです。5分でいいので。
ちなみに我が家が次によく使っているのが、大人気の「キクタン」です。中学の全範囲の英単語が入っています↓
英検の無料過去問でテストをして、たまにリスニング力をチェックする
毎日リスニングをして、だいぶん英語に慣れてきたなと思ったら、数ヶ月に1回、リスニングテストをしてみるのがおすすめです。
無料でやるなら、英検公式サイトから過去問を入手するのがおすすめ。中学1年生なら、英検5級のリスニングの過去問がちょうどいいです。我が家も何度かやりましたが、最初はリスニング正答率が5割くらいで半泣きだった長男も、今ではやっと9割以上になりました。
英検5級の過去問題集は、こちらから見る&聴くことができます↓
何度もリスニングテストをしたいなら、英検5級の問題集を買うのもおすすめ
リスニングテストのために、英検の過去問題集をダウンロードしたり印刷するのが面倒くさい、という人には、英検向けの問題集を買うのがおすすめ。
長男と次男が使っているのは「小学生のための はじめての英検5級」と、「英検5級 完全対策」です。英検対策としてはまったく使っておらず、どちらもCD付きなので、家でリスニングのテストをしたいときに活用しています。
例文や小テストなど、リスニングの問題量もわりとあるので、時間をおいて何度もトライしています。
レイアウトも子供らしくて見やすい問題集↓リスニング問題のページはコピーして、何度も使用してます。
分厚くて解説もしっかりしている問題集↓レベルは英検5級なので、中学1年生がチャレンジできるリスニング内容。
英語のテストが70点~80点の人に足りないのは、分析力
ここからは、英語が苦手じゃなく、そこそこできるという人向けの内容です。
定期テストで英語が70点台や80点くらい、という中学生は、勉強ではなくまず分析をした方がいいです。
これまでの定期テストを見返してみて、自分がどのジャンルが苦手なのか、ミスにはどういう傾向が多いのか、必ず把握しましょう。例えば、副詞の位置を勘違いしているので、毎回並び替え問題で間違えたり、あるいは、英作文で長い文章にしてしまうので減点されやすかったり。そういう場合は、新出単語を覚えるときに「品詞」をセットにして書いたり、英作文ではミスしにくい極力シンプルな言い回しを覚えたりして対策します。
また一見、ミスの内容に「共通点」がないように見えても、80点になってしまう「原因」は必ずあります。
例えば、後半の問題が間違えやすいのなら時間が足りなくなって焦っている可能性もあるので、英語の読み取りスピードをアップさせる対策をとる。
「点がなかなか伸びない」と悩んでいる人は、一旦、これまでの定期テストを引っ張り出して、じっくりと眺めてみましょう。
次は、中学の英語のテストで100点を目指す人のためのポイントだよ!
英語のテストで90点後半~100点をとるための勉強法を公開
我が家の長男も、まだ100点はとったことがないので、偉そうなことは言えないのですが…。長男の定期テストの勉強方法・勉強時間を紹介します。
学校のワーク・教科書の音読・基礎問題集はすべておさえる
英語のテストで90点台後半をとろうと思ったら、いかにプラスアルファ部分を勉強するかが勝負になります。
なので必然的に、学校のワークや音読、「教科書ぴったりトレーニング」などの基礎問題集は、必ず一通りすませるのが鉄則です。
我が家では、教科書の内容に沿った勉強は、テスト4日前までに一通り終わらせています(習った範囲のみ)。と、一言で言うのは簡単ですが、これらの基礎問題だけでもけっこう範囲もページ数も多いです。
これらの基本的な対策では、シンプルな問題をいかにミスを減らして素早く解けるか、という点を意識しています。
テストの10日前くらいから、基礎の復習を始める。最初に「教科書ぴったりトレーニング」で授業の内容を思い出すところから↓
100点をとるための効率的な方法はない。問題を解いた量に比例する
我が家の経験談から言うと、英語のテストで100点をとるための効率的な方法はない気がします。最終的に2点、1点を分けるのは、どれだけ問題の量を解いたかにかかっているので、つまり93点を95点に上げるために問題集を10ページくらいやる必要がある。非常に効率が悪いです。
まあそれでも、中学1年生のときにたくさんの問題をこなしていれば、読み取りスピードも上がるし、問題パターンを覚えると模試でも点が伸びそうなので、やる意義は大きいです。
英語のテストで90点台後半を目指すためのおすすめの問題集・ドリル
我が家はたくさんの問題集を買い込んで試しています。
定期テストや模試でプラスアルファの点をとって差をつけたいなら、「最高水準問題集 (シグマベスト)」、「英語 ハイクラステスト」、「英語 標準問題集」の3冊がおすすめです(問題が難しい順に並べています)。
どの問題集も直接書き込めるタイプで、子供もぱぱっとやりやすいです。教科書別に分かれてはいないので、学校で習った範囲に該当するページを見つけて、部分的に飛びながら解いていく感じです。
標準と、プラスアルファがバランスよく入った問題集。問題も多めで色んなパターンに慣れやすくおすすめ↓
中学校の定期テストの難易度にもよりますが、最初は 「英語 標準問題集」 で、標準~ややレベルアップした問題あたりを解くのがおすすめ。同じ単元の中で少しずつ難易度が上がり、かつ問題量が多いので、コスパは高いです。
「最高水準問題集 (シグマベスト)」 は人気のシリーズで、基本的な問題~レベルアップした応用問題まで幅広く載っているので、持っていて損はないです。 実際の高校入試に出された問題も掲載されているほどの実践レベルですが、 ただ難易度の高すぎる問題を解くと混乱することもあるので、子供の様子を見ながら進めた方がいいです。
英語がかなりできる子供なら、この最高水準問題集がおすすめ↓我が家は、この問題集の標準レベルのページだけやっている。
【結論まとめ】目標となる点数に合わせた勉強法5パターン
長い記事になりましたが、結局のところ「自分に合った勉強法をしようね」というのが結論です。要は、テストで90点の人が、基礎問題ばかり繰り返し解いていても、意味がないわけです。
パターン別にまとめたのがこちら↓
◆50点くらいを目指す人
→自力や親のサポートでは限界があるので、学習教材のすららが断トツおすすめ。
◆60点(平均点)~70点台を目指す人
→「教科書ぴったりトレーニング」をメインに、同じ問題を何回も繰り返すのがおすすめ。
◆80点~90点くらいを目指す人
→これまでの定期テストの自分のミスを洗い出す。分析し、傾向と対策を練る。
◆90点台~100点を目指す人
→とにかく多くの問題集をこなす。「英語 標準問題集」や「最高水準問題集 (シグマベスト)」など。
◆リスニングだけ強化したい人
→「キクタン」や「小学生のための おぼえる 英単語・熟語1000」を使い、継続して聞く。
テストの点を上げるためにやみくもに勉強するのではなく、自分の目標レベルに合った方法からまずはやってみてね!
応援しています!
学年1位をとるための1日の勉強時間や、スマホとの付き合い方などの記事はこちら↓
とにかく勉強が苦手、早めにどうにしかしたい、という人におすすめの「すらら」↓
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