現在中学3年生になった長男ですが、1年生の時の学校の定期テストでは、ほぼ毎回学年1位をとっていました(それ以外は学年2位)。
実際の勉強時間ってどれくらい?睡眠時間は?塾に行かなくても学年1位はとれる?どの科目を重点的にすればいいの?など、勉強のコツを我が家の実体験から紹介します。
このブログ記事を書いている人:ホンネ母さん
京都大学卒(文系)の3児の母。
夫は京都大学&京都大学大学院を卒業(理系)。
子供は、長男中学3年生、次男が中学1年生、長女が小学3年生。
息子は週6でスポーツのクラブチームに通っているので、少ない時間で効率的に勉強できる方法を模索しています。
長男は定期テストで学年1位、次男は学年3位。模試の偏差値は5教科70。
おすすめの問題集・ドリルや勉強法、ほか知育玩具も紹介しています。
中学生の定期テスト、学年1位をとるには何点くらい必要?
長男の順位と、5教科合計得点
1学期中間テスト…学年1位(合計480点、学年平均330点)
1学期期末テスト…学年1位(合計475点、学年平均314点)
2学期中間テスト…学年2位(合計453点、学年平均270点)
2学期期末テスト…学年2位(合計464点、学年平均272点)
3学期学年末テスト…学年1位(合計467点、学年平均266点)
長男は一人目の子供なので、親である私も中学のテストの傾向や雰囲気が分からず不安でしたが、長男は中1のときの5回の定期テストで、学年1位が3回、2位が2回という結果でした。
後半からテストも難しくなり、得点もなかなか90点台後半が出ず、苦労しました。
長男は、英語と社会、国語が得点源となって全体を引っ張り、5教科の総合得点は1年を通じて450点~480点と、幅広くなりました。
定期テストで結果を出すと、通知表&内申点も高くなる
定期テストで点をとる、順位を上げることのメリットは、何と言っても通知表がよくなる=内申点がよくなる、ということだと思います。実際、長男は英語や数学の提出物の出し忘れも多く、授業態度もあまりよくはないようですが(汗)、テストの点がいいので通知表はほとんど5。
ただ、親の私も、本人である長男も、通知表(内申点)はほとんど意識していません。単純に「1位ってかっこいいし、テンション上がるよね~!」というスタンスで、勉強を頑張っています。
中1で内申点を気にしすぎる中学生ってどうなのか?と個人的に思うので。学校生活は先生の評価を気にしすぎず、のびのびと!
成績を上げるために、塾は必要?行かなくていい?
我が家の子供たちは全員、塾に行ったことがないし、これからも行かせる予定はありません。ちなみに、通信教育やタブレット教材も一切使っておらず、勉強はすべて市販の問題集でやっています。
いろんな人から「塾に行っていないのに、学年1位ってすごい」と言われましたが、個人的には、塾に行っているイコール、勉強ができるではないと思っています。
多くの親が「塾に行かせないと成績は上がらない」と思っているようですが、定期テストで学年1位を目指す場合、塾に行く行かないは全く関係ないです。
実際、1年生の学年末テストでは、得点がトップ5に入った上位5名のうち、塾に行っていた子供は2人のみ。それ以外の3人は、長男を含めて塾に行っておらず、普段は運動部で遅くまで活動しています。
塾に行っていないと「どう勉強すればいいか」を自分で効率的に考えるので、自分の力になる気もします。
1日どれくらい勉強すれば、学年1位をとれる?
長男(当時中学1年生)の勉強時間
◆通常期
平日…10分~30分
休日…30分~1時間
◆テスト期間(テスト1週間前)
平日…1時間~1時間半
休日…3時間~4時間
1日8時間も10時間も勉強する必要はない
長男の勉強時間を見て「あれ、意外に少ない…」と思った人も多いと思います。
私も、長男のテスト期間中につい気になって「中学生 1日の勉強時間」と検索したりしました。そうしたら、休日は1日12時間だとか、平均8時間だとか、すごい数字が出てきて驚愕しました。
学年1位をとるにはそれくらい勉強しないとだめなのかとショックを受けそうですが、成績を上げる上で大事なのは、勉強時間の長さよりも、集中している時間の長さです。
授業中にきちんと話を聞いていれば、家での勉強時間を減らせる
個人的には、テスト期間以外の平日の勉強時間がちょっと少ないなあ(10分~30分)とは思いますが、それ以外は、まあ妥当な勉強時間だと思っています。
テスト期間でさえ長男は平日の勉強がたった1時間だけですが、本人にしてみれば、学校で授業を受けている間も勉強時間なのだから、1日6時間勉強しているのと同じだ、と。
つまり、学校の授業中、家での勉強と同じくらい集中し、ほとんどをインプット・理解しているようです。必然的にそうすれば家での学習時間も減ります。
勉強時間は長ければ長いほどいいというのは幻想
周りの子供は、テスト期間になると土日両方とも塾に缶づめで、1日12時間勉強したという子も多いですが、大人でも12時間集中して勉強し続けるのは無理です。
「勉強時間は長ければ長いほどいい」と親は思いがちですが(私もついプレッシャーを与えてしまいますが)、まだ13歳、14歳そこらの子供が、たかだか定期テストのために睡眠時間を削って10時間以上勉強するというのは、逆効果のような気がします。
実際、子どもや先生の話によると、塾で忙しい子供の何人かは、疲れてしまって日中、授業で寝ている子も多いそうです。公立中学校なら、教科書の内容と先生の話を授業中にしっかり理解しておくことが重要です。
実際に我が家が定期テスト対策で使っていたおすすめの問題集はこれ↓
テスト期間の睡眠時間は、一日何時間?
テスト期間は睡眠時間を削って勉強する子供も多いですが、中学校の先生によると、睡眠が足りない状態で勉強するのは、二日酔いのふらふら状態で勉強しているのと同じだそうです。
夜にたっぷり寝て脳を休ませた方が、翌日の授業も集中できるし、自宅学習も身につくということです。
ちなみに我が家の長男の睡眠時間は、テスト期間でも通常でも、8時間~9時間です。夜は10時に寝て、朝は6時半か7時に起きています。
テスト計画表って必要?どうやって作ればいい?
親である私自身は、大の計画好き。私も中学・高校時代、定期テストや模試で毎回学年1位をとっていましたが、勉強計画はかなり綿密に立てていました。
長男の最初の定期テストでも、親である私がテスト計画表を作りましたが、長男はあまり計画を重視せず場当たり的に気分で勉強をやるタイプなので、大変でした。
長男が自分で作成した定期テストの計画表がこれ↑
字も汚く内容もすかすかで、あげくの果てに長男はこの計画表自体をなくしてしまい、先生に怒られながらもう一度計画表を作って提出したそうです。
ちなみに、長男はこの写真の計画表をまったく無視して、テスト勉強を進めていました。
結論から言うと、計画表がなくてもテストで結果を残せる子はいる、ということです。
計画表の段階では、ある程度、余裕のある計画を立てておき、途中で「この単元はもう完璧だから、やらなくていいや」「この分野はミスが多かったからもう1回ワークをやろう」など、柔軟に修正していく能力が必要です。
塾に行かずにできる、自宅学習の方法については、葉一さんのこの本も参考になります↓
人気教育YouTuberが自宅学習で成績を上げる方法を解説↓
それでもやっぱり、できることなら計画表は立てた方がいいよ。
勉強計画の作り方のコツをまとめたのがこの記事↓
学年1位をとるには全教科90点以上はとらなければならない
学年1位をとるには、5教科の合計でどれくらいの点が目安なのでしょうか。
長男の学年の傾向から見た限り、最低でも465点以上をとらないと、学年1位は難しそうです。5教科で465点ということは、1科目の平均は93点。科目によってバラつきが出るので、とりあえず全教科90点以上は必須条件で、加えて得意科目で満点に近い点数をとることが求められます。
難しい問題を解くことよりも、簡単な問題でミスしないこと
とはいえ、苦手科目もどうしてもあるもの。我が家の長男の場合、数学でケアレスミスが続き、2回連続で80点台を出したことがありました。ですがその場合も、英語と国語でそれぞれ98、96点という高得点を出していたので、学年1位をキープすることができました。
学年1位や2位は、数点差を争うレベルなので、難しい問題に時間をかけるというよりも「とにかくミスをしない」「見直しに時間をかけて点の漏れを防ぐ」という意識が重要です。
男子にありがちですが、数学の難しい問題にわくわくしてしまって時間をかけすぎ、結果、他の簡単な計算問題でミス連発というパターン…多いです。
5教科それぞれの勉強方法は?時間配分・勉強時間のバランス
長男は英語と社会に時間をかけ、国語と数学はノー勉
国語、数学、英語、理科、社会。5教科のどれに、一番勉強時間をかければいいのでしょうか。長男も自分なりに試行錯誤していましたら、5回の定期テストを経てたどり着いた彼の結論は「英語と社会に全力投球。国語と数学はノー勉(勉強ゼロ)でいく」というものでした。
5教科の勉強バランスは、本人の得意・不得意や、学校の先生のテストの出題傾向によって変わります。もちろん全教科を完璧に勉強するのが理想ですが、限られた時間で結果が出やすい、最もタイパ(タイムパフォーマンス)が高いバランスを見つけるのも大事です。
平均点が低くて差がつきやすい科目は、徹底的に勉強を
長男の5教科のテスト勉強で、勉強時間の比をざっくり言うと、英語4:社会3:理科2:国語0.5:数学0.5といった感じです。もともと苦手だった英語は、1年生の最初から一番時間を割くことで、今では得意教科に変わりました。5教科の中で確実な得点源でもあり点をキープしたいので、英語には一番力を注ぐようにしています。
社会は、とにかく出題範囲や暗記項目が多いので、必然的に勉強時間も増えるようです。また、意外に学年平均点も低く差がつきやすいので、あえて力を入れているようです。
定期テスト前に限らず、我が家では普段から子供たちに使わせているテキスト↓
テストの問題が易しければ、勉強しなくてもOK
長男は、英語と社会という文系教科に力を入れる一方、国語は、自分の読解力になぜか自信を持っており、ほぼスルー。私に言われてたまに、嫌々ながら漢字練習をやっている程度です。
ちなみに長男は、数学もほぼノー勉です。でもこれには理由があり、長男の学校の定期テストでは、数学は95%以上の問題がワークからの出題です。つまり、何度もやったことのある基礎的問題しか出ないのです。
ただ、数学は、模試や受験では応用問題も出やすいので、ノー勉でテストに挑むのは、本来NGだと思います。
長男が、ほぼ全教科で愛用していた問題集は「教科書ぴったりトレーニング」シリーズ。基本の復習にぴったり↓
5教科の勉強のバランスに正解はないけど、とにかく自分の頭で考えて工夫することが大事です!
寝転びながらできる勉強もうまく取り入れるのがコツ
テスト直前になると、休憩しないで一気に2時間連続で勉強、という場合もありえます。そういう時に、机に向かってワークをする勉強だけでなく、寝転がってできる勉強をはさみながら続けると、集中力が続きます。
長男は「ちょっと疲れたな」と思ったら、ソファに寝そべって理科や社会の暗記項目をのんびりとチェックしたり、英単語帳をめくったり、うまく気分転換していました。
また、ストレスがたまりにくいよう、我が家は勉強して1時間半くらい経ったタイミングでチョコを差し入れて、食べながらの勉強に切り替えていました。
我が家では、個包装のミニチョコを、テスト期間のためにストック。勉強に疲れた頃に差し入れるのがコツ↓
親が関わるのは、スマホの管理!ゲームもLINEも制限する
子供がテスト期間中、親が唯一口を出すべきポイントは、スマホの管理です。賛否両論あるかもしれませんが、中学生男子がスマホを自制心や節度を持って使えるとは、私は思っていません。大人でさえ気づけば2時間くらいネットサーフィンをしていることもあるのに、テスト期間中でストレスをためている中学生の近くにスマホがあると、どうしても気が散るからです。
我が家の場合、普段はゲームを含めてスマホは1日1時間と決めていて、テスト1週間前になったら、ゲーム禁止というルールを作っています。
一度、テスト期間中に、私と長男と口ゲンカになって「勉強のこと、うるさく俺に言うな!」と言われたので、親の私も反省しました。ですが険悪な雰囲気の中でも、長男が「テスト期間中、スマホの制限だけはしてほしい」と、私にスマホを渡してきました。
子供たちは、自分でも「スマホがあると集中できない」と分かっているのです。でも自分ではなかなか、スマホから離れる勇気が出ない。私は、ときには親が強く制限することも必要だと思います。
「スマホやゲームを制限しても、勉強時間が増えるわけではない」?
よく言われるのが「親がスマホやゲームを制限したからといって、空いた時間に子供が勉強するとは限らない」。
それはその通りです。長男は、スマホをしない空き時間を、歴史本の読書やパズル、カードゲームなどに使っています。でも個人的には、勉強時間は増えなくてもいいから、それでもスマホを制限すべきと思います。
私の中では、スマホを使っている状態がマイナス1点という状態(目も悪くなるし思考停止になる)です。それは、スマホをしないだけで0点に戻り、加えて、パズルをする、本を読むなど脳を活性化することでプラス1点。具体的な勉強をするというのはプラス2点くらいのイメージです。
例え子供が勉強をしなくても、スマホから離れておしゃべりしたり、知育玩具で遊んだりすることで、長い目で見ると勉強につながっていると思います。
最近人気なのは、スマホを一定期間使えなくする「禁欲コンテナ」とも言われる、タイムロッキングコンテナ。テスト期間や、受験生の子ども本人や親が買うことも多いそうです。
スマホ依存症気味の中高生におすすめのアイテム↓テスト期間だけでもOK。
社会の成績アップ!テスト期間以外に「歴史漫画」を読む
定期テストで学年1位をとるためには、テスト以外の期間でも、普段からいかに知識をインプットできるかも大事です。
我が家では長男も次男も、小学4年生くらいから、日本の歴史漫画を読んでいます。これを読んでいれば基本的な歴史の流れは頭に入っているので、中学の歴史のテストでも、暗記する項目は減って楽になります。
ちなみに、最近の歴史漫画は登場人物も美男美女で、勉強嫌いの子どもも食いつきやすいのでおすすめ。
長男の中学の社会科の先生が「中学1年生で織田信長を知らない子もいる」と言っていましたが、知識がまったくない子は、テスト期間だけで全部を覚えるのは不可能。
中学生でも全然遅くないので、普段からぱらぱらと歴史漫画をめくっているだけでも、だいぶん差がつくはずです。
我が家のおすすめの歴史漫画は、断トツで、この角川漫画↓人物が今どきでキラキラ、コンパクトで持ち運びやすい!
日本の歴史漫画を比較してランキングをつけたブログ記事はこれ↓
定期テスト対策に!5教科のおすすめの市販の問題集・ドリル
我が家で使っているおすすめの問題集は、この別記事で紹介しています↓
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